マシュー・マクファディンを中心に : I Love, I Love, I Love You

イギリス人俳優マシュー・マクファディン(Matthew Macfadyen)周辺などに関する備忘録。
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グローブ座来日公演「ハムレット」と寄付に関すること

ロンドンにあるグローブ座(Shakespeare's Globe)の来日公演「ハムレット」が
2015年の8月19日と20日にさいたま芸術劇場にて上演されます。

国連加盟国全部を回る(多分)、というなんとも無謀というかなんというかな企画で、
シェイクスピア生誕450年の昨年にスタートしました。
グローブ座が世界に、ということでGlobe to Globe。
以前、その逆の意味でのGlobe to Globe、世界がグローブ座に、
ということで日本語を含むいろいろな言語で演じられるシェイクスピア作品を
グローブ座で上演、なんてこともあったりもしたようです。

で、日本公演の詳細について、なかなかアナウンスがないと思っていたのですが
(実はどこかであったのかも…ですが)、
先日、グローブ座よりこの日本公演に関する一通の手紙が届きました。

(2年前にジョセフ・ミルソンさん主演の「マクベス」を
たった5ポンドでとっても楽しませてもらったので、
残っていってほしい、頑張ってほしいな、という意味を込めて、
ニワカミーハー根性丸出しでフレンドの端っこの方に入れてもらってます)

日本公演の詳細情報は上演劇場であるさいたま芸術劇場のページをご覧ください。

上記ページを見ていただくとわかると思うのですが、
この公演はなんとチケット代「無料」。

これを見た方は、「なんと太っ腹なのか」、「さすが本場は違う」、「いっぱい助成を受けてお金があるんだろうな」、
そう思われたかもしれませんが、実はそうではありません。

私に先日届いた手紙は、日本の公演のお知らせでもありましたが、本題は他にありました。
手紙は、この企画の責任者であるグローブ座の芸術監督、ドミニク・ドロングール(Dominic Dromgoole)氏の名義となっており、
日本にGlobe to Globeが行くよ、日程や劇場は…ということに続き、以下の文が書かれていました

「不測の事態により、さいたま芸術劇場での公演が承認されるのが大変に遅くなりました。
そして、入国管理法上の事情から、この公演において、チケット代を徴収することが許可されませんでした。
私達はツアーにかかる資金の一部を賄うために、寄付をしていただけることを望んでいます。」

つまり、のっぴきならない事情でチケット代を無料にせざるを得なかった、ということのようです。
オフィシャルサイトにはスーダンでの公演は無料だった、と書いてありますが、
それは多分スーダンだから、だと思います…多分…。

更に、以下の文章が続きます。

「ご存知の通り、我々はいかなる公的資金も、政府からの援助も受けておりません。
私達の例を見ない芸術的野心は、あなたのような、地元のそして様々な国々の
フレンドやパトロンによって支えられています」

ここに記されているとおり、グローブ座は公的な援助は一切受けておらず、
全て個人や私企業からの寄付で成り立っているのです。

そんなわけで、決して、お金があるから、太っ腹だから無料なわけではないこと、
チケット代を取りたいのに取れない状況にあるにもかかわらず、それでもやっぱり上演をするという、
この事情をぜひ知っていただきたいと思ったのでした。

…とはいえ、私もこれ以上の事情を知らないので、
グローブ座側に大きな落ち度があり、このような事態になったのかもしれませんし、
この国の制度がそうさせたのかもしれませんし、そのあたりはわからないので、
絶対に寄付してほしい、とは言いませんが…。

ちなみに、寄付は5GBPからとのこと。
グローブ座の立ち見席と同じ額です。

公演を観に行って、良かった!と思ってからでも遅くはないと思いますので、
その気のある方は寄付されてみてはいかがでしょうか?

寄付の受付とGlobe to Globeツアーの詳細はこちらから。

事情に全く疎く、英語ができない上、事実確認ちゃんとせずに書いてしまったので、
色々勘違いや間違いなどあるかと思いますが、
とりあえず寄付を必要としてるっぽいというのは確かだと思いますので…。


それとは全然関係ない、というか実はあるのかもしれませんが、
この公演は、各国の「らしい」環境でやる、といっていた気がするのと、
ロンドンのグローブ座に屋根がないので、屋外の環境でやるのかな?と思っていたのですが、
普通のちゃんとした劇場でやると知ってちょっとだけがっかりしてしまったりも…。
なんて蛇足ですが…。

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