マシュー・マクファディンを中心に : I Love, I Love, I Love You

イギリス人俳優マシュー・マクファディン(Matthew Macfadyen)周辺などに関する備忘録。
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RADA(王立演劇学校)100周年記念本"OFF STAGE"

と、いうわけで?RADAに関する講座に参加したこの機会に
以前から何度かこちらでも言及している
RADA100周年記念本"OFF STAGE"の内容をちょっと…。

Off Stage: 100 Portaits Celebrating the Rada CentenaryOff Stage: 100 Portaits Celebrating the Rada Centenary
(2006/08/03)
Miranda Sawyer

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RADA100周年から2年後の2006年に発行された本で、
RADAの卒業生のうち100人のポートレイトと、
一部を除いてRADAの受験時、そして入ってからのエピソードが掲載されています。
(掲載者一覧をこの記事の最後に記載してみました)

そのうちのマシューとマンガンさんのエピソードを。
…相変わらず私の大嘘訳ですが…。

マシュー・マクファディン(1992-95)
offstagematthew.jpg

「最初のオーディションは恐ろしかった。
僕はオールビーの「動物園物語」と「ヘンリー五世」の一部を朗読した。
その後、選考員の一人が17歳だった僕に、
とにかく若すぎる、オーディションを受けるべきではなかった、と言ったんだ。
僕は打ちひしがれた。
その後、約一週間後に僕は2次試験に呼ばれたんだ。

当時校長だったオリヴァー・ネヴィルが学校にいる僕に電話をかけてきた。
僕はその時試験を受けていて、彼が10分もかけてとても細かく
僕のAレベルについて訊いてきたことを覚えている。
結局彼は僕に9月頭からの入学を許可すると伝えてきた。信じられなかった。
彼は僕が申し出を受けるかどうか、その時とても優しく訊いてきた。
僕はただ笑いながらひどく興奮してしゃべっていた。そのくらいホッとして、興奮していたんだ。

僕の何が良かったのかはわからない。でも、僕は他のどこにも行きたくなかったんだ。
僕は気分が激しく浮き沈みしたのを覚えてる。だけどいつも忙しいと感じていて没頭していたよ。
ラバンなんかのいくつかの科目はとても不可解だった。
最初の学期の初めごろ、発声の授業で「ヴァギナで青い呼吸をして」と言われたのを覚えてるよ。」

最後の一文が訳ワカメ過ぎて…"breathe the colour blue"って何か熟語?でしょうか…。
あと"vagina"はいくら調べてもそのままの意味しか出てこなくて…マシューにはない…ですよね…。
多分マシュー少年も「意味わかんね―!」って思ってたと…。

にしても、校長から合格を告げられた時のマシュー…
バーターさんは「大体皆泣く」って言ってたけど、笑ってたなんて…マシューらしい(笑)
感情が昂ぶると笑っちゃうタイプなんだろうな。
どんなに訓練を積んでも、笑い上戸だけは直せなかったんだね、とか(笑)
そして興奮して喚き散らしてるさまも何となく目に浮かぶようです(笑)

スティーブン・マンガン(1991-1994)
offstagestephen.jpg

「子供の頃、僕は俳優をだれも知らなかったし、自分がなるだなんて思っていなかった。
宇宙飛行士みたいに誰か他の人がなるもので、僕みたいな人間に起こることじゃないと思ってた。

僕はオーディションについてほとんど覚えていない。
3回あって、最後の一つは一日中かかったってことくらいしかね。
1990年の10月の終わりごろから僕の母が病気になり、僕は冬の間ずっと彼女の看病をしていた。
最終選考の8日か9日前に彼女は亡くなったので、僕は通夜と葬儀に行ってきたところだった。
僕は家の外に出て何かをできるのが嬉しかった。
でも、今までしてきたことに比べると、全てが些細なものに見えた。

僕が何か月もその準備に費やしたスピーチと全く同じものを
ジョナサン・スリンガーも用意してきたのを覚えてる。
僕らのうち一人しか最終日の最終選考にそのスピーチをすることができなかったので、
僕は彼にそれをやれよと言ったんだ。

僕が手紙を受け取った時、僕は何かを楽しみにすることができることにものすごくホッとした。
物事が僕を立ち止まらせるために横たわっているように見えた。
僕はケンブリッジに行って、法学位を取得したけど弁護士になれる見込みがなかったし、
この年は病院を行ったり来たりだった。
今から新しい人生を始めることができると思ったことを覚えてるよ。

同期にはアンドリュー・リンカーン、ショーン・パークス、サーシャ・ヘイルズ、
ジョナサン・スリンガーがいて、みんなと良い友達なんだ。特に男連中はとても親密だった。

僕はシフォンスカーフを身にまとって扮装し、妖精になるのがすごく下手だった。
僕らは精根尽き果てすごく長い間洞穴で暮らしたみたいだった。

動物のまねもたくさんした。イグアナやモグラなんかになったよ。
僕はガッカリした。なぜなら僕はどこかでマーロン・ブランドが演劇学校にいるとき、
動物を演じるのがとてもうまかったと読んだからだ。
これは僕が役立たずになる予兆だと思った。僕はフンコロガシすらまともに演じられなかったから。

実は、いくつかの理由から僕はエリザベス朝のダンスがものすごく得意だった。
僕はとてもそれを楽しんでいたし、詩も好きだったんだ。
僕はいつもRADAに感謝している。僕らはそこで沢山のことをした。
それに僕はRADAに入る前は殆ど読書をしなかったんだ。

僕はすごく頑張ってたけど、確かにロンドンを楽しみもした。
同期のうち、学校から直接RADAに来た人たちと、
それ以前何かをしていた人たちの間には大きな違いがあった。
もし18歳で、実家から初めて出てきたなら、全くそうは思わなかっただろう。
でも、僕には全部の授業に出席しないといけなくて、それが9時から始まるのが大変に思えた。
もっとも、多分彼らのやり方が正しかったんだろうけど。」

マンガンさん…すごく大変だったんだな、と…。
実はお父様も若い頃(お母様よりは後だと思います)に亡くされているようで…
その病気のことに関して、マンガンさん自身とてもいろいろ考えておられるようで…
その関連の記事も…なんとも…。

あの明るい笑顔はそういう経験があってからこそ、なのかもしれません。

他にも、講演会で言及のあったマキシン・ピークさんとか、
マシューの同期のヨアン・グリフィズさんのエピソードや他の方々も、と思ったのですが…。
英語力がなさすぎで収集つかなくなりそうなのでやめときます…。

ちなみにマシューとヨアンさんの同期、インディラ・ヴァルマさんによれば、
1992年入学組には30代が3人、あとは大体25,6歳だったとのこと。
インディラさんもマシューと同じく、入学最低年齢より下の17歳で入ったみたいで、
この年は随分年齢の幅が広かったのでしょうかね。
クラスはヨアンさんと一緒でマシューと違ったのか
ヨアンさんに言及はあれどマシューの名前はなくてちょっと寂しい…。

そういえばバーターさんにこの本の100人の選考基準お聞きしたかったんでした…(笑)
裏表紙には「RADAの卒業生の中でももっとも有名な100人」って書いてあったけど…。
みんな素晴らしい活躍をしている方々だというのはわかるけど、
一般的に「もっとも有名な100人」かと言われるとどうでしょう…。

私は勝手に卒業生のうち、存命で、俳優として活躍しているうち、
特にRADAをサポートしている(建て替えの際にお金を出した、とか)卒業生と、
撮影に参加できた(できない人は過去に撮った写真があった)人かな??とか思ってます…(笑)

マシューは今もずっと"Founding Screen Supporter"としてRADAにお金出してるし…。
やっぱりこの本に載ってるケネス・ブラナー、レイフ・ファインズ、
ジョナサン・プライス、アラン・リックマンなんかも…
まあ、この人たちはそうじゃなくても十分すぎるくらいホントに世界的に有名人ですが…。

最後に掲載されている100人の名前だけ掲載しておきます。
称号は出版当時のもの、名前のあとの数字は在籍した年、順番は掲載順です。
※のついている人は写真とフォトグラファーのコメントのみ。

Alan Rickman, 1972-74
Adrian Lester, 1986-89
Aidan McArdle, 1993-96
Alex Kingston, 1983-85
Michael Blakemore, O.B.E., 1950-52 ※
Frederick Treves, 1947-48 ※
Edward Woodward, O.B.E, 1946-47
Iain Glen, 1983-85
Andrew Lincoln, 1991-94
Bryan Forbes, C.B.E., 1942-44
Nanette Newman, 1951-52
Fiona Shaw, C.B.E., 1980-82
Firth Banbury, 1931-33
Terry Hands, 1962-64
Sheila Allen, 1949-51 ※
Josie D'Arby, 1992-95 ※
Ian Carmichael, O.B.E., 1938-39
Imogen Stubbs, 1983-85
Indira Varma, 1992-95
John Alderton, 1959-61
John Hurt, C.B.E., 1960-62
Jane Horrocks, 1983-85
Matthew Rhys, 1993-96
Sian Phillips, C.B.E., 1956-57
Joan Collins, 1949-51
Jonathan Pryce, 1969-71
Paul Rhys, 1983-85
Juliet Stevenson, C.B.E., 1975-77
June Whitfield, C.B.E., 1942-44
Julian Glover, 1953-54
Kenneth Branagh, 1979-81
Lloyd Owen, 1985-87
Maxine Peake, 1995-98
Barbara Jefford, O.B.E., 1947-49
David Warner, 1960-61
Lolita Chakrabarti, 1987-90
Mark Rylance, 1978-80
Matthew MacFadyen, 1992-95
Sheila Sim, 1940-42
Lord Attenborough, 1941-42
Isla Blair, 1961-63
Sibu Mamba, 1999-02
Margaret Tyzack, O.B.E., 1949-51
Steve McFadden, 1985-87
Michael Kitchen, 1967-69
Mike Leigh, O.B.E., 1960-62
Michael Seen, 1988-91
Philip Voss, 1956-58
Peter Bowles, 1954-56
Paul McGann, 1979-81
Richard Wilson, O.B.E., 1963-65
Polly James, 1962-64
Henry Goodman, 1969-71
Stephen Greif, 1965-67
Robert Lindsay, 1968-70
Richard Breiers, C.B.E., 1954-56
Ronald Pickup, 1962-64
Brian Murphy, 1954-55
Rosemary Harris, 1951-52
Sir Ian Holm, 1949-53
Fenella Woolgar, 1996-99
Sheila Hancock, 1950-52
Stephen Mangan, 1991-94
Rosemary Leach, 1953-55
Sarah Miles, 1958-60
Sir Roger Moore, 1944
Sylvia Syms, 1951-53
Bo Poraj, 1992-95 ※
Anton Lesser, 1975-77 ※
Imelda Stauton, 1974-76
Leigh Lawson, 1967-69
Peter Barkworth, 1946-48 ※
Jonathan Wrather, 1989-92 ※
Timothy Spall, O.B.E., 1976-78
Sir Tom Courtenay, 1958-60
Trevor Eve, 1971-73
Amanda Drew, 1989-92 ※
Tanya Moodie, 1990-93 ※
Tom Wilkinson, 1971-73
Warren Mitchell, 1948-49
Susannah York, 1956-58
Ben Whishaw, 2000-2003
Thelma Holt, 1951-52
Sir Anthony Hopkins, 1961-63
Janet McTeer, 1981-83
Michael Simkins, 1976-78 ※
Jonathan Hyde, 1970-72 ※
Liza Tarbuck, 1984-86
Trevor Baxter, 1949-51 ※
Glenda Jackson, C.B.E., 1955-56
James Dreyfus, 1987-90
Guy Henry, 1979-81
Stephen Beresford, 1991-94 ※
Richard Johnson, 1943-44 ※
Ralph Fiennes, 1983-85
Ioan Gruffud, 1992-95
Douglas Hodge, 1979-81
Marianne Jean-Baptiste, 1987-90
David Morrissey, 1983-85
Caroline Blakiston, 1955-57 ※

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