マシュー・マクファディンを中心に : I Love, I Love, I Love You

イギリス人俳優マシュー・マクファディン(Matthew Macfadyen)周辺などに関する備忘録。
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"The School for Scandal" at Barbican Theatre (1998)

マシュー・マクファディンがチャールズ・サーフェスを演じる
ロイヤル・シェイクスピア・カンパニー(Royal Shakespeare Company)による
"The School for Scandal"(「悪口学校」)の動画を観ました。

今回見たのは1998年11月19日にバービカン・シアターで上演されたものを収録したものです。

"The School for Scandal"(「悪口学校」)

あらすじ(「悪口学校」 / シェリダン作 菅泰男訳 / 岩波文庫 表紙より)

「ふたこと目には道徳を説くが裏では社交界を操る偽善家の兄ジョーゼフ。
財産を叩き売っては放蕩三昧の弟チャールズ。
インド帰りの叔父オリヴァーは兄弟の本心をためそうと、
兄には貧者、弟には金貸しを装って現れるが……。」

悪口学校 (岩波文庫)悪口学校 (岩波文庫)
(1981/10/16)
シェリダン

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原作:リチャード・ブリンズリー・シェリダン
演出:ディクラン・ドネラン
出演:マシュー・マクファディン(チャールズ・サーフェス)
   ジェイソン・オマラ(ジョーゼフ・サーフェス)
   ティム・ウィルトン(サー・オリヴァー・サーフェス)他

※V&Aアーカイヴカタログ上の制作陣、出演陣の一覧は以下の通り※

Designer : Nick Ormerod
Director : Declan Donnellan
Light Designer : Tanya Burns
Movement : Jane Gibson
Music : Paddy Cunneen
Playwright : Richard Brinsley Sheridan

Deborah Findlay : Lady Sneerwell
Jason O'Mara : Joseph Surface
Tanya Moodie : Maria
Celia Imrie : Mrs Candour
Alan David : Crabtree
Stephen Mangan : Sir Benjamin Backbite
Kenneth Cranham : Sir Peter Teazle
Emma Fielding : Lady Teazle
Matthew Macfadyen : Charles Surface
Robert Goodale : Snake
Siobhan O'Carroll : Lady Sneerwell's servant
John Rogan : Rowley
Hannah Lockerman : Lady Teazle's servant
Tim Wylton : Sir Oliver Surface
Jack Chissick : Moses
Israel Aduramo : Sir Toby Bumper
Daniel Caltagirone : Careless
Gerard Swift : Prince of Wales

上演劇場:ロイヤル・シェイクスピア・シアター
     バービカン・シアター
上演時間:約2時間30分(ビデオレコーディング収録時間)
上演期間:1998年10月 9日-1998年10月24日(ロイヤル・シェイクスピア・シアター)
     1998年10月29日-1998年11月21日(バービカン・シアター)

最初はマシューがベネディックを演じたCBJの「から騒ぎ」が一番の目当てで
V&Aアーカイヴ予約して、この「悪口学校」もマンガンさんと共演だし、
ということでついでに…という感じだったのですが…
結論から言うと、この「悪口学校」の方が大変にツボってしてしまいました(笑)

演出はCBJの「マルフィ公爵夫人」、「から騒ぎ」と同じディクラン・ドネランさん。
こちらはRSC公演、なのですが、CBJのサイトの過去プロダクション一覧にも載っていたのは
ドネランさんが演出されたからなんでしょうか???(事情全く知りません)

マシュー・マクファディン演じるのは放蕩三昧のチャールズ。
岩波文庫から出ている翻訳版スクリプトを読んだところ、
最初から名前は出てくるほぼ主役のような?中心人物なのですが、実際に出てくるのは中盤になってから。

ということでマシュー目当てとしてはちょっと残念…と思っていたのですが、
マシューチャールズ、最初から魅せてくれました~!

酒場みたいなとこでお酒片手にロープにぶら下がって歌って…!
(実際はもちろん足はかけるとこあったみたいですが)
下に降りたら踊りも披露~!
何だこれ、チャールズいきなりかわいすぎ…!

で、この頃の?ドネランさんの中でそういう演出が流行ってたのか?
その場に登場していないキャラクターも脇に控える感じではあれど結構舞台上には出ずっぱりな感じで。
自分これ生で見てたらマシューチャールズばっかり見てたんじゃ…危険…と思いました(笑)

このプロダクション、私が知る限りは画像が全然出回ってなくて唯一見たことあるのが
キャプションはジョーゼフ役のオマラさんになってるけど、これチャールズマシューだよね?
という後姿だったのもあって、時代物だし、カツラ系?ということで
外見的にあまり期待していなかったのですが…
もうね、外見からかわいすぎですよ…。

外見もキャラも"The Way We Live Now"の
サー・フィリックスがお好きなら絶対気に入る!というダメかわいさ。

酒片手に寝転がってダラダラしてるシーン多いし(笑)
でもこの姿勢でちゃんとセリフ喋るのって難しいよね、
訓練の賜物!とか感心したりしてました。

囃し立てて酒を飲ませようとする様なんて
もうそばにいたら嫌でたまらないタイプですが(笑)

でも、チャールズは女性に関してはマライア一筋だし、
根はいい奴という設定なので、サー・フィリックスみたいな救い難い、
どうしようもないダメ男(それでも憎めないけど!)ではないんですが…(笑)

(ダメ男)サー・フィリックス→チャールズ→ハル王子(実は立派)って
放蕩息子グラデーションができそうな感じかもしれません(笑)

ハル王子、と言えば、チャールズも後姿の立ちションシーンありました!
その後の流れというか細かい動きがまたすごいばかばかしくて笑ってしまいましたが…(笑)

そんでもって、もしかしたらハイトナーさんはこのチャールズを観ていて
マシューをハル王子に、と思ったのかな、とか思ってしまいました。
…ハル王子の後はハイトナーさんとお仕事してないから、
気に入られることはなかったんだな、とちょっと寂しいですが(涙)

あ、サー・フィリックスもこれがきっかけのキャスティングかな?とか。

とにもかくにもマシューチャールズもんのすごくかわいかったです…。

で、スティーブン・マンガンさんも出演されていて、
ここではサー・ベンジャミン・バックバイトという何ともおかしなキャラクターを演じています(笑)
日本語スクリプトを読んでいるときから、マンガンさんサー・ベンジャミン楽しみでなりませんでしたが、
実際観てみたら、もう…最高すぎます、マンガンさんおかしすぎ!(笑)

マシューチャールズとマンガンさんサー・ベンジャミンがとにかく魅力的で、
二人セットでイアン・チャールソン賞ノミネートも頷けます!

ちなみに、
「このプロダクションには正直ガッカリだったけど、
マシュー・マクファディンのチャールズとスティーブン・マンガンのサー・ベンジャミンは素晴らしかった」
というような劇評もあったようです(WOSだったかな?)
もちろんプロダクション自体を褒めているような評もありましたが…。

で、マシューとマンガンさんの共演作(の一つ)!と思っていたら、なんとなんと。
序盤と終盤に登場するスネイクの役者さん、どっかで見たことある…
と、ケースに書いてあるキャストを見てみたら…!
なんとなんと!ロバート・グッデイルさんじゃありませんか…!

"Jeeves & Wooster in Perfect Nonsense"の脚本家のグッデイル兄弟の弟さんの方!
1月3日にハドフィールドさんが出られなかったとき、セッピングスの代役を務めた!
あのロバートさんだよね??マシューに確認しなきゃだ~!と思ったのでした…(笑)

というわけで本当に色々と楽しかったこのプロダクション。
何度でも観たい!と、DVDをこっそりお持ち帰りしたい衝動に駆られました…(やめなさい)

多分きっとまたチャールズには会いに行きます…ええ…。

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