マシュー・マクファディンを中心に : I Love, I Love, I Love You

イギリス人俳優マシュー・マクファディン(Matthew Macfadyen)周辺などに関する備忘録。
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"The Duchess of Malfi" at Wyndhams Theatre(1996)

と、いうわけでマシュー・マクファディンのプロデビュー作
チーク・バイ・ジャウル(Cheek By Jowl)カンパニーによる
"The Duchess of Malfi"(「マルフィ公爵夫人」)の動画を観ました。

この作品は1612-13年にジョン・ウェブスターによって書かれた悲劇。

未亡人の公爵夫人が彼女の家令アントニオと秘密裏に結婚、
彼女の「不貞」を知った双子の兄ファーディナンドと枢機卿が
彼女を激しく非難し、責めたて、ついには…

というような…いや、もっと複雑でいろんな人物が絡んでくるんですが…。

このプロダクションは1995年から色々な劇場で公演していたようですが、
今回見たのは1996年1月27日にウィンダムズシアターで上演されたWE公演を収録したものです。

先日までCBJのサイトにプロダクションの紹介ページがあったのですがなくなってしまって…。
キャッシュで残っていたデータを参考に書かせて頂きます。

"The Duchess of Malfi"(「マルフィ公爵夫人」)

原作:ジョン・ウェブスター
演出:ディクラン・ドネラン
出演:アナスタシア・ヒル(公爵夫人)
   スコット・ハンディ(ファーディナンド)
   マシュー・マクファディン(アントニオ・ボローニャ) 他

※公式サイト上の制作陣、出演陣の一覧は以下の通り※

Matthew Macfadyen : Antonio Bologna
Shaun Parkes : Delio
George Anton : Bosola
Paul Brennen : Cardinal
Scott Handy : Ferdinand
Anastasia Hille : Duchess
Avril Clark : Cariola
Nicola Redmond : Juliav
Matthew Bowyer
Sean Hannaway
Christopher Kell
Terence Maynard
Guy Moore
Peter Moreton : The Court / Officers / Madmen / Executioners

Director : Declan Donnellan
Designer : Nick Ormerod
Lighting : Judith Greenwood
Movement : Jane Gibson
Music : Catherine Jayes

上演劇場:ウィンダムズ・シアター
上演時間:2時間40分(映像収録時間)
上演期間:1995年12月27日-37公演
ツアー :1995年 9月19日- 6公演 シアター・ロイヤル・バリー・セント・エドモンズ
     1995年 9月26日- 6公演 エブリマン・シアター
     1995年10月 5日- 3公演 テアトロ・ヴァッレ(イタリア)
     1995年10月10日- 6公演 ゲイティ・シアター(アイルランド)
     1995年10月17日- 6公演 オックスフォード・プレイハウス
     1995年10月26日-11公演 アテナウム・シアター(オーストラリア)
     1995年11月14日- 5公演 コヴェントリー・アーツ・センター
     1995年11月22日- 2公演 ノッタラ劇場(ルーマニア)
     1995年11月28日- 6公演 グランド・シアター
     1995年12月 6日-10公演 マジェスティック・シアター(USA)
     1996年 2月 1日- 3公演 マノエル劇場(マルタ)
     1996年 2月 9日- 4公演 カトナ・ヨージェフ劇場(ハンガリー)
     1996年 2月16日- 2公演 ツァンカル・ホール(スロベニア)
     1996年 2月21日- 5公演 オデオン劇場(オーストリア)
     1996年 3月 1日- 6公演 アーツ・センター・壽臣劇場(香港)
     1996年 3月19日- 2公演 ヒメネス・ルエダ劇場(メキシコ)
     1996年 3月23日- 5公演 コロンブス劇場(コロンビア)
     1996年 4月 1日- 3公演 ヴァフタンゴヴァ劇場(モスクワ)
     1996年 4月18日- 5公演 アルカ劇場(チェコ)
     1996年 4月24日- 2公演 ストレイ・シアター(ポーランド)

マシューがRADAを出たのは1995年の夏ごろなはずなので、まさにRADA出た直後のお仕事。
中には在籍中からお仕事してる人もいますが、マシューはRADA入る前のプロ経験が全くなく、
入学要件の最低年齢より若くしてRADAに入ったわけなので、プロデビューとして遅くはないと思います。
結構でっかい(?)カンパニーの結構でっかい役ですし(とか誰に言ってるんだ…)

とりあえず日本語のスクリプトを先に読んでいる時間がなかったので
持っていって読みながら鑑賞。

いきなりマシューが登場して幕が開きました…!

マシュー演じるアントニオは公爵夫人の家令。
家令…あ、マシュー、上級使用人演じるの初めてじゃなかったか…。
と、いうわけで衣装はジーヴスっぽい感じでした。

声は思っていたよりも(特にステージ上での)今とあまり変わらないかな。
って、もうRADAで訓練つんだ後だから当たり前ですね…。

アントニオは誠実系キャラで、夫人に気に入られて秘密裏に身分違いの結婚をします。
夫人は思ったより強烈キャラだな~と思ったけど、
これだけ激しい性格じゃなきゃそんなことしないか…。

マシューアントニオ、今まで見たことがあったプロダクションフォトは
髪型がオールバックでかなりメイクが濃いな~という感じで、
外見的には全然期待してなかったんですが、映像を観てみたら…
プロダクションフォトと全然違って髪型は短髪でどれかというとハル王子タイプ?
(っつか、「悪口学校」の時の新聞記事に使われてた
超かわいいプロモ写真の時の髪型っぽい←わかりづらい)
メイクも全然濃くなくてかわいいじゃないですか!!!!やったー!!!(こら)

まあ、固定カメラの昔の映像なので、鮮明には見えないので
妄想力でカバーしているわけですが…(笑)

で、夫人との秘密の夫婦生活を送っているときに
上半身脱いだりサービスしてくれてます、マシューアントニオ(笑)

いや、マシュー以外も夫人役のアナスタシアさんも
ファーディナンド役のスコットさんも上半身脱いでるし、
スコットさんはそれ以上だし別にイギリスの役者さんにとって
半裸程度何のサービス(?)でもない感じなんでしょうが…
マシューってあんまり脱がないイメージなので…(笑)

で、そのシーンのマシューアントニオの体つき見て
「あ~、やっぱり若いんだな~」とか実感するってどうなんだ…。

ちなみにマシューはこの時21歳。
ツアーが始まったころはまだ20歳という若さ!

そのシーン以外も、普段きっちり着ている服が乱れていて
ネクタイ緩めてシャツを出しているところなんて見ると、
どこの高校生だよ、って感じでかわいかった…。
(いい加減ちゃんとした感想を書くんだ、自分!)

ちなみに、赤ん坊(という名の人形)を
抱っこするシーンでは確実に今より抱き方下手だね、当たり前だけど!!!!
とかまたどうでも良い感想を…ごめん、マシュー(笑)

ちなみにあるレビューではマシューアントニオ、
あんまおもろくなくてガッカリな感じ…って書かれてたけど、
キャラ設定上ある程度仕方ない気も…あんまり印象に残る役ではないと思うので…。
どうなんだろ…やっぱり夫人とファーディナンド、あとボズラが中心のお芝居だよね~と…。

ちなみにファーディナンド役のスコット・ハンディさん、
どこかで見たことある、あれ、もしかして、と思ったらやっぱり!
ワタクシ的萌え馬映画「ロック・ユー!(A Kight's Tale)」で
ルーファス・シーウェル演じるアダマー卿の紋章官を演じていた方でした!
あの映画ではちょっとマヌケで最終的に人がいい感じの役でしたが、
ここではヤバい感じのファーディナンドを演じておられて、
やっぱり当たり前ですが役者さんはすごい!

そしてなんとなんと!いつもお世話になりまくっている方が
香港での公演を実際にご覧になっていたとのことでうらやましすぎる!

その方にマシュー演じるアントニオと絡むことが多く、
最後のシーンでまとめ(?)るデリオ役のショーン・パークスさんが
マシューのRADAの一つ先輩(ということはマンガンさんと同期!)と教えて頂き、
そのあたりでも楽しく観ることができました♪

…確かに、マシューよりパークスさんの方が存在感が合ったかも…
まあ、これから経験積んでいい俳優になっていくんだものね、マシュー!

ちなみにこの作品、最後にはデリオ以外の登場キャラクターのほぼすべてが死ぬんですが、
スクリプトの最後の方、めくるたびにト書きで(死ぬ)って書いてあってちょっとウケました…(笑)

ちなみにアントニオは終盤で死ぬのですが、
マシューアントニオ、(死ぬ)って書いてあるシーンを過ぎても
倒れたままずっと動いていて、「どうしたの???!!!」と思っていたのですが、
これは演出上の関係だったみたいで。
このプロダクションではアントニオが一番最後に死んでいました(死んでいましたってなんだ)。

ちなみに映像で見たこのプロダクション、読んだスクリプトと場面(?)が前後してたり
カットされてたりで「あれ、今どこ???」と結構なりました…。
2幕目の最初のアントニオのシーンもバッサリカットされてて
マシュー目当てとしてはちょっとガッカリしたりしなかったり(笑)

それにしても、最後の色々入り乱れて?の殺し殺され、のシーン、
すごい遠近法?錯覚?を使ってるっぽくて、
サークルの端から観ている感じの映像だと
全然刺してるふうに見えない感じだったんですけど、
ストールズの前の方で見たら射してるように見えたのかな~とか思って、
やっぱり生で見てみたかったです…!


ところでこの作品日本ではあまり上演されていないのかな?という感じですが、
イギリス本国ではしょっちゅうかかっているようで、
記憶に新しいのはグローブ座の新しい屋内劇場、
サム・ワナメイカー・プレイハウスで2014年の1月から上演していたものでしょうか。

夫人がジェマ・アータートンさん、ファーディナンドが
「リッパー・ストリート」で新聞記者(編集長)フレッド・ベストを演じていた
デイヴィッド・ドーソンさん、アントニオがアレックス・ワルドマンさんでした。

ドーソンさんのファーディナンドが相当評価高かったみたいで…
すっごく見たかったのですが時期が合わず…
ただ、グローブ座のプロダクションでテレビ放送もあるとのことで
DVD発売もするかな?と楽しみにしているところです。

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