マシュー・マクファディンを中心に : I Love, I Love, I Love You

イギリス人俳優マシュー・マクファディン(Matthew Macfadyen)周辺などに関する備忘録。
2011年02月 ≪  12345678910111213141516171819202122232425262728293031 ≫ 2011年04月
TOP ≫ ARCHIVE ≫ 2011年03月
ARCHIVE ≫ 2011年03月
      
≪ 前月 |  2011年03月  | 翌月 ≫

『アメイジング・グレイス』

『アメイジング・グレイス』("Amaizing Grace")は、
イギリスにおける奴隷貿易廃止200周年に本国で公開された(日本は4年遅れ)作品で、
その法案の制定に尽力した議員、ウィリアム・ウィルバーフォースを主人公にした物語。
主演は、TVシリーズ「ホーンブロワー 海の勇者」のホレイショ・ホーンブロワー役、
映画『キング・アーサー』のランスロット役のヨアン・グリフィズ。

姉がヨアン・グリフィズのファンで、
5年くらい前にこの作品の存在を知って楽しみにしていたのですが、
一向に日本に入ってこず(DVDにもならず)、もう諦めていたところに、
「なんで今さら?!」な日本公開。
ま、今になって、ルーファス・シーウェルにハマった私にとっては、
丁度良かったんですけどね。

『アメイジング・グレイス』という題名から、
お客さん、女性が多いかな?と思っていたのですが、
歴史物だからか、男性のほうが多かった気がします。

主な登場人物は、ウィルバーフォースの他、

彼の学生時代からの友人で、24才で首相となった
ウィリアム・ピット(ベネディクト・カンバーバッチ)、

彼が奴隷貿易廃止に奔走するきっかけとなり
元奴隷制船長の牧師でアメイジング・グレイスの詞を書いた
ジョン・ニュートン(アルバート・フィニー)

持病を悪化させ、法案がなかなか可決されずに
やる気を無くし気味だった?ウィルバーフォースを支え、
法案可決の影の立役者とも言える彼の妻、
バーバラ(ロモーラ・ガライ)、

途中から奴隷貿易廃止法支持者となって
ウィルバーフォースたちに協力することになる議員
チャールズ・フォックス(マイケル・ガンボン)、

ウィルバーフォースと手を組み、
情報収集や啓蒙活動などに奔走する急進的奴隷廃止論者
トマス・クラークソン(ルーファス・シーウェル)

アフリカ出身の元奴隷の奴隷廃止運動家
オラウダ・エクィアノ(ユッスー・ンドゥール)

リバプール出身の奴隷貿易擁護派
バナスター・タールトン(キアラン・ハインズ)など。

(少なくとも)日本では、
『アメイジング・グレイス』の歌詞ができたわけ、
と、ウィルバーフォース夫妻の愛、みたいな売り文句ですが、
実際のところ、『アメイジング・グレイス』は
ウィルバーフォースが子供の頃にはすでに書かれていたような設定で、
作ったきっかけや、彼の苦悩なんかを
ニュートンがウィルバーフォースに語るシーンが少し出てくる程度です。
歌も、最初のほうでウィルバーフォースが1回歌うのと、
ウィルバーフォースの結婚式で歌うのと、
ラストにバグパイプ~ブラスの演奏が出てくるだけ(ですが、どれもとても素敵でした)

夫婦の愛、については、活動の初期は妻とは知りあっておらず、
妻と知り合ってから若い頃の話を語っているような形で物語が進み、
どうすべ~と悩んでいる?ウィルバーフォースを元気づけて、
再び法案を可決するために立ち上がらせる、というような感じ。
愛だ恋だというよりも、すごく気の合う二人の掛け合い、という感じで、
奥さん自身さっぱりした頭のいい人で、観ていて気持ちのよい関係でした。

それよりも、これは、ウィルバーフォースとピットの友情が主軸のお話、と感じました。
ラストの文章もそんな感じだったし(…どの層狙い?!とか思いましたよ~)

ピット役のベネディクト・カンバーバッチ
(恥ずかしながら私は知らなかったのですが、
英国ドラマ好き、英国俳優好きには有名なようですね)、
声がものすごくカッコ良かった!
思わず、「ルーファスと声変えて!」とか心の中で叫びました(オイ)
私が観たい~、と思っている映画版"War Horse"にも出演予定とのことで、
ますます公開が楽しみです!

そんでもって、私としては、ピットがキャラ的に一番ツボでした。
首相になったから法案通しやすくなると思いきや、そうもいかず、
立場上、ウィルバーフォースと袂を分かつ事になりかけたりと、苦労が耐えません。
上に立つ人間の苦労や苦悩、ツボ過ぎますよ。

日本版サイトにはキャスト紹介になぜか
載せてもらえなかったルーファス演じるクラークソンも、
(髪型はすごかったけど)ウィルバーフォースの活動にとって
なくてはならない重要人物って感じでした。
ルーファスのファンサイトでも、「すごくいい役だった!ヅラは最悪だけど。」と
書き込んでいる人もいました(笑)登場シーンもとても多かったし。

抜け目がないんだか、とぼけてるんだか掴みどころがない感じのキャラが
ルーファスらしくて、(あの髪型でも)とっても可愛かった。

クラークソンがウィルバーフォースを後ろに乗せて馬を走らせたりとか、
このあたりもどの層狙いなのかと思いましたよ(え)
引き画面だったので、もしかしたらスタントさんかもしれませんが、
今までさんざん馬に乗る役をやってきたルーファスが
馬はからっきしなホーンブロワー役の(ランスロットは馬乗りでしたが)
ヨアンさんを乗っけあげてるっていうのも個人的なツボでした。
(関係ないけど、ルーファスは
馬には乗れるけど、好きってわけではなさそうって感じがします。
ヴィゴさんとか、ラッセルって、さりげない仕草で本当に馬好きで、
特にラッセルは馬を扱い慣れてるって感じが画面から滲み出てくるけど、
ルーファスにはそれを感じないので…。)

ちなみにクラークソン、最後の最後で髪が短くなっていて、
「最初からその髪で頼むよ!」とも思ったのですけど、
エキセントリック?な感じを出すためにもあの髪型だったのでしょうか(汗)

それから、ルーファスにハマってからに散々姉に「ルーファス顔デカイ…」
と言っていたのですが、登場したときに顔のデカさで
すぐルーファスとわかったらしい…。あぁ、やっぱり…。

あと、個人的にツボったのは、ウィルバーフォース家の執事(召使?)リチャード。
いちいちフランシス・ベーコンの言葉を引用して、
ウィルバーフォースを励ましたしていていい感じでした。

それと、わんこがたくさん出てくるので、わんこ好きの方も楽しいと思います。
スコティッシュ・ディアハウンド(アイリッシュ・ウルフハウンドじゃなかったと思う)
も出ていて、さすが英国の映画だな、とか(笑)
あと、冗談のわかるウサギ好きも楽しいかも。モフモフしたくなりました。
馬好きには冒頭シーン、ちょっと辛いものがありますが、
その分だけきっとウィルバーフォースに惚れますよ。

そして、なんといってもこれはヨアン・グリフィズの映画でした。
時代コスプレな衣装もとっても似合っていたし
(ルーファスみたく、時代物とかってイメージ固定されたくない!
とかないのかな?それとも一般的には伸びる人だからいいのかな…)、
素敵な歌声も披露してくれたし、ヨアンファンの方は必見ですよ!

時代考証とかの面で色々言われているようですが、
個人的にはなかなか良く出来ていたと思います。
もう一度観てもいいし、(ルーファスの髪型はすごいけど)
DVDが出たら、私は買うでしょう。
(メイキングとかあったらなお可)

ちなみに、上の方で紹介したキャラ誰を主役にしても
面白い作品ができるんじゃないかと思いましたよ。

『アメイジング・グレイス』公式サイト(日本語)
"Amazing Grace" Official Site(英語・こちらのほうが情報充実)

久々のはしご。

3月5日に、桜木町にある映画館ブルク13で
『アメイジング・グレイス』と、『英国王のスピーチ』を観てきました。
最近映画館で映画を殆ど観られていなかったので、
はしごなんていつぶりだろう、という感じです。

エレベータで劇場のある階に向かったのですが、
扉があいてびっくり。ものすごく混んでいる…!
劇場スタッフも、どことなく焦っている?感じで、
どの列が何の列かも良くわからない状況…。
「何??」とか思っていたのですが、答えは『ガンダム』でした。
このあたりでは他に上映しているところがないのか、
映画自体にも人が結構入っているようでしたし、
何よりグッズ販売の列がすごいことになっていました。

前売り券を持っていたので、
当日座席指定券に変えてもらいに
有人の発券窓口に行かねばならなかったんですが、
最初、劇場に入る列に並んでしまいました(アホ)。
で、どうやら違いそうだ、と思って、スタッフさんに
「前売り持ってるんですけど」といったら、
どうやら「前売り買いたいんですけど」と誤解されたようで、グッズ購入の列を指され、
「こちらなんですが、ちょっとお待ちいただけますか?後でご案内しますっ」と言われ
(相当テンパッていた様子)待っていたんですけど、同行者に、
「列こっちじゃない?」と言われ、そっちが正解でした(汗)

私の前に並んだ「ナルニア」鑑賞の前売り持った親子も、
そう言われていたようでテケツの人に
「待ってろとか言われたんですけどっ!」と言ってました。
笑顔でかわすテケツのスタッフさん。プロだ。
まぁ、多少の混乱はあったようですが、土曜日にもかかわらず、
ほとんどの映画が『余裕あり』の状況だった映画館にとって、
嬉しい悲鳴だったのではないでしょうか。
…私が映画館勤めの時こんな状況だったら多分涙目になってたけどな。

そんなこんなでしたが、
『アメイジング・グレイス』朝イチの回もそんなに混んでないようで、
『英国王のスピーチ』も、昼過ぎの回指定したので
ほぼ希望の席を取れました。…良いのかな、こんなんで(汗)

ちなみに、『英国王のスピーチ』の時間くらいに
劇場に向かう女性(年配の方中心)が結構いて、
「オスカーなんかでマスコミ露出度高いし、『英国王』かな?」
と思っていたのですが…どうやら、韓流の『悪魔を見た』という映画だった模様。
入り口で、イ・ビョンホンのポストカード配ってました。
でも、これってR18のバイオレンスモノみたいなんですけど…。
皆さん、大丈夫なんでしょうか(汗)
そういや、私がまだ映画館勤めの時、やっぱりビョンホンさん主演の
15禁バイオレンス映画があって、女性が多数いらしてたんですが、
途中退出の方続出だったのを思い出しました…。
皆さん、どんな作品か確かめてから見ましょうね(汗)
でも、好きな俳優さんに、苦手ジャンルの作品に出られて
非常に困るその気持ちはよくわかります!

一気に感想書こうと思ったんですが、長くなるので、
また明日にでも(とりあえず『アメイジング・グレイス』から)アップしますね。

ちなみに、この日、また3枚1000円でDVD売っていたので6枚買ってみました。
『消されたヘッドライン』
『アメリカン・ギャングスター』
『クリムゾン・タイド』
『ラストキング・オブ・スコットランド』
『レジェンド・オブ・ゾロ』
『娼婦ベロニカ』です。

…とりあえず、ラッセル・クロウと、デンゼル・ワシントンと、
ルーファス・シーウェルファン(各2作ずつ)か?君?という感じで、
まぁあながち間違っていないのですが。
(クリムゾン・タイドはヴィゴさん目当てですけど)

一番の掘り出し物は若き日の?ルーファスが準主役の『娼婦ベロニカ』。
本来3枚1000円対象じゃなかったぽいのですが、
在庫処分的に混ざっていました。
まさかあるとは思わなかったので嬉しかった~!
また、これらも観たら感想書きますね~。

3月7日には『ツーリスト』も(結局)観てきたので、その感想も書かなくては~。