マシュー・マクファディンを中心に : I Love, I Love, I Love You

イギリス人俳優マシュー・マクファディン(Matthew Macfadyen)周辺などに関する備忘録。
2019年07月 ≪  12345678910111213141516171819202122232425262728293031 ≫ 2019年09月
ごあいさつ
当ブログは何事に関してもミーハー根性丸出しのヌルイにわか、備多屋モカが
イギリス人俳優マシュー・マクファディン(Matthew Macfadyen)の出演作や周辺情報を中心に
備忘録的にだらだらと語ったりする場所ですが、もしよろしければぜひぜひゆっくりして行って下さいませ。

ブログタイトルは、『プライドと偏見』でのマシュー演じるミスター・ダーシーのセリフから。
別に『プライドと偏見』はマシュー作品の中では好きな方でもないんですが(こらこら)

このブログで扱っていることに関してのご質問や疑問点などありましたら、可能な範囲でお答えしますので
お気軽に各記事コメントや画面右下の方にあるフォームよりメールを下さい。

ちなみに「マシュー・マクファディエン」がカタカナ表記としてマシュー本人の発音に近いと思いますが、
このブログでは最近固定化されつつある「マクファディン」表記で統一しています。

HBO"Succession"シーズン3制作決定!+S2E2クリップfeat.マシュー・マクファディン演じるトム(Tom Wambsgans)

マシュー・マクファディンがアメリカ人ビジネスマン、
トム・ワムズガンズ(Tom Wamsgans/Wambsgans)を演じる
HBOドラマ"Succiession"(邦題:キング・オブ・メディア(スターチャンネル)/
メディア王~華麗なる一族~(レンタルDVD)/サクセッション(アマゾンプライムビデオ))。

本国アメリカHBOにてシーズン2第2話が2019年8月18日に第2話が放送された直後のタイミングで、
シーズン3の制作を決定したとの発表がありました!



シーズン2制作決定の発表もシーズン1第2話放送直後だったのもあり、
このタイミングということは、放送前から決まっていたのでしょうかね。
とすると、今シーズンラストもクリフハンガー気味なのかな?とか。

個人的には、Successionは素晴らしい作品だし、マシューのトムの演技も本当に大好きですが、
シーズン3くらいまででいいよ、という…(一応、続けばシーズン5まで出るという契約のようなので…)

それから、シーズン2第2話から、もう一つクリップが。
トムがガッツリいじられる(…)シーンで、見ていてちょい辛い…
(全体見るとそうでもないのかな)。



今シーズンはシヴとトムの関係もどうなってしまうのかという感じもあり、
色々どう見せてくれるのか、非常に楽しみです!

HBO"Succession" S2EP2クリップ+BTS動画feat.トム(Tom Wambsgans)+マシュー・マクファディンインタビュー on Town & Country

マシュー・マクファディンがアメリカ人ビジネスマン、
トム・ワムズガンズ(Tom Wamsgans/Wambsgans)を演じる
HBOドラマ"Succiession"(邦題:キング・オブ・メディア(スターチャンネル)/
メディア王~華麗なる一族~(レンタルDVD)/サクセッション(アマゾンプライムビデオ))。

そのシーズン2の放送が本国アメリカHBOにて2019年8月11日より始まり、
2019年8月18日に第2話が放送となりました。

HBOの公式がシーズン2第2話のクリップとBTS動画、
第3話のプレビュー動画などを配信してくれています。

※シーズン1のときのことを考えると、
そのうちジオブロックがかかってしまうかもしれませんが、
ひとまずはこちらに貼り付けます。

!ネタバレにはくれぐれもお気をつけください!

第2話クリップ(トム&グレッグのシーン)
Succession: Greg's Principles (Season 2 Episode 2 Clip) | HBO


ディケンズの世界じゃなんだぞ!とかなんとか
昔アーサーを演じた役者が演じるトム…(笑)

第2話BTS 後半にトム。
Succession (Season 2 Episode 2): Inside the Episode Featurette | HBO


第3話プレビュー
Succession: Season 2 Episode 3 Promo | HBO


こちらも後半にトム。

視聴者のコメントでは、第2話の評価がすごく高そうなので楽しみです。

そして、先日マシューとシヴ役サラ・スヌークさんのとっても可愛い
撮り下ろし画像つき記事を掲載してくださっていた

Town & Countryオンライン版に、今度はマシュー単体のインタビューが掲載されました。

Succession's Tom Is "Obviously a Moron"—But We Can’t Write Him Off Just Yet :
Matthew Macfadyen, the actor behind the newly-minted Roy, explains what the hell is happening with Tom.
By Adam Rathe and Photographed by Philip Friedman on Town & Country


インタビュー自体の内容としてはそんなに目新しいものはないですが、
以前使われなかった画像も掲載され(例のハットのやつもあり)、
インスタなどにも掲載されていなかった、今回はじめて見る画像がまた可愛すぎました…。

マシュー・マクファディン新作ドラマ情報"Quiz"

マシュー・マクファディンがイギリスITVとアメリカの有料チャンネルAMCの
共同制作(と言ってよいのかな?)ドラマ"Quiz"に出演するとのことです。

情報源としては色々ありますが、ひとまずITVプレスセンターのものを。

ITV commissions three part drama, Quiz, directed by Stephen Frears and produced by Left Bank Pictures

このドラマは、ITVの人気クイズ番組"Who Wants to Be a Millionaire?"
(日本でも一世を風靡したクイズ番組「クイズ$ミリオネア」の元ネタ)で起きた
参加者の不正スキャンダルを題材にしたもので、
マシューはその不正を行った回答者、チャールズ・イングラム(Charles Ingram)を演じるとのこと。

このドラマは、もともとチチェスターの劇場で初演だった同名の演劇作品のドラマ化で、
脚本は舞台版と同じく、ジェームズ・グレアム(James Graham)さんの手によるものだそうです。

…初演を演じられた俳優さんはチャールズ氏本人に
似ている気がする…(マシューとは全然似ていない)。

この舞台のウェスト・エンド版はオリヴィエ賞のコメディ部門にノミネートされたとのことですが、
…コメディなの?ますます楽しみです(笑)

とりあえず、この舞台の劇評とスクリプトを読みながら、事件のことを調べつつ待とうか…。

ドラマ版の監督はスティーヴン・フリアーズ(Stephen Frears)さんとのことで、
どんな感じになるのか楽しみです。

出演者は、上記ページより転機します。
「Quiz stars Matthew Macfadyen as Major Charles Ingram,
 Michael Sheen as TV presenter, Chris Tarrant,
 Sian Clifford as Diana Ingram,
 Mark Bonnar as Celador Television Chairman, Paul Smith,
 Helen McCrory as Sonia Woodley QC,
 Michael Jibson as Tecwen Whittock
 and Aisling Bea as ITV Entertainment Commissioner, Claudia Rosencrantz.」

個人的には、何よりもマイケル・シーンさんとの再共演が楽しみすぎます。
これも舞台の映像化ということで、否が応でも「フロスト×ニクソン」を思い浮かべてしまいますが、
そこまで期待しないほうが良いですかね(笑)

「フロスト×ニクソン」プレミアの時のマイケル・シーンさんとマシューの並び。
Embed from Getty Images

マシュー演じるチャールズの妻ダイアナを演じるシアン・クリフォードさんは、
私は恥ずかしながら存じ上げなかったのですが、RADA出身の方のようですね。

マーク・ボナーさんは私はマシューの妻で女優のキーリー・ホウズの
リンジー・デントンが素晴らしかった「ライン・オブ・デューティ」の
ドライデン役でしか拝見したことがないかと思うのですが、今度もおえらいさん役なのですね。

ヘレン・マクローリー(ヘレン・マックロリーが近いのでしょうかね)さんは、
マシューとは多分共演はなかったと思いますが、
こちらも配偶者繋がり…(笑)で、ダミアン・ルイスさんとは私の大好きな「ウォリアーズ」で共演+
最近は「ビリオンズ」と"Succession"のオートランコンビ(違)というかなんというか、
マシューが間違えられたらしいとかそういうのも有ったようで(笑)

全然直接関係ないけど、ダミアン・ルイスさんとマシューの並び。
トムがオートラン食べたシーンも記憶に新しい頃…(笑)
Embed from Getty Images

マイケル・ジブソンさんアシュリン・ビーさんは、
見たことがあるようなどうだろう…という感じですが、
いずれにしても、みなさんがこのドラマでどんな演技を見せてくれるのか非常に楽しみです。

…それにしても、先日、マシューがガーディアンのインタビューで
ITVドラマに出たくないと思ってたという発言をしたのが見出しになっていて
ちょっと物議を醸していましたが(そこまででもないか)、
もしかしてこれの出演が決まっていたからこそ、だったのかもしれませんね…(笑)
そもそも、リッパーはITVじゃないし、もともとITV作品にはあまり出ていないので、
気持ちはわかる気がするけど、ちょっと不自然な気はしていたんですよね…(笑)

ITVドラマの出演数は少ない上、おそらく主役級は初めてではないでしょうか
(ニール警部は出番はそこそこありますが)。
個人的には"Churchill's Secret"のランドルフ役が、出番こそ少ないものの、
演技がものすごく良かったと思っているので、
主役級でああ言うまた他とは違うような演技を見せてくれたら嬉しいな、と思っています。

そして、私は今まで見たITV作品(ものすごく少ない)は、
面白くはあるけどハマるほどではないかなというものばかりだったので、
今度こそぜひ!ハマってしまった!というような作品になっていると嬉しいです。

なお、現在すでに撮影中(発表記事にスチルも出ていますものね)とのことで、
撮影地はもちろんロンドンのようですが、マシュー、お子様たちとの夢の1ヶ月間のバカンスは…
今年はなかったのね…可哀想だけど、ファンとしてはお仕事してくれて嬉しいですよ…(笑)

ということで、これもまた続報が入ったらこちらにメモしたいと思います。
日本でもやってくれないかな~。配給?はソニーとのことなので、
AXNミステリさんあたりでやってくれないかな、なんて思っているのですが…。
(たしかAXNってソニー系でしたよね?あれ?違った?)

HBO"Succession" S2EP1クリップ+BTS動画feat.マシュー・マクファディン演じるトム(Tom Wambsgans)など

マシュー・マクファディンがアメリカ人ビジネスマン、
トム・ワムズガンズ(Tom Wamsgans/Wambsgans)を演じる
HBOドラマ"Succiession"(邦題:キング・オブ・メディア(スターチャンネル)/
メディア王~華麗なる一族~(レンタルDVD)/サクセッション(アマゾンプライムビデオ))。

そのシーズン2が本国アメリカHBOなどでていよいよ2019年8月11日より放送を開始しました。

早速高評価のレビューが続々出ていたりですが、ひとまずその辺はおいておくとして…。

HBOの公式がシーズン2第1話のクリップとBTS動画、
第2話のプレビュー動画などを配信してくれています。

※シーズン1のときのことを考えると、
そのうちジオブロックがかかってしまうかもしれませんが、
ひとまずはこちらに貼り付けます。

!ネタバレにはくれぐれもお気をつけください!

第1話クリップ
Succession: Logan & Shiv (Season 2 Episode 1 Clip) | HBO


第1話BTS
Succession (Season 2 Episode 1): Inside the Episode Featurette | HBO



トムもちょこちょこ。

あまりネタバレるのもあれなので何も書きませんが、
個人的には、今シーズンもシヴに注目したい感じになりそうです。

もちろんトムもですが!(笑)

第2話プレビュー
Succession: Season 2 Episode 2 Promo | HBO



日本でも早く見られますように!!!

なお、マシューの声のエージェンシーがまた変わったようです。
前の前の時もそうでしたが、キーリーと同じところのようですね。

Matthew Macfadyen - Earache Voices Ltd

そういえば、最近声のお仕事ほとんどしていなかったと思いますが
(追いきれないのでわからないけど)また色々とやってほしいなぁ。
…もちろん、イギリス英語で…(笑)

マシュー・マクファディンの曾祖父、DS オーウェン牧師のこと その3 ~牧師さんになるまで~

「ダークエイジ・ロマン 大聖堂」のフィリップ役をきっかけに
だいぶ後発でマシュー・マクファディンのファンになってから約8年。
2019年4月末頃に今更ながら2001年5月7日付の"Perfect Strangers"関連のインタビューを読み、
マシューのお母さん方の曾祖父さん、デイヴィッド・サミュエル・オーウェン(David Samuel Owen)さん、
通称DSオーウェン(D.S. Owen)さんの存在を知り、個人的に気になる存在だったので、
ちょっと色々と調べてみたくなり、ドツボにはまっている現在です…。

ということで、今までの流れ?は、以下のエントリに書いたとおり。

マシュー・マクファディンの曾祖父、DS オーウェン牧師のこと

マシュー・マクファディンの曾祖父、DS オーウェン牧師のこと その2 ~ご先祖様の探し方~

と、いうわけで、各種書類を取り寄せつつ、
ひとまずはオンラインのデータベース
主に先日のエントリにも書いた以下の無料、有料の各新聞のアーカイヴで
色々とワードを変えてみたりしつつ、DSさんについて書かれた記事がないかを
検索してみました。

Welsh Newspapers Online - The National Library of Wales/
 Papurau Newydd Cymru Arlein - Llyfrgell Genedlaethol Cymru

 →ウェールズ国立図書館内の新聞デジタルアーカイヴ(オープンアクセス)

British Newspaper Archive
 →イギリスの新聞デジタルアーカイヴ(記事検索は無料、記事閲覧は有料)

前回書いたような、礼拝(?)に関するお知らせの他、
DSさんに言及する記事や、DSさんに関する記事が結構な数ヒットして、
現在ちゃんと整理できておらず、年代別、ジャンル別等にきちんと整理しなければ…と思っている状態ですが、
ひとまず、わかってきたこと、また、気になってきたことは以下のような感じ。

とりあえず、書類が届いた順番、記事を見つけた順番等は無視して、
年代順(というか)で並べて、ひとまず牧師さんになるところまで。

【DSさんは子供の頃から、地元ではちょっとした有名人だった】
ウェールズ文化を語る上で欠かすことのできない、
Eisteddfod(ウェールズ語で、音楽・文化・演劇の祭典の意味)というイベントのうち、
最大規模で国民的行事であるNational Eisteddfodの、朗唱(recitation)部門(おそらく16歳以下?)で、
12歳と14歳の時に優勝しているため、そういった紹介をされているのをよく目にします。
National Eisteddfod以外だと、もっと早くに優勝しているものもあるようでした。

【説教師や牧師になるべくしてなった?】
上記のように、朗唱に長けていたDSさん。
12歳でNational Eisteddfodに優勝した時のものを始め、
複数の記事で、「よく訓練された声」とか「明瞭な声」とか書かれていたり、
彼の朗唱が、大変人の心をつかむものだったと書かれています。

後年、その説教が魅力的であったという評価を受けていたということは、
この頃からもうその素地があったということかな、と。

そもそも、DSさんが朗唱を始めたのはご両親の影響で、
幼い頃から教会で朗唱をしたり(ある新聞記事によれば、3歳頃から人前で朗唱をしていたとのこと)、
歌を歌ったり、イベントに積極的に参加していたようで(まあ最初は「させられていた」でしょうが)、
学生時代に説教を始めたのも、子供の頃から通っていた教会のようです。

なお、DSさんの叔父さんにあたる方も牧師さんだったようで
(なぜその事がわかったかというのは後述)、
記録によれば、DSさんの結婚式はこの叔父さんが執り行った模様。

【主演を務めた舞台"Caractacus"】
DSさんの出生地はRuthinで、その後Colwyn Bayに引っ越しますが、
RuthinやColwyn BayのそばのAbergeleの小学校に通った後、
Abergele County Schoolという学校に進学し、
1904年、16〜7歳頃にその学校で行われた"Caractacus"
という学校演劇でタイトルロールを演じます。

このお芝居はウェールズでは通常"Caradog"と呼ばれる、
ローマ時代のウェールズの英雄を題材にしており、
ウェールズ語で書かれたお芝居でした。

このお芝居は地元でなかなか話題になっていたようで、
リハーサルの様子を取材されていたり、
実際に上演された際には、高評価を受けて再演もされたようです
(ウェールズ語と英語、両方のバージョンの上演が有ったよう)。

まだじっくり整理して読めていないのですが、
評としては、素人でもこんなお芝居ができるんだね!というような
内容のものが多く、DSさんの演技についても、もちろん褒めちぎっていたり。

で、これをきっかけにウェールズ語を使う学校(このあたりはまた後述)や、
アマチュア演劇界でCaradogのオペレッタを大流行させた、とか、
また、ウェールズが地元の政治家デイヴィッド・ロイド=ジョージとも関連付けて
ウェールズの若者の第一次世界大戦時の志願についてを
結びつけるようなことを書いている研究者がいたりで、
このあたりももっとちゃんと調べたいと大変気になっているところです。

Beriah Gwynfe Evans & the Welsh Caractacus 1904 - The People’s History of Classics

Lloyd George, Roman Britain, and Wales in WW1 - The Edithorial

どちらも同じ方、Edith Hall さんという方が書かれたものだと思いますが、
この方が下の方の記事にも掲載していた"Caractacusのプロダクションフォトを
Twitter上にもアップしてくださっていました。



なお、現在、この学者さんが一部アップしていたのと同じであろう、
とっても貴重な資料と思われるものを取寄中で、近日中に手元に届くことになっているため、
この内容いかんによっては、もっとこのお芝居のことを知れるのでは、と期待しています。
学者さんがアップしているプロダクションフォトは
おそらく場面的に残念ながらDSさんは写ってなさそうなのですが、
DSさんが写っている写真が残っていないものだろうか…とも
(でも私が注文?した時のサンプルもこの写真だけだったしないのかな~)。

【弟さんの存在】
先日のエントリにも書きましたが、10年に一度行われる国勢調査(Census)の内容は、
100年以上経つとその全てが公開されるようで現在、1911年実施分までを見ることができます。

それを見ると、DSさんは二人兄弟で、2歳違いの弟さんがいることがわかりました。
この弟さん、お名前がウェールズでは有名らしい、詩人の方と全く一緒なので、
それもまた調査する上でめんどくさいことこの上ないのですが、まあ、それはおいておいて…。

この弟さん、上に書いた"Caractacus"にも出演しており(おそらく当時14歳くらい)、
タイトルロール(ヒーロー)を演じたお兄さんに対して、「裏切り者」の役を演じ、
彼の演技もまた高評価だったようです(役としてはこういう方が面白そうな・笑)

で、今は知らないのですが、当時は地元の新聞に、
こういう子がこういうテストでこういう成績をとって、
こういう奨学金をもらった、とかそんな記事が結構あり、DSさんもこの弟さんも、
地元ではなかなか優秀で、将来を嘱望されていたのだろうな、という印象を受けました。

国勢調査を見ると、1891年には4歳のDSさんはウェールズ語のみを話し、
2歳(誕生日が年の遅め)の弟さんはまだ言語調査対象外だったのが、
1901年には14歳と12歳の少年になっており、
ウェールズ語と英語の両方を話すようになっているのがわかります。

1911年には、DSさんは下宿をしていたため、
はじめはご実家の記録を見ていなかったのですが、
"Caractacus"関連の記事やらなにやらを見て弟さんのことも気になってきて、
そういえば、この年まだ弟さんはご実家にいるのか、と思って調べてみると、
その名前はなく、はじめは大学にでも行っているのだろうと思っていました。

…ところが、もう少し調べていくと、この弟さんの訃報記事がいくつか見つかりました。
1907年、たった17歳の若さで病気で亡くなっていたのでした…。

段階を踏みつつ、記録書類を取り寄せたりしていましたが、
この弟さんの死亡記録を取り寄せたところ、DSさんが臨終に立ち会い、
届け出をしていることもわかり、この頃、DSさんは大学生ではありましたが、
説教などはすでにしていたようなので、当然といったら当然なのかもしれませんが…、
なんとも切ない気持ちに…。

ウェールズ語で書かれた新聞には、DSさんの弟さんの
最後の日々の様子や、コメントなどが書かれているものもありました
(ウェールズ語をgoogle翻訳したので、内容があっているかは不明ですが)。

もしかしたら、本気で牧師になろうと決心したのは、
この事があったことも関係しているのかな?とも思ったりですが、
あまり関係ないのでしょうかね…。

なお、弟さんの葬儀に関する記事に、
上の方で書いた、叔父さんのお名前と、彼が牧師である旨が書かれていました。

また、後のDSさんの奥さん(マシューの曾祖母さん)のお名前もあり、
地元や教会での知り合いだったのかな?と思ったりしました。
DSさんの結婚の書類と、弟さんの葬儀の記事から察するに、
おそらく、弟さんのお墓に植えるお花などをセッティングしたのは、
どうもDSさんの奥様のお父さん(マシューの高祖父さん)のようでした
(植木屋さんというか、園芸屋さんだったようで、この方もまた職人系…)。

【大学でも有名人】
Abergele County Schoolを卒業後、DSさんは
University College, Bangor(ウェールズ大学バンガー校、現在のバンガー大学)に進学し、
歴史学の学位(B.A.)を取得し、ウェールズ語のコースにも在籍していたようです。

在学中には、おそらく大学の学位授与式?で、通常は大学職員が行う宣言?を行ったとのこと。
これはウェールズ語でやるという慣習があり、DSさんはNational Eisteddfodの
朗唱部門で複数回優勝経験が有ったからかもしれません。

このことを書いた記事には「大学で最も知られている学生の一人」とも書いてありました。

ちなみに、この式の最中、学生たちのヤジというか冷やかしがすごかったらしくて、
今でもイギリスの学生さんってこんな感じ?もしくは当時だからなのでしょうか???

【いわゆる文化系の才能だけじゃない!】
朗唱を得意として、お勉強(主に歴史とウェールズ語が得意だったよう)の方も
なかなかに優秀だった様子のDSさん。
実はスポーツマンでも有ったようです。

DSさん調査の段階で一番最初に手に入れた資料でもある
Huw Edwardsさんの"City Mission"の中で、
Jewin Chapelの長老であるDSさんのお孫さんの一人
(マシューのお母さんのいとこと思われる方)が、
DSさんは若い頃、サッカーをしていて、歳を重ねたあとはゴルフをプレーしていた、
というような証言をしていましたが、昔の新聞記事にもその痕跡がありました。

Abergele County Schoolや大学時代に出場した
クリケットやサッカーの試合結果が新聞に結構載っていたりで、
クリケットについてはスコアの見方すらわからないので
活躍しているかどうかもわからないのですが…(笑)

サッカーについては、大学のチームに加え、
所属リーグ(?)の東西対抗戦的なものの選抜チームでも
キャプテンを務めるような感じだったようです。
ポジションはバックス(フルバック)で、選手としても良い選手だった模様。

ある時期、インフルにかかって試合を欠場していたのが
チームの戦績を左右したような記事が出ていましたが、
時期的に弟さんが亡くなった頃だったので、
欠場の理由はインフルエンザではないのでは…と思ったりしましたが。

なお、彼がいなくなってチーム的に痛い…
という感じで、 Aberystwyth Theological Collegeという神学校に
行くということが書かれている記事もありました。

そして、神学校のサッカーチームでも活躍していたようですが、
入った年の12月に対戦相手から、DSさん含む数人の選手が
規則に則った選手登録をされていないという抗議を受けた、
という記事を最後にサッカーに関する記事がなくなっているので、
これで選手をやめざるを得なくなったのかな?と思っています。
もしかしたら、大学出てから神学校へ行っているので、プレーの年数とかそういうのでしょうか?

それにしても、ウェールズといえばラグビーと思っていましたが、
それは最近のこととか、南部中心とかあるのでしょうか。

そのあたりも気になってしまいました。

2019年8月18日追記編集:
以下項目は記録を確認したらちょっと前後していたので修正します。

【いよいよ牧師に】
1913年、DSさんは神学校卒業前に来ていた依頼により、
卒業後の9月に南ウェールズのLlanelliという街にある、
Silohという教会の牧師(Minister)になります。

SILOH CHAPEL (WELSH CALVINISTIC METHODIST), LAKEFIELD ROAD, LLANELLI - Coflein of National Monuments Record of Wales



追記編集ここまで

…というわけで、いよいよDSさんは牧師になるわけですが、
それはまた続きで別エントリとしてメモしたいと思います。


そんなわけで、牧師さんになるまでのDSさんも十分に興味深く、
また、色々とどうなってるの?と気になるところが出てきました。

【要調査案件】
・Eisteddfodについて
 これは、DSさんが牧師になってからもずっとついてまわる事柄です。
 ウェールズにとって、特にDSさんが生まれ、亡くなるまでの間、
 どういう位置づけだったのか、というあたりが気になります。
 宗教的な観点からも気になっていることも多々あり…。

・朗唱とは
 DSさんに関しては、ほぼ上記に関わってくることですが。

・ウェールズ語と教育について
 こちらも上に関わってくることです。
 気になるのが、DSさんはもともと家庭でウェールズ語を話し、
 ウェールズ語で朗唱を行い、 学校へ行くようになって英語もしゃべるようになりますが、
 日曜学校はもちろんのこと、通常の学校でもウェールズ語の芝居をしたり、大学でウェールズ語を専攻、
 また、大学の学位授与式の宣言がウェールズ語でされていたという事が多く書いてあるので、
 この頃はウェールズ語復興運動が盛んな頃だと思っていました。
 
 しかし、日本語の資料などを読むと、DSさんが学校教育を受けているときは、まさに
 ウェールズ語が弾圧されていた頃真っ只中、という印象を受けるので、
 自分が記事を読んで感じたこととの違いに混乱しているところです。

 ただ、日本語で書かれたウェールズの資料は数が大変に少なく、
 主に南ウェールズのことが書かれていたり、どうも年代がはっきりしない箇所があるので、
 もう少し調べて見る必要があると思っていますが、どこから手を付けようか…。

・成績や奨学金などについて
 これも教育に関わってきますが、正直私は現在のものでも、イギリスの教育制度が全然わかりません。
 DSさんの時代と今が違うかもわからないわけですが、とりあえず、新聞の記事に書かれていることは
 具体的にどういうことなのか(DSさんや弟さんの成績というかはどんなものか)と
 いうものをちょっと調べてみたいな、と。
 もちろん、大学のことや、神学校のことも気になっており、調べられればと思っていますが…。
 と、いうか、どこかにDSさんが書いた論文とか残ってないものだろうか。

・"Caractacus"について
 上の方にも書いたとおり、このお芝居自体も気になっていますし
 (なんせマシューの曾祖父さんが主演したもので、話題になったというものですから!)、
 題材になったあたりのことも全く知らないので、知りたいと思っています。
 
 特にお芝居については、先程も書いた資料が早く届かないかな、と思っていたり、
 あと、リハーサル風景の取材記事で内容は大体わかるのですが、
 どこかにスクリプトが有ったりしないか探しています。

・教会での活動などについて
 牧師さんになる前、小さい頃からかなり教会の行事に参加し、
 弟さん共々なかなか大きな役割も担っていた感じだったり、神学校へ行く前から
 説教?を行っていたりのようで、このあたりも気になっています。
 
 ちなみに、遡れた範囲でオーウェン家はずっとカルヴァン派メソジスト(今のウェールズ長老派)の
 教会のメンバーのようで、そのことが何を意味するのかしないのかも気になっています。

・職人さんというあたりも
 ウェールズ人=酪農業というイメージが有るようですが、
 オーウェン家はずっと職人系の仕事をしていたようなので、
 このあたりも何を意味するのかしないのか…とか。

・スポーツのことも
 スポーツ関連の記事もきっちりまとめてどういう選手だったのかをまとめたい…(笑)
 あと、ウェールズでサッカーをするというのはどういう位置づけ?か、とか、
 サッカーやクリケットのルールなどが今とどう違うのか違わないのか、というあたりも気になります。

・ウェールズリバイバル
 DSさんが大学生の頃に、ウェールズ南部で「大ウェールズ・リバイバル」と言われる
 宗教的な運動が起こっています。
 これがどういうものだったのか、また、DSさん自身になにか影響したのかしなかったのか、
 というあたりも気になります。

・北ウェールズと南ウェールズ
 どうもかなり違いが有ったりのようなので、どういう違いがあるのか、など。
 上にも書いたとおり、特にこのあたりの時代については、
 日本語の文献は南ウェールズのものが多い気がして痒いところに手が届かない…。

他にももちろん諸々ありますが、それは「牧師さんになってから」のところで改めて。

なお、上記のことなどについて情報をお持ちの方、こういう資料がいいよとご存知の方は
教えていただけると大変に助かります


と、いうわけで次回はもう少し写真系が増えるかも&
DSさんとマシューはつながるか?!という感じで、続く!