I Love, I Love, I Love You

イギリス人俳優マシュー・マクファディン(Matthew Macfadyen)を中心に。
2018年10月 ≪  123456789101112131415161718192021222324252627282930 ≫ 2018年12月
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「キング・オブ・メディア(Succession)」シーズン1第4話 「伏線と罠」"Sad Sack Wasp Trap"日本放送雑感

マシュー・マクファディンがアメリカ人ビジネスマン、
トム・ワムズガンズ(Tom Wamsgans/Wambsgans)を演じる
HBOドラマ「キング・オブ・メディア」("Succession")。

シーズン1第4話がスターチャンネルさんにて日本初放送となりました。

「キング・オブ・メディア」スターチャンネル公式ページ

ということで、ざっとではありますが、
第4話のことをHBO公式のクリップなどを交えぼちぼちと。
※Youtube上のHBO公式配信の動画はジオブロックがかかってしまっているので、
 HBO公式サイトや、SNSアカウントにないものは、
 Rotten Tomatoesなどの別アカウントのものを借用します。

ひきつづき、ストーリーラインを追いながら時々一言感想を書きつつ、
最後にまとめ感想を書くスタイルで…。


※以下、シーズン1第4話のネタバレ含みます!!



シーズン1第4話 「伏線と罠」"Sad Sack Wasp Trap"

ローガン(ブライアン・コックス)は脳出血で倒れ、
退院後は自宅で療養していましたが、歩く練習ができる程度には回復した模様。

リハビリ中のローガンの側にはもちろん妻マーシャ(ヒアム・アッバス)が付き添っていて、
ローガンが疲れて座りたいと言ってもチャリティー晩餐会に出席できるまで回復できなければ、
そこのハンサムな(介護士の)青年と一緒に出るから、と言って続けるよう促したり、
流している音楽がうるさいといえば、音源のプレイヤーを持ち、ローガンから離れ、
音楽を止めたければここまで来て自分で消しなさい、と言ってリハビリを続けさせます。

マーシャはその場を離れ、彼女はどこに行った?とローガン。
そして、オープニングタイトルに。

オープニング明け。

ローガンの次男でローガンの会社ウェイスター・ロイコCEO代理の
ケンダル(ジェレミー・ストロング)は
会社のプライベート・ジェットで何かをチェックしています。
飛行機から降り、車に乗り換えた後、別居中の妻ラヴァに電話をかけ、
翌日の父親が主催の晩餐会(RECNY...レクニー)でスピーチをするが出席できるかと確認しています。
…ラヴァ、一体どのくらいの頻度でケンダルから電話かかってきてるんだろう…。

先程チェックしていたのはこのスピーチ用の原稿のよう。

ラヴァの答えはどうもはっきりしない様子。
車内のモニターでは、系列のATNニュースで女性キャスターが経済ニュースを伝えています。

ケンダルが会社につくと、アシスタントのジェスにスピーチの原稿を
深夜番組のスタッフに手直しさせ、ジョークを加えるようにと指示しますが、
横から出てきたジェリー(J. スミス=キャメロン)に「あなたがジョークを言うの?」と言われます。

…まあ、ケンダルのジョーク…第1話のローレンス絡みのあのひどいのは
ジョークといえばジョークなのかな、とは思いますが…。

ケンダルが諸々言い返しますが、ジェスからローガンが出社したため、
元の予定をキャンセルしたと聞かされます。
当然ケンダルはそのことを知りませんでしたが、ジェリーも知らなかった様子。

ケンダルの弟でウェイスター・ロイコのCOOのローマン(キーラン・カルキン)は、
自宅のバスルームで出社の準備中の模様。
恋人か妻か、いまいち立ち位置不明のグレースが彼のところにきますが、
バスルームにまでついてきていつも一緒なのは息が詰まるんだ、と追い出すローマン。
無茶苦茶なローマンも、流石に女性の前でオナラはしないのか、とか…。
バスルームが5個もある家ってどんなや…とか…。
…しかし、それよりも本当にグレースはどういう立ち位置なんだろうか…うーむ…。

ケンダルとローマンの妹、シヴォーン通称シヴ(サラ・スヌーク)と、
彼女の婚約者でウェイスター・ロイコのテーマパーク部門の責任者である
トム(マシュー・マクファディン)は自宅で朝食中のよう。

…後ろのケネルの中でトムの犬(らしい)モンデールちゃんが寝ている…。

とかは良いとして、
シヴがトムにチャリティー晩餐会の席次を一番上の兄コナー(アラン・ラック)に
確認するかと訊いています。
シヴは、だいたい去年と同じだと思うけど、と付け加えると、
トムは自分は去年は出席していないと言います。

そんなことない、出席してたでしょというシヴに、
「初めて君とロイ基金のチャリティ晩餐会(=Roy Endowment Creative New York、
先程ケンダルが言ったRECNYはこの略称)に行ったのなら覚えてるよ」。
「テーマパークの視察で香港へ行ってたんだから」、と。

上記から、トムとシヴは付き合って一年ちょっとという感じなのでしょうか。

そしてトムは「子供の頃からRECNYのことは母の雑誌(ヴァニティー・フェア)で見ていたけど、
そのミネソタ(原語では、州都の「セントポール」と言っている)出身の少年が
世界一の美女とその晩餐会に出席することになるなんてね」と言い、シヴも嬉しそう。

そこに、ローマンからのありがたくない知らせが。
シヴが戦略家としてその下で働いている民主党議員のジョイスの夫
(おそらく、シヴの席次に関する発言からダニエル??)が
…なんかとってもここには書きたくない感じの内容の動画を
"Filthy Rich"という名前のサイト上に自分でアップしたらしい…とのこと…。

拡散しているかというシヴの問に、今のところはそうでもないけど
ATNがリークを受け、情報を掴んだとの答え。
ローマンは非常に楽しそう…(笑)

しかし、やはりウェイスター・ロイコ傘下のATNは保守系、
ということは、一家でシヴだけが民主党関係、ということなのでしょうか。
もしかすると、シヴは自分の思想や政治的信条などがどうこうよりも
一家(父親)の影響の下から抜け出したいという思いから民主党議員の下で働いているのやも…?

で、そのATNでは、この件を扱う際、どういう言葉を使うかで責任者たちが話をしています。
…もうこの辺はいいでしょうか…。
で、責任者のエヴァ(第3話の重役会議の際にトムがなにか言いたいのに言えないでいるのに対して
ちょい見下した感じの視線くれてた人)、バリバリした感じですが、
口から出る言葉もまあ…「お硬い保守系の視聴者」は、これを知ったらどう思うんだ…?

一方、ウェイスター・ロイコの中枢部。
ケンダルがローガンに会いに行くと、だれかと電話をしています。
電話が終わったローガンに声を掛けるケンダル。
会社をケンダルに任していたら、売り飛ばされるから戻ったというローガンに対し、
莫大な借金を作ったのはローガンなのだから文句は言わないでほしいというケンダル。
ともあれ元気になったのは嬉しいとケンダルが言いますが、やはりローガンの様子がおかしい感じ。

自分のオフィスに入ったケンダルは急いでローマンに電話をし、
ローガンが戻ってきたと告げます。

地位を奪い返され、今練っている構想を台無しにされるのを心配しているんだろう
(最後はネタでしょうけど)、とケンダルに言いながら、ローマンが自分のオフィスにたどり着くと、
そこには第1話でローマンの願いでローガンがクビにした
かつての重役で唯一ローガンが信頼していた部下フランク(ピーター・フリードマン)の姿が。

何しに来たんだというローマンにローガンが戻れと言って謝ってくれたとフランク。
それに対してローマンは「ずるいイタチほど最後に笑うのか―これ、自伝のタイトルに使えよ―」
「それに親父は人をはねても謝らない、むしろはねた相手を責めた」と。
(それに対して、微妙に納得顔のフランク…)

ここ、原語では「俺らのオペアをはねて、背が低すぎるのが悪いと言った」というような感じになっていて、
オペアというのはホームステイしつつベビーシッター的なことをする留学生?とのことで、
人種等には言及はしていませんが、おそらく私のように背が低い人(アジア人?)だったのかな?
(日本人の中でも相当背が低い私の背ではその基準からも低すぎるかな?)ということで、
後の描写に関わってくる気もするのでもう少しニュアンスは残しておいたほうが良かったような?

その頃、シヴはジョイスに例のアレの詳細を確認しています。
これに対するジョイスの反応が…(笑)
もうこれ、アレですね…うん…こういうのを笑いにしている感じの諸々から
もしかして最初はリベラル系メディアでの反応が悪かったのかな?とか。

シヴはいい考えだと思うが今は対処するために詳細が必要なので
当事者である夫と話してほしい、とジョイスに言い、
ジョイスはそれに対して、ネタはATNが握っているのだから、
ローガンと話すように、とシヴに返します。

晩餐会の行なわれる会場では準備が行われていて、
コーディネーター?のコナーが席次がうまく行けば
僕には中東問題も解決できる力があるってことだ
…ってそんなに難しい問題…?

舞台は再びウェスター・ロイコ社のテーマパーク部門。
トムの前任で元上司のビルがお別れの挨拶をしています。
トムはローガンの姪の息子で最近トムの部下になったグレッグ(ニコラス・ブラウン)に、
ビルは最高のボスで「誰からも愛され尊敬される(字幕)」
「マンデラとサンタを足して二で割ったような(吹き替え)」人と説明します。
(なお、原語ではもっと言い回しがアレで、"It's like Mandela f*cked Santa and gave birth to Bill.")

そんなトムにグレッグは、ローガンが会社に来たことを知っているかというと、
全然知らなかったトム…グレッグに何事に関しても負けていると思われたくないという見栄(?)から、
知ってたさ、黙ってたけどね。といいます。
…ここのマシューの演技が…可愛すぎて…(笑)こういう演技ホント大好きです(笑)

みんなに挨拶していたビルがやっとトムのところに来て、
トムはビルに「今度自分の部下になった新人です」("kid"と言うのがなんかかわいい)と
グレッグを紹介しますが、グレッグが「実は僕も(ロイ)一家の…」と言いかけると、
トムはそれを制止(笑)

ビルはトムに二人きりで話がしたい、とやんわりグレッグを人払いします。

ビルは外部接続から隔離されたPCを取り出し、手書きでは残したくない文章を
作成し印刷してトムに渡したいとのことで何やらスパイ映画じみている
(トム曰く"I think someone has been watching a few too many spy movies since they retired.")。

何やら保管室のファイルに残してあることに対応してほしいとのこと。
ここで殺し文句の「ロイ一家の一員として(You're in the family.)」を出してくるあたり、
この人も食えない狸…と言ったところでしょうかね…。

物事の核心には触れずに周りのことだけを説明していくビルに、トムは何のことかと訊きます。
ビルは、このことについて全部聞いても良いし、
何も知らないまま「死の落とし穴(Death pit)」を回避して、
そこで核燃料棒を冷やしておいても良い、それはトムが選べばいいと言いますが…。
この状況で、聞かない訳にはいかないでしょう…。
ビルがなにか言いかけますが、邪魔が入り、作成した文書をトムに渡しただけ、という感じでしょうか…。

夜、ケンダルのオフィスにローマンが来て、
ローガンがローマンのお目付け役にフランクを復帰させたとぼやきます。
ローマン節が炸裂していますが、まあ良いとして(…)
なんとか言ってくれ、会社は自分たちに任せるようローガンに言ってほしいとローマン。
それに対してケンダルは気にするな、と、お前はよくやっていると言います。

COOは重責だ、というローマン…しかし、ローマンがなにか仕事していそうなのを
まだ見ていない気がする視聴者(少なくとも私は)…。

ローマンはケンダルに「寄付金ホイホイ」のスピーチを手伝おうかと訊きます。
この「寄付金ホイホイ」は原語では"Sad Sack Wasp Trap"、この回のサブタイトルで、
"wasp trap"と言うのが、スズメバチ(wasp)を退治するための罠、
"sad sack..."というのは、間抜けな…というような感じらしいので、
間抜けな奴ら(特にWASP?)から金を集める罠、という感じのかけ言葉なのでしょうか。
後半の"罠"が、まさに"ホイホイ"形式なので割といい感じの訳かな?と思いますが…(笑)

ケンダルはスピーチを成功させたいと張り切っていて、ここでもジョークも交えて、と言い、
そしてローマンにも「兄貴がジョーク?」と言われてしまう…(笑)

晩餐会に誰と行くのかという話になり、ラヴァは無理だから一人で行く…というも、ローマンが納得せず、
なら、ATNのアナ・ニューマンが良いかなぁ…でも、自分はボスだから良くないよなぁ…。というケンダル。
ここでもローマン節炸裂しまくり…(もう省略してもいいですよね…)。
ケンダル曰く「お前は歩く訴訟だな(You're a walking f*ckin' lawsuit.)」…。

一方、トムはオフィスにこもり、先ほどビルから保管場所を教えられたファイルを確認中。
ジャケットを脱いで腕まくりし、床に書類を広げて真剣な顔で見入っています。
誰かがノックをしても、忙しいから放っておいてほしい、と言います。
…ここのトム…腕まくり、サスペンダー、床に正座(ではないけど)、
そして顔に手を持っていってる姿がたまりません…。

翌朝、ローガンが自宅でリハビリしているところに、
アシスタント?のカロリーナがやってきて、諸々を報告します。
ローガン、やはりまだ言語にも怪しい部分があるよう…。
体調について記事が出ているが無視しても良いと言いますが、ローガンに内容を教えるよう指示され、
晩餐会でケンダルがスピーチをし、ローガンは一線を退くだろうという内容を伝えます。
この情報の出どころを突き止めろ、無理ならばやめてしまえとカロリーナに言うローガン。

なにか思いつめたような表情のローガン。

その表情のまま車に乗るシーンに移ります。
隣にはマーシャではなく、コナーが乗っていて、
子供の頃に晩餐会でローガンとコナーの母に挟まれ、
ローガンに色々な話を聞いたという思い出話をローガンにしています。
それを聞いたローガンは表情が柔らかくなり、
コナーの母親は「寄付金ホイホイ」が大好きだった、と言います。
このあたりと、後に出てくる表現から、コナーの母親である最初の妻とは死別なのでしょうかね?

コナーは寄付金の使い道には不満があるよう。
貧困救済や芸術活動ではなく、経済活動に使ったほうが良いのではないかという考え。
それに対して、この日の晩餐会の成り行き次第で、そのことについて考えようというローガン。
この一言でコナーのスイッチがなにやら入った模様??

その頃、ATNにシヴが現れ、エヴァを呼び出して、
ジョイスへの度を越した攻撃をやめてほしい、民主主義にも悪影響だし、と言います。
黙っているエヴァに、なんとか言ったら?というと、
アレなことしたのは(もっと直接的な表現)自分じゃないし、という返事。
ローガンが好む話題だから大きく取り上げるのか、というシヴに、
ローガンは自分の好みを押し付けないときっぱり言うエヴァ。

シヴが代替策を持ちかけるも、こちらもきっぱりと断り、
例の件を報道しているのはATNだけではないと言います。
シヴはそれでもATNがこの話題に割いている時間は飛び抜けて多く、
報道番組内に10分もの性的なネタのコーナー
("How to keep your man happy in bed")を設けるなんて、と食い下がります。

しかし、エヴァはここでも冷静に対処し、シヴは一旦引き下がりますが、
こんなレベルの攻撃をするのはプロ意識に欠ける、
世の中は変革の時を迎える、その未来を考えるべきだ、とエヴァに言います。

プロ意識に欠けると聞いてエヴァもかちんと来たようで、
シヴだったから話を聞いたわけで、
プロ意識云々言うなら自分もロイ家の一員であるという立場を
利用しているのを忘れないように、と言い返します。

ウェイスター・ロイコでは、ケンダルがフランクやカールを含めた部下たちに
CEOは自分であることを強調し、ローガンの復帰は未定であると言え、と指示を与えています。

そこにジェスがスチューイが来ていると告げ、次にトムが5分だけ話を聞いてほしいとやって来ます。
トムの話を聞く素振りを見せるケンダルでしたが、トムがケンダルが知りたくないことだと思う…と言うと、
ローガンが社員のことは皆愛しているが、
特に彼の代わりに黙って毒を食う社員を愛していると常々言っていた、と言い、
(原語では"He loved all his employees, but he particularly loved the guys
who ate the sh*t for him and he never even knew it.")

トムは、わかった…オランデーズソースをかけてナイフとフォークで食うよ…と言います。
…ケンダルが部屋を出た後のトムの表情が…。

それにしてもフランス料理が苦手なワタクシ、
オランデーズソースがどんなものかわからずに思わず調べてしまいました。
…なるほど、こういうのか…と思いつつ、そもそもフレンチがソースまみれなのって
美味しくないものをごまかすためだったんだっけ?(諸説あります)とトムの発言に妙に納得(笑)
そのソースがまたアレなんだよなぁ…見た目も味も(意見には個人差があります)…。

部屋を出たケンダルは、スチューイが待たされている目立たない部屋へ。
ローガン不在時のゴタゴタでウェイスター・ロイコの大株主となったスチューイは、
ローガンが出社するようになったと聞いて、状況を確認しに来たよう。
ケンダルがローガンはまだ療養が必要だとスチューイに言っているところに当のローガンが入ってきます。

ローガンに挨拶をするスチューイと辛辣な言葉で返すローガン。
ローガンはケンダルにジェリーからオパライト社に買収すると言えと言われたが、良いかと問います。

悪くないけど、後で話し合おうというケンダルに、だけど自分は買いたいんだ、
データ・マイニングを始めたいというローガン。
データ・マイニングに対して懐疑的なケンダルは慎重な意見のよう。
高額を提示したいというローガン、その言い回に含まれる性差別発言に
うんざりな様子で嫌味で返すケンダル。

それに対してローガンがなにか発言したのかと思われるも、何を言っているのかよくわからず、
ケンダルが心配して声を掛けるも、用を足したいだけだと言ってローガンは部屋を出ます。

そのやり取りを見ていたスチューイが現状の社のトップは誰かと確認し、
法的にも実質的にも自分だとケンダルが答えます。

ローガンはオフィスへ行き、…そこで用を足します。
トイレがわからなかったのか?トイレに間に合わなかったのか??それとも??

テーマパーク部門のトムのオフィスでは、トムがリックと呼ぶ人物を見送っています。
そんなトムに、遠くからやあ、という具合に手を上げて挨拶?するグレッグ。
トムはうんざりした様子でグレッグを無視し一旦部屋に入りかけますが、思い直してグレッグを呼びます。
無視されてしょんぼりしていたところを呼ばれ「え?僕?」という感じで飛んでくるグレッグ。
…完全に犬である。

トムは扉を閉めると思わせぶりにドアにおでこをコツンとぶつけてグレッグは「???」
おでこを離してガラスに付いた脂を拭きつつ「なあ、グレッグ…」と話し始めます。
トム曰く、彼自身の個人弁護士にも話をしたが、ウィルスに感染した、と。
そう言われてもグレッグは意味不明で、そう…?と言うしかなく…。

トムは続けて、危険なウィルスだから…自分はもう終わりだ、永遠に
(It's a deadly virus. And, and now now I'm f*cked! Forever.)と、笑いながら言います。

何かのレビューで、ここの笑い方が007シリーズのヴィラン的な…と書いてあったのですが、
先程ビルから書類を受け取る際の「スパイ映画の観すぎ」からの流れでしょうか?
そうだとしたら、脚本によるもの?監督の演出??それともマシューの??
まあ、そうでないにしても、トム的には笑うしかない状況であることは確かなよう…。

「それはひどいね」というグレッグに「そう、最悪だ」と言い、
誰かに打ち明けるべきだけども、話した相手を殺すことになる、というトム。
え…今あんた僕に話してるよね?という表情のグレッグ…。

トムはすかさずファイルを取り出し、グレッグに
「死の穴」だ、グレッグ、読んでみろ、と言い、それに対して
「えーと、死の穴に落ちたくないかな…?」という反応のグレッグ(当たり前)

トムは、「さあ」と更に読むように促し、そして「お前は家族だ」と
ビルから自身がやられた殺し文句を言い、それにはグレッグもやられてしまったようで、
ファイルを手にして読み始めます。

その内容は、テーマパーク部門が持っているクルーズ船内での犯罪について。
社の非公式な方針で、船内で重大な犯罪行為が起こった場合は、
可能であれば帰国せずにカリブ海や南米の「友好的な当局」のある国へ行き、
然るべき処理をしてもらい、影響を最小限に抑えるとのこと。

そういえば、公海法とか船舶法とかどうなってるんだ…?

重大な犯罪行為って?と訊くグレッグに、
窃盗、性的暴行、殺人…というトム。

しかも何百件も起きている…上に、
クルーズ部門の責任者レスターも当事者で、ひどいセクハラ行為をした、と。
このことにグレッグもありえん…と首を振っています…。

更に、これらの事件について、すべて金で封印しているが、
メールなどの記録が残っていて、いつ爆発するか分からない、時限爆弾みたいなものだというトム。

どうしたら良いのか分からない、共謀罪に問われてしまう、
このことを知ったら言わなければいけないけど、
言えばこのウィルスを拡散させることになる、と言うトムに
じゃ…これで僕もウィルスに感染したってことだよね…というグレッグ…。

Succession S01E04 Clip | 'The Death Pit' | Rotten Tomatoes TV


この二人のことや、マシューの演技については、最後のまとめの部分で書くとして…。

ケンダルとスチューイのいる部屋にローガンが戻ってきて、
オパライト社の資料をなんで持ってこないんだと言いますが、
ケンダルは先程も書いたとおり、データ・マイニングには懐疑的なので抵抗します、
しかし、ローガンは頑なで、「お前はこのバカに俺(会社)を売ったビジネスの天才だ、
だからスチュワート(スチューイはこの名前の愛称?それともただ間違えてる?)の考えを聞きたい」
と突っぱね、その場にいないジェスに書類を持ってこさせようとするケンダルに、
たった30秒で行けるんだから自分で行け、と言います。

ここは多分スチューイと二人で話したかったから行かせたんでしょうが、
それにしてもすぐ取ってこられるものまでそこにいない人に頼もうとするのは
ビジネスマンにとって普通なの…?

取りに来た書類を持って部屋を出ようとするケンダル、なにか異変に気づきます…。
ジェスを呼び、誰かこの部屋に入ったか確認すると、ローガンが来たとのこと。
窓際にある染み…なんだコレ?と…何で触るんだよ…!!!!(笑)
ここのジェレミーさんの演技が絶妙…(笑)

ケンダルが元の部屋に戻ると、ローガンとスチューイが和やかに話していて
オパライト社を買い取るという話でまとまっているよう。
スチューイはここのボスはローガンであるということをはっきり認識している様子。
ケンダル、色んな意味でボーゼン…。

ローガンがスチューイに「寄付金ホイホイ」に参加するかスチューイに訊くと
もちろん内輪の言葉なのでケンダルに晩餐会のことだと説明を受けないとわかりませんが、
いずれにしても参加すること、またローガンが参加しないのは残念だと言います。
それに対して、ローガンは出席すると言い、ケンダルは不安げな表情。

そして、ケンダルはローマン、フランク、ジェリーに
先程の染みを見せ説明しますが、みんな信じられない様子。
ケンダルとしては、こういったことが外にバレればまた株価が下がる、
それに次に何をやらかすのか、という懸念があるよう。

晩餐会にも出席すると訊くと、一同は同様に心配します。
ここで、ケンダルがその場で人種差別発言をしたら?と言うと
ローマンは「いつものことだ(Just another Saturday night.)」と言います。
ここ、先程の車ではねた…のあたりがかかってきている
(あと、なんか曲のタイトルにあるらしい)と思うのですが、どんなもんでしょうか?

…とにかく、どうしたもんかと心配するだけのケンダルに、
ジェリーが「この件に気づいてあなたはどう対処したのか」と厳しい一言。
ケンダルは、ローガンに恥をかかせたくない(どうしようもない)という答えで、
ローマンとジェリーは、駄目だこりゃ、という反応。

ローガン邸では、晩餐会の支度としてマーシャがローガンにコルセットをつけています。
そして、年間使用限度が3回で、あまり頻繁に打つと不眠になり
神経障害を起こす危険があるという痛み止めを、その月で3度めになるにもかかわらず、
医師の忠告を聞かずに打つように言うローガンとマーシャ。

一方、シヴとトムも自宅で晩餐会の支度中。
トムはシヴに君をこんなことに巻き込みたくはないんだけど…と例の件を相談。

詳細は言わずに、葬り方が甘かった秘密があって…
埋葬がうまくできていない死体というか…むしろゾンビっていうか?と。
何言ってんの?という感じで笑うシヴ。
トムは続けて、そのゾンビはいつ墓から出てきて自分を殺すかわからない、
ゾンビが出てくるのは時間の問題だし、そうなったら知ってて何もしなかった自分が責任を取らされる、と。
だけど、何かしたら、何かしないと、というトム。泥をかぶるよりも、正しいことをしたい、と。

で、正しいことって何?というシヴに、
重役や弁護士も呼んで記者会見を開き、全てを公表して公開捜査で全てを白日のもとに晒し
会社の恥部を糾弾しよう(We pin the rap on a tight group of naughty, rotten apples.)と思う、とトム。

それを聞いたシヴはあまり真剣に取り合ってない様子ながら、
勇敢だと思う、とだけ言い、いい考えだと思うかとトムが訊いたときに
ちょうどジョイスから電話がかかって、後でいい?と部屋を移動するのでした…。

いや、ほんとここのトム可愛すぎなんですよね…。
シャツにパンツ(しかもピンクのゆったりボクサー!)に靴下だけの姿で椅子に後ろ向きに座ったり、
歩きまわったり、重し(?)をいじったり…レビューで可愛いと言われていたので、
見るのをとっても楽しみにしていましたが、期待以上の可愛さで…(笑)

トムはものすごく真剣なのに、シヴが全然真剣に聞いていないところが
二人の性格や立場の違いとか関係を表しているようでなんとも言えないシーンです(笑)

後でまた言及しますが、先程のグレッグとの会話と言い、
トムはものすごく普通の感覚や良心を持ち合わせた人間だということがわかるシーンでもあり…。

そして、そのままワンカットでシヴがジョイスと電話で話すシーンに移ります。
できることはしたが、長期的には自分で対処してもらわなくてはいけない、というシヴ。
まあ、そりゃそうですよね…。

そしていよいよ晩餐会。

着飾った人たち、もちろんこの話のメインキャラクターたちも含めて…が
フォトシュートを行っていたり。
こういうところの動きとかってやっぱりある程度アドリブなんでしょうか、
それとも元々決まってたのかな、とか気になってしまいます。

そのころ、地下の駐車場にローガンとマーシャを載せた車が到着。
用意された車椅子に乗るローガン。
他の誰にも聞こえないように、そっとマーシャに
「無理かもしれない(I don't think I can do this.)」と弱音を吐きますが、
マーシャが「できる、負けではダメ(Yes, you can. Vas-y and f*ck them.)」と励まします。

会場を任されているコナーは先程のローガンとの会話のこともあり、気合十分?
フォークの置き方がなっていない、人の流れがおかしい、と
恋人のウィラにも指示を出して人を動かしたり、スタッフに難癖をつけたり指示したりしています。

ワンカットで今度は結局同伴することになったらしいATNのアナにケンダルが話しかけているシーンへ。
この晩餐会ができたきっかけはローガンの最初の妻(コナーの母親)が
貧しい子どもたちにバレエを習わせたことだと説明しています。
ここで言及しているマーク・モリスとは、振付師、
もしくはNYにある彼の設立したダンス・グループ、もしくはダンス専門学校のことのようです。

謙遜なのか本心なのか、偽善ぽい、馬鹿らしいかも、というケンダルに
素晴らしいことだと思うというアナ。

そしてケンダルは、スピーチで緊張しているから、プロのアナにアドヴァイスをしてほしい
(Maybe you can, uh, give me some pointers. You're the ATN pro, actually.)、と言います。

そのケンダルのものを含めた当日の各スピーチの内容をチェックするコナーと担当者。
ここでのコナーの反応も、ああ、ロイ家だなぁ、とか(笑)
その中で、コナーはケンダルがスピーチの中でサプライズ的に
ローガンの引退を発表する計画だということを知ります。

会場にはグレッグももちろん(?)来ていて、またも嫌味な感じで絡むトム(笑)
ここでねっとりと「ミスター・ボンド」、と言っているところから、
やはり先程のグレッグとのシーンでの笑いは
ボンドのヴィランをイメージしたものなんでしょうかね(笑)

それにしても、トムが言う「金持ちの未亡人を君の悲しげな目で誘惑できる、ペットになれるぞ」
というのは確かに…とか思ってしまったりで…(笑)

そこにジェリー(いつもと全然違う!)が現れ、トムに話しかけます。
実は、ここでコソコソっとグレッグが消えている…。
(そしてここでジェリーに挨拶するトムの顔がすごく可愛い…)

ジェリーは、トムに記者会見を開くのかと訊き、
なんで知ってるのかというトムに何も知らないけど、と言い、
最善策は…と言いかけるトムに、黙るべきだ、と。
良心に従って「僕を見て!僕は嘘はつけないんだ!僕はいい子だからね!僕のxxxを見て!」
なんて叫ぶときじゃない(良い子ぶるんじゃない)、と言います。

それに対してトムは自分はそういうキャラじゃないと言いますが…。

そんなトムにジェリーは「罪食い人」の話をして、
お前の代わりはいくらでもいるのだから、
今の生活を失いたくなければ黙って罪を背負え、と暗に言います。
「死食い人」についてはまた今度ちょっと調べてみよう…。

で、誰に聞いたのかトムが訊くと、
「トムには言いづらいんだけど、トムの母親と性的な関係を持っていて、彼女の寝言で」
と、もちろんありえないことを言ってしらを切るジェリー。(ここのトムの反応が可愛い)

このあたりのトムとジェリー(と書くとアレみたい、ちなみに私はトム派)のことについては、
下の方のまとめ?感想部分に書きますので、ひとまずここでは置いておいて。
トムは、あいつか…?と思った様子。

先程、ケンダルのスピーチの件を知ったコナーは
ローガンにそのことを知っているか訊きに行き、それで良いのかと確認します。

なんだって?というローガン。いいんだね?というコナーに、いいや、という答え。
ローガンは少し考え、コナーに予定を変更する。ケンダルではなくて、自分がスピーチをする、と言います。

コナーは隣でパンにバターを塗ろうとしているマーシャを見て、
何事かに気づきその場を離れます。

そして厨房に行き、バターが凍っていてパンが崩れる、台無しだ!と叫び、
厨房スタッフと、フォローしようとする統括の補佐(実質統括?)のステファニーに
お前ら全員クビだ!と喚き散らします。

Succession S01E04 Clip | 'Cold Butter' | Rotten Tomatoes TV


…コナー、実は(?)一番めんどくさい奴っぽい…。

…しかし、グレッグにとってはトムがやっぱりめんどくさい奴かも…。
ということで、晩餐会が司会者の登場で本格的に始まったところで、
トムがグレッグを呼び出します。

記者会見のことをバラしたのはお前だろう、とグレッグを責めるトム。
厨房で茹でて…とかなんかかわいいぞ…
(たぶん最初にグレッグを"lump of f*cking turducken"と言ってるからだと思うけど)。

トムが近づきすぎ、顔に唾が飛ぶからと少しトムの胸を押すグレッグに、
突き飛ばしたな?!常軌を逸してるぞ!と言うトム。
…トム…傍から見ると常軌を逸しているのは君だ…。

とにかく、密告したのはお前だろ、お前にしか言っていない!というトムに、
知らない、自分じゃないと言い続けるグレッグ。
トムもとうとう折れ、グレッグを開放します。

…しかし、ここのシーンでは特に思いましたが、
マシュー、こんなに見上げて演技し続けるの初めてじゃないかな、と…(笑)
ニコラス・ブラウンさん、196cmとどこかで見た気がして、今までそう書いていましたが、
それだとどうも191cmのマシューとの身長差が…と思っていたら、
198cm説も浮上して、そっちが近そう…とも(笑)

で、トムがここでなにかに気づいたように自席の方を見ると、
シヴが振り返って微笑んでいて…ここのカメラワークとトムの表情で
「まさかシヴが…?!」と思ったことがわかります。

またシヴにカメラが行き、その手前を歩くローマンに焦点が移ります。
ローマンはローガンのところに行き、ケンダルは正直トップの器じゃない、
ローガンが帰ってきてくれて嬉しい、と言います。
ついでに、遠慮がちにフランクをどうして自分につけたのか訊きますが、
ローガンはそれには答えず、パークの業績について訊き、それに対して、
トムはまだなれてないから…あいつは変わり者だけど自分に任せてほしいと答えます
(ローマンにだけは変わり者って言われたくない)。
そしてローガンはローマンにフランクの言うことを聞いていれば良い、と言います。

そこにコナーが戻ってきて、マーシャにバターのことを謝罪したところで、
ローマンも渋々自席に戻っていきます。

ローマンが自席に戻ると、グレースがボーイと何やら楽しげに会話しています。
ローマンは嫌味を言い、ボーイにグレースの電話番号を聞き出させます。
そして、その後もローマンはそのボーイに給仕を命じ続けます。
グレースとローマンの関係、やっぱり謎だ…。
そしてコナーとローマン、やっぱりどっちがめんどくさいかな…。

一方、ATNに腹を立てているシヴは、そのATNの看板キャスター(?)
を連れてきたケンダルに嫌味を言います。
シヴが最後に言っている"clusterf*ck"というのは、
元々軍隊で使われたスラングで「メチャクチャな状態」という意味らしいです。
もちろん、良識のある人がパーティの場で使うような言葉ではないようなアレ…。
にしても、字幕で使われてた言葉は、直接的な意味で使っていたにしてもちょっと違うような…
まあ良いか…。

自席に戻り、アナに話しかけるケンダルのところにコナーが来て(アナにバターの件を謝罪)、
スピーチはローガンがすることになった、とケンダルに告げます。

もちろん寝耳に水のケンダル。

ジェリーを呼び出し、何を言い出すかわからないからローガンと話すように言います。
ローガンのもとに向かうジェリーですが、ローガンに幸運を祈ります、
と言うだけで全く止めようとしません。
そして、その後ケンダルにはただ肩をすくめてみせるだけのジェリー…。

実は、原語では上に書いたように、ケンダルは「父と話してほしい」としか言っていないので、
もちろんそれがローガンを止めてほしいという意味で、それをジェリーがわかっていたとしても、
ジェリーは言葉通りの意味ではケンダルの指示を無視したわけじゃないという…。
もちろん、ケンダルから聞こえない、見えない位置だったからああいう感じだったのではあると思いますが。

ケンダルにはどうしようもなさそうです…。

コナーは舞台袖で出番を待つダンサーに話しかけますが、
うん、やっぱりめんどくさい人だな…。
話が終わらなそうでしたが、出番なので、と出ていくダンサーたち。

彼らのパフォーマンス中、それぞれが色々なことを考えていそうだったり、そうでもなかったり。

トムのもとにシヴが帰ってきて、ケンダルは読むはずだったスピーチ原稿を手にし、
ジェリーは何を思っているのかパフォーマンスを眺め、
グレッグはあきらかに「金持ちの未亡人」風の女性の隣でご機嫌取りでもしている様子(笑)
コナーにローマンも舞台を眺めていて、
楽しそうにパフォーマンスを見ているマーシャの横で、時間を気にするローガン。
こういう、セリフなどがない中でそれぞれの表情を映し出していく演出が個人的に大好きで…。

ローガンとローマンはパフォーマンスをつまらなそうに見ているので、
このあたりの感性はこの二人が一番似ていそう…(笑)

他の人達には大変好評だったようで、特にフランクとカールはコナーに賛辞を送ります。
ちなみに、カールは「バカな白人どもに見せつけてやったな(日本語字幕)」と言っていますが、
原語では"You really showed it to those cystic fibrosis f*ckheads, huh?"となっていて、
"cystic fibrosis"というのはCF症、嚢胞性繊維症という遺伝病で、
白人特に一部のユダヤ人に多く見られる病気…とのこと。

チャリティのためで自分のためじゃないと言いながらも嬉しさを隠しきれないコナー。
厨房へ言って、先程クビだと喚き散らしたメンバーに、今度は上機嫌で最高だ、愛してる!と叫びます。
…ほんとめんどくさい人だな、コナー…。でもこういう人よくいるのかも…。

会場では司会者がローガンの紹介をし
(ここのごますりな感じの言葉にローマンはわざとらしく「鬱陶しいな」という反応)、
マーシャに支えられながら立ち上がり、ステージに向かうローガン。

…ここでのトムの反応が意味わからなかったのは私だけ?
呼ばれたの俺達じゃなかったね、というジョークかな。
いずれにしても、トムもシヴも、ローガンがスピーチをするなんて…という顔。

ローガンは相当つらそうですが、悟られないようにというマーシャ。
スチューイはローガンが失態を演じれば自分は家のうちの一つを失うから
弁償しろよとケンダルに言いますが…。

壇上に上がると、先程までとは別人のように振る舞うローガン。
しっかりとした口調で、ジョークを交えて挨拶をします。

流石だ…。

そしてこの場で個人的な報告がある、と言い出します。
「あるものが、自分が入院している間、今がチャンスとばかりに…」と言い、
自分のことで何かを言うのかと緊張した面持ちのケンダル。
しかし、ローガンが続けた言葉は、「娘にプロポーズをした」と。
(「え?俺?」という顔のトムと、それを笑顔で見るシヴがかわいすぎる。)
ローガンはトムを家族に迎えたい、と言うのでした。

日本語字幕でもやっとトムの名字が出てきましたね。
吹き替えと同じく「ワムズガンズ」でやっぱりそうだよねぇ、と…(笑)
スターチャンネルさんの公式サイトはもう直す気がないのでしょうか…。

続けてローガンは子どもたちがお互い、支え合い、励まし合うのは大切なことだ、
そして、自分がしてきたことはすべて子どもたちのためだと言い、
入院中に協力して切り抜けてきた子どもたち、特に、ケンダルを誇りに思うというのでした。

ケンダルを持ち上げておいて、最後に自分は復帰すると宣言するローガン。
こういう場やその中でのスピーチというものを、よく理解している…。

呆然とするトムの横で、何かを考えているようなシヴ。
そして二人は顔を見合わせます。

もちろんケンダルは大変微妙な表情。

会場は拍手に包まれ、グレッグも素直に「すごい…」なんて感動している。

ローガンはもう限界の様子で、皆に気付かれないように
マーシャに「帰るぞ」と言い、ステージから降ります。

ステージから降りたローガンにケンダルは声をかけます。
なぜ自分でスピーチをしたんだというケンダルに、
ケンダルを見はっていた、二度と裏切るんじゃないというローガン。

ケンダルは何のことだと言いますが、スピーチで引退を発表する気だっただろう、と。
ただのジョークだというケンダルに嘘を付くんじゃないというローガン。

直接自分に言ってくれればというケンダル(お前もな…)に、
"F*ck off"と言い捨てますが(この回だけで何人の人がこのセリフを言っただろう)、
倒れそうになり、ケンダルがとっさに手を出します。
そこへすぐにコナーが来てローガンを座らせて休ませます。
ここでローガンはコナーによくやった、と労いの言葉をかけ、コナーは上機嫌。
コナーはローガンに「自分は人にはもう従えない、命令の味を知ってしまった(byナポレオン?」と言い、
ローガンもこれには、何言ってるんだ…という表情…。

そこにマーシャが来て、ローガンを連れ、会場を後にします。

ケンダルはアナのもとに戻り何が起きているのか教えてほしい、と彼女に問います。
アナとの間に何か壁を感じる、自分は何かしたのか?と。
アナは最初は何でもないと言いますが、ケンダルが食い下がると、
自分には恋人がいるが、エヴァからケンダルはボスだから
確実に「楽しませる」ようにと言われたと言います。

先程からの描写で、そういったことを許せない質であることがわかるケンダル。
直接のボスであるエヴァに言われては困るというアナに、そうはいかない、と言いますが、
どうしてもという彼女に、わかった、と言います。

アナが去った後、ローマンが来て、ケンダルの嫌うようなセクハラ発言を繰り返します。
言い返す気力もないケンダルはローマンを置いてエヴァの席へ行き、
アナに約束をしたものの、やはり許せないと思ったようでエヴァの事を責め立てます
(もしかしてローマンはそうさせるためにわざとケンダルにああ言ったのでしょうか?)。

トムは、帰りの車の中で思いつめた表情をしています。
一瞬となりにいるシヴの方を見ますが、またすぐに顔をそらします。
ここで青いライトに目の辺りが照らされるのがうまい…。

今度はシヴがそんなトムを見て、トムの方に手をやり、
それに気づいたトムがシヴの手を取り、楽しかったよ、とささやきます。
しかし、また顔をシヴからそむけるトム…。
第2話ラストの可愛い二人とは大違い…。

まだ会場に残っていたジェリーはグレッグの方へ行き、
懸命な判断だった、これからもどんどん話してちょうだいね、と声をかけます。
…記者会見のことをジェリーに言ったのは、やはりシヴではなくてグレッグだったのです。

冷静に考えれば、シヴがジェリーにこの事を言っても
良いことなんかない(彼女にとって「得」がない)のに…。

ローマンとグレースの部屋では
ローマンがグレースにボーイから電話があったかと訊きます。
そこにボーイから電話がかかってきて…どういうプレイなんだ…。

ケンダルも帰りの車の中。もちろん一人です。

そして、もう一台の車が目的地に到着したらしく、
待っていたスタッフが扉を開けますが、ローガンを眠らせておきたいので、
彼を起こさず、そのまま車を走らせるようにとマーシャが指示します。

眠るローガンの顔から、マーシャの表情にカメラを移し、エンドロールへ…。

と、言うことで、第4話はこんな内容でした。


第4話おさらい映像
S1 Ep 4: Recap



************************

第3話までで主要なキャラクターが大体出揃い、ローガンが完全とまでは行かないでも復活して、
トムも重大案件に巻き込まれたりと大きく話が動いていく…というような回になりました。

正直、この回が私には実に面白くて興奮してしまいました…(笑)
一般評価はこの回からぐんぐん上がっていくので、
第5話以降に大いに期待してしまいます。

まず、今まではあまり意識していなかったのですが、
この回はワンカットで場面が移るところが多かったこと。
また、セリフなしで表情を捉えていくカットも多かったのが大変に私好みでした。

もしかして、第3話までと監督が違うから…?第5話も同じ監督さんのようなので、
同じようなカットがあるのか気になります。

それと、とにかくマーシャの強さを感じた回でもありました。
ローガンは流石に一代で巨大企業を築きあげただけのことはありますが、
今回はマーシャがいなければ、黙って寝ているしかなかったかも。
(むしろ第2話の段階で転院させられてその途中で…とかもありそう)

なんかひたすらかっこいいマーシャ…。
その過去を含め、まだまだミステリアスなところが多いですが、
今後何かわかっていくのでしょうか。

シヴは相変わらず表情が可愛いうえ、まだまだひよっこなんじゃのう、
家の力というものから逃れたいとあがいていながら、それができずにいるんだな、
という部分が第3話くらいから見え始めてますます可愛いですね…。

そんなシヴに対して、トムは最後に勘違いによって一方的に疑いの気持ちも芽生えたようで、
これからこの二人の関係もどうなっていくのか、個人的には大変に気になるところです。

この回が自分にとって面白かった要因の一番大きなところは、
やはり、トムが大いに話に絡んできたから、というところがあると思います。

まず、グレッグとの関係ですが、トムは誰にも言えないのはあまりにも辛いから…、
という本音を自分でごまかして、彼自身はグレッグなんてどうなってもいい奴だし
面倒を押し付けたろ…と思ってやったことだと思いこんでるんでしょうが、
このことがきっと今後の彼らの関係にとって一種ターニングポイントになるのかな?
と思わせるような感じでした。

クリップも貼った「死の穴」のくだりの二人のやり取りも絶妙で、
ニコラス・ブラウンさんが、後半トムが椅子に座ってグレッグに近づき、
至近距離でじっと目を見ながら話すシーンについて、
マシューの演技の面白さを語っていたりも…(笑)

マシューはやっぱり身体の使い方や、間のとり方が最高にうまいですよね…(笑)

そういえば、ケンダルがスピーチにジョークを入れる、というたびに
いちいちあんたがジョークを?と驚かれてちょっとムッとしていましたが、
マシューも今回のトム役を含めコメディをやるたびに、あんたがコメディやるの?と
驚かれることに対して自身が驚いていたり…(笑)

実際ジョークが微妙そうなケンダル(もちろんジェレミーさんではなくケンダル)と違い、
マシューは舞台はほぼコメディですし、映像でもコミカルな演技がすごくうまいので
ファンとしてもなんでそんな事言うのか謎なんですが…
(彼の仕事をあまり知らなくて、演技をあんまり見てないんだな~としか…)。

それから、トムはジェリーに「いい子ぶるのをやめろ」と言われた時に
「そういうキャラじゃない」と言っていましたが、
きっと、本当はそういうキャラなんじゃないかな…とも。
それを強がって隠して、自分でもそう思い込もうとしているだけなんじゃないかな、と思いますが…。

トムのキャラクターについては、これからもちょこちょこと書いていくと思いますし、
おそらくシーズン1のラストエピソードで大いに語ることになると思いますが…、
彼は自分が思ってるほど悪人(というかなんと言うか)じゃないし、
そういう器じゃないんだろうなぁと。

トムとは反対に、ジェリーはこういう世界で生き抜いてきた(しかも女性)だけあって
第2話のトップにはなりたくないと欲がないようなことを言いつつ、
それが借金返済の責任を持ちたくないからだったり、厳しくケンダルに突っ込むところも、
トムへの対応の仕方も、ケンダルとローガンの間での動きも流石だなぁ、と…。
個人的には悪い意味で感心してしまいます…(笑)

そういえば、関係ないですが、以前感想でないところでは書いたのですが、
ジェリーを演じるJ.スミス=キャメロンさんは、実生活では脚本家、
ケネス・ロナーガン(「マンチェスター・バイ・ザ・シー」で有名)さんと
ご結婚されているようですが、トム役マシュー・マクファディンが
「キング・オブ・メディア」の第1話と第2話以降の撮影の間に撮影していた
BBC/Starzドラマ"Howards End"の脚本がロナーガンさんで、
マシューとスミス=キャメロンさんはその話もしたりしたのかな、
とかちょっと気になっています。

"Howards End"もマシューの演技がすごく良かったので、
日本でもどこかで(オリジナル音声で)放送してほしいのですが…。

とか言って、全然関係ないのに"Howards End"のクリップを貼ってみる…。

トムを演じている姿しか知らない方がもしここを見てくださっていたら、喋り方の含めて
トムと全然違う役を演じるマシュー・マクファディンも少しご覧になってみてほしいということで…。
ちなみにこのヘンリー、マシューが演じたキャラクター史上、最高に好みの外見です(聞いてない)

…話がそれまくりましたが…「キング・オブ・メディア」に戻ります…。

で、最後のジェリーとグレッグのやり取りのところで、
字幕だとグレッグが「世渡り上手」と言われていて、文字通り、
自分をいじめるトムを裏切ってジェリーに密告したのかな、とも思えますが、
今の段階では、個人的には、グレッグはただ、自分も「感染」したことに困って、
なんとかしてくれそうなジェリーに相談しただけじゃないのかなと思いますがどうでしょう、
グレッグはアホなだけで、あまり黒キャラという感じはしないというか、
自分の行動が自分が思っていなかった方に転がるタイプのキャラクターと言うか。
多分、今後も大いに話を引っ掻き回していってくれるんだろうな、と
これからの活躍にも大いに期待です。

にしても、トムのいう「ゾンビ」はいつトムを襲うことになるのか…。

そんなこんなで、今度のトムがどうなってしまうか非常に心配になり、
トムに大いに同情して観てしまったのですが、
これはやはり私がただのミーハーマシュー・マクファディンファンだからでしょうか…。
でも基本、ああいう不器用で損をしがちな「凡庸な」キャラクターを好きになってしまうことが多いので、
きっとマシューが演じていなくても、トムが気になっていたのではないかなと思いますが、
いやしかし、あのキャラクターはやはりマシューでないと演じられないなぁとも思い(もう良いです)

同様に、(まあ、トムに対する仕打ちはひどかったにしても)ケンダルも真面目すぎるよなぁと。
セクハラに関するスタンスは、大いに彼の評価を上げました(私の中で)が、
彼は会社の責任者になるより、意見を聞いてもらえるところでアイデアを出すほうが向いている気もする…
(だからといってそこまでの発想力があるかといえば…という悲しさ)。

コナーとローマンについては、ますますよくわからなくなってきましたが…。

諸々まだまだ書きたいことはありますが、今後また…ということで…。

最後に、第4話のBTSと、第5話の予告映像を。


EP4 BTS
Inside the Episode #4


EP5Preview
S1 Ep 5: Preview

ジェームズ・クロムウェルさんがローガンの兄、グレッグのおじいさん役で登場!で楽しみすぎます!
黒いタートルネックのトムも大いに楽しみ!

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