I Love, I Love, I Love You

イギリス人俳優マシュー・マクファディン(Matthew Macfadyen)を中心に。
2018年08月 ≪  123456789101112131415161718192021222324252627282930 ≫ 2018年10月
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「リッパー・ストリート」シーズン5日本放送E6(最終話)雑感 後半

マシュー・マクファディンが主人公エドムンド・リード警部補を演じる「リッパー・ストリート」。
ファイナルシーズンとなるシーズン5の第5話、第6話が日本初放送となりました。

というわけで、いよいよ本当に最終話、第6話。
前半に続き、後半部分を。

物語は本当のラストを迎えますが、
主にカットがひどいと思ったのはこの後半部分…というわけで…。

※以下、シーズン5第6話(後半)のネタバレ含みます!!


第6話"Occurrence Reports" (後半)

では、後半戦スタートです!(前半の感想はこちら

スーザンの処刑を見届けているリードのクローズアップとなり、そして、突如セピア色の画面に。

リードが何処かでドアをノックする音に起こされたよう。
マシュー、本当に寝起きの演技がうますぎて大好きですよね…。

そして、なんとも懐かしい声がリードのことを呼んでいます。
リードの自宅のドアをノックをしてリードを呼んでいるのは、そう、ドレイクです。

リードがドアを開ける前に「ドアをノックするのをやめろ部長刑事、今から出るから」と呼びかけます。
…日本語字幕は「部長刑事」のところがカットされてしまっていて、本当は重要だと思うんですが、
まあ音でリードが"sergeant "と言っているのはわかるから良いか…。
そしてドアを開けると、「リードさん、来てください。別の(被害者)が」と。

ここでこのエピソードの前半から考えるに、視聴者はこう思ったはずです。
「ああ、あの事件か、これは1888年のことなんだ」と。
よく見るとリードもシーズン1と同じ服を着ているのに気づきます(ネクタイ以外は)。

向かった先は、やはりドーセット通り。エピソード前半でアバーラインがリードを連れてきたところです。
ミラーズ・コートに入ったところで制服警官が吐いていて、13号室の前にはアバーラインが。
そして、彼は「彼女の名前はメアリー・ジェーン・ケリーだ」と告げます。

…ここのリードの顔がメイクのせいか、マシューの演技のせいか
何故か若い頃のマシューっぽくて妙に感動してしまったりもしました…。(偶然かもしれませんが)

アバーライン は「世界を元に戻したい」とリードに言い、
リードはドレイクと顔を見合わせた後、一人13号室に足を踏み入れます。

テーブルに臓器と思われるものが置かれているなど、明らかに尋常ではない光景。

そして、ベッドに横たわる惨殺体がリードの目に焼き付きます。
…ここの映像、個人的に好みというと語弊がありますが、うまいなぁと。

遺体が鏡に写っていて、それだけで酷そうだというのがわかりますが、
ストロボがたかれた直後に、ガッツリその遺体が映るんですよね…。
しかも一応実物の写真を見たことがありますが、
一瞬のカットなのに妙にちゃんと作ってあって(CGでしょうか?)、
日本版でもよくカットされなかったなと思います。

で、リードくんの大きな目に映り込んでいる描写で、
この遺体が彼の目と心にしっかり焼き付いてしまっていることもよくわかります。

…流石にいくらマシューの目が大きくて綺麗だとしても、映り込みは合成でしょうけど。
ちなみに目の表現が気になる質で、大体は目のアップとか苦手なんですが、
マシューの目とそのまわりは個人的に完璧なので
こんなに嬉しい目のアップがあるのかとも思ってしまったりです(笑)

そして、次の瞬間、作中の「現在」に映像が移ります。

おめかししたリードとマチルダ。
警官たちに囲まれるドラムを呼ぶため立ち上がったマチルダのお腹は膨らんでいます。
どうやら、マチルダとドラムの結婚パーティの模様。
ということは、左の方にいたのはドラムくんのお母さんかな?そして、ミミちゃんも来ています。
リードとマチルダが笑顔で見ているのはミミちゃんなんですよね、わかりづらいですが。

そして、リードによる乾杯の挨拶。"My Mathilda."と。
UKアマゾンノーカット版のみ、これに続いて、"the girl born to me twice."というセリフが続いていました。
このフレーズ、個人的にすごく好きなので、カットしてほしくなかったな…と思います。

そういえば以前マシュー・ルイスくんの役名がわからなかった頃に、
もしかしてあの人なのか?と思っていた人がいたのですが、それが本物のリードさんの娘さん、
エリザベスさんの夫となるH署の警官、トーマス・スミスさんのことで、
まあ当たらずとも遠からずという感じだったかな、と…。

そしておそらくそれから少したった日に場面は移り、リードがドラムくんに荷物を渡していて、
マチルダとドラムくんはどうやら引っ越しをするようです。

出産までもう少しなのに待てなかったのか?と言うリードに、
ドラムがここでの出産を嫌がっているから、と。
そりゃそうだな、というのはリードも視聴者も納得。
ちなみにマチルダも、そしてリードもドラムの呼び名が「サミュエル」に変わっています。

明らかに心配そうなリードに、グレート・ウェスタン鉄道でチェルトナム・スパに行くのであって、
蒸気船でコンゴに行くわけじゃないんだから、というマチルダ。
どこであろうが悪いことがあるのはわかってるけど、強い信念で
自分が生きているのを信じてくれたのだから、元気でやってるって思うことはできるでしょう、とも。
そして、リードはマチルダを抱き寄せ、ハグをします。

ちなみグレート・ウェスタン鉄道は乗り心地が良い、と
「最初の刑事: ウィッチャー警部とロード・ヒル・ハウス殺人事件 」に出てきました。
(ウィッチャーはタイトルの通り最初の刑事、なので、リッパーの時代より何十年か前)
今でもそういう感じらしく、この路線のファーストクラスに乗った家族が、
椅子とかすごい豪華だった…と言っていました…(笑)

ここのリードの表情が、本当に娘を思うお父さん、という感じが
よく出ている感じがしてすっごく好きなシーンです。

リードとドラムが握手を交わして別れを告げた後、ドラムがリードに「来てくださいね」というも、
マチルダは彼は来ない、来ることが出来ないといいます。
リードはなぜ娘がそんなことを言うのかわからないという表情。

きっとこの時のリードは言われなくても遊びに行くつもりでいたのだと思いますが、
きっとマチルダはここしばらくで彼女の父親がどういう人間なのかを本人以上にわかっていたのでしょうか。
もしかすると、ドレイクやその他、バックリィ氏の一件のことなどから、
リードは来てはいけない(幸せを感じてはいけない)とも思っていたのかもしれませんが、
これはあくまでおそらくは制作サイドと視聴者のみが考えていることなのでしょうか。

ここで画面はまたセピアがかった1888年に。

ブラウンベアではアバーラインが酒を飲むリードに事件の目撃情報について話しています。

ここのシーンもちょこちょこしたカットがわりと多く、
まず、その前にドレイクがアバーラインを迎えるシーンが有り、
おそらく酒を飲みすぎているリードを心配したドレイクがアバーラインを呼んだのではないか?
という感じになっていました。

そしてアバーラインの報告を聞いたリードが「リストに追加する」、と言った後、
UKアマゾンノーカット版のみ、他の目撃情報をリードが細かく上げていくというセリフが挟まり、
日本版放送にも有った「想像の産物である」というようなセリフに続きます。

そして、こんなの無駄ですよ、とリードが言った後、日本版ではカットされていましたが、
アバーラインがリードに家に帰ってエミリーを気遣ってやれ、
それから仕事をしろ、戦え、というようなことをいい、
UKアマゾンノーカット版のみリードが事件の犯人は捕まえられない
というようなことを言うシーンが挟まり、酒を飲もうとしてそれをアバーラインに止められ、
家に帰れと言われて店を出る、という作りになっていました。

店を出たリードの後をドレイクが追い、家に連れて帰ろうとしますが、
リードはそれを拒否し、帰る家はないといいます。

それでもリードを追いかけ、家に帰りましょうというドレイクに
媚びるのはやめろ、お前は犬か?!というリード。
違います、というドレイク、うん、でも犬だよね、ドレイク…(かわいい)

じゃあ追ってくるな、お前に何も良いことはないぞ、と言うリード…。
きっと、それが本当になってしまったとリードは強く思っていることでしょう…。

場面は変わり、「現在」のH署。ドレイクの肖像画が飾られています。
そして、アバーラインがリードの元を訪れ、署長室で話をします。

マチルダたちが引っ越してから半年が経っているようで、
マチルダは無事女の子を出産したようです。
ドラムくんは教師になったとのこと。彼にはきっとピッタリの職だろうな、と思いつつ、
この十数年後には、教え子たちが戦場に行くことになるんだろうな、と思うと…。

そしてマチルダは「小説を書いてると言ってます」とのこと。
そういえば「ドラキュラ」を夢中になって読んでいたマチルダ、
一体どんな小説を書いていることやら…。

彼女に子供に会いに行ったのか?というアバーラインにまだ、と答えるリード。
お前の孫娘だぞエドムンド、とアバーライン。ああ、リードくんがおじいちゃんか…。

休暇を取って会いに行こうと思ってます、と、このときもまだ会いに行く気は(一応)あるらしい。

で、アバーラインは何をしに来たかというと、
ジョージ・チャップマンという、パブを経営している男が
かつてセヴァリン・クロゾフスキーという名で、それは切り裂きジャック事件で容疑者とされた一人だが、
諸々諸々でやはり彼が怪しいので、リードに再捜査するように言いに来た模様。

本当のアバーラインさんや切り裂きジャック事件をなんとなく知っている人は、
ここではいはいはいはいはい!とニヤニヤするという仕掛け。

実際、実在のアバーラインさんはジョージ・チャップマンこそが
切り裂きジャック事件の犯人だったと言っていたようです。
ちなみに、シーズン1第1話でジャクソンのことを「ピンカートンが!」と
馬鹿にしたように言っていましたが、
アバーラインさんは警察を退職後に、そのピンカートンで働いていたらしいとのこと。

リードは、アバーラインが上げた根拠の一つを否定し、更に、
そもそも切り裂きジャック事件の犯人は左利きだったけども
クロゾフスキーは右利きだったと言ってアバーラインの言葉を退けます。

ここで、日本語字幕ではリードがマーサ・タブラムの犯行のことについて「彼の犯行とは認めてない」
と言っていますが、字幕だけ見ると「彼」とはクロゾフスキーのことのようにも読めますが、
これはおそらく切り裂きジャック事件の犯人という意味かと思われます。
彼女が犠牲となった事件の件ではクロゾフスキーの名前が出てこず、
ここで言うようにアバーラインがそのような疑いを持っていたということらしい(多分)のと、
マーサ・タブラムは切り裂きジャック事件の被害者ではないという説が有力視されていて、
アバーラインは彼女が切り裂きジャックの犠牲者であると主張していたようなので(多分)

脱線しましたが、なおも食い下がるアバーラインにリードは、
彼の妻が仮に中毒死だったとしても、切り裂きジャック事件の犯行とは全く違う、と激しく反論します。

ここのまくし立てるリードくんが本当に攻撃的なわけではなく、
聞き分けのないおじいちゃんに対して意見している人という感じでカワイイ。

そして座って飲み物を飲んでから、トーンをガラッと変えたリードが落ち着いた声で
チャップマンを連行はしない、なぜなら、それは幻想だからだ、引退した警官の暗い白昼夢だから、
バラと妻の元に帰った方がいい、と。

まくし立てから、落ち着けよ、という感じになり、座ってからさらにトーンを落とす、
このリッパーの演出とマシューの演技のメリハリが大好きで、
まだ諦めないアバーラインに"It is ghost... and a dead one at that."というところが本当にたまりません。

これで最後だと思うなよ、と言い捨ててアバーラインちゃんは去って行きます。

アバーラインを無下に?あしらったわりに
切り裂きジャック事件の被害者の写真をボードに貼り出すリード。
そう言えば、シーズン1の時は、ここ(建物は変わっていますが)に
こうやって被害者の写真が貼られていたなぁ、と視聴者は懐かしく思ったりしたのではないでしょうか。

自宅で食事を取りながらぼんやり本(時期的に後述の小説の第1部かなと思っていますが…)
を読むリード(かわいい)、そこに届いた郵便物の中に
アレクサンドリアのリオープンイベントの招待状があり、その裏には直筆で
「ぜひ来て、あなたがいなきゃ始まらない! -Mより」というメッセージが書かれていました。
それを嬉しそうに読むリード(かわいい)。

1899年2月18日、正装をしたリードはアレクサンドリアに向かいます。
…リードくんのこのような姿を見られて本当に嬉しいです、有難うございます…。
そして、ステージドアをノックするとミミちゃんが、「こんばんは警部補」と出迎え、
リードは「こんばんはミミさん」と答えます。

…字幕では「ミミ」になってましたが、実際は"Miss Mimi"と呼んでいます。
ジャクソンみたいに"Mimi"と呼び捨てじゃないんですよ!でも、"Miss Morton"でもなく
な距離感がたまらなく可愛いと思いませんか…(意見には個人差があります)

そこはリードたちがねぐらとしていた頃と違い、
多数の人々が舞台に上がる準備をしていて活気にあふれています。

リードはミミちゃんからシャンパングラスを笑顔で受け取り、
それをミミちゃんに掲げます(ほんとかわいい)。

舞台袖でミミちゃんから彼女のグラスを渡されるリード。
ミミちゃんは、挨拶をするために舞台に上がりますが、
リードの方を見て微笑み、袖から見守っているリードも微笑み返します。
そしてミミちゃんは挨拶をはじめ…。

日本版、この後カットしすぎです。いちばん大事なところを切ってしまいました。
あまりのことにあっけに取られてしまいました…。

この後カットされたシーンとは、以下の様なものでした。

再び1888年。
リードは泥酔状態でミラーズ・コートの付近(色々とひどい住人の生活状況…)をうろつき、
そしてパブで酔いつぶれているところをドレイクに起こされます。
ドレイクはやっぱり犬だった…ちゃんとリードくんの後を追っかけていたのですね…。
そして、リードを立たせて店の外に連れ出そうとします。

酔っている(体のデカい)リード、その際に他の客にぶつかります。
その客はそのはずみで酒をこぼしてしまい、リードに
アメリカ訛りの英語で「おいノロマ」と呼びかけます。

それはジャクソンで、この時はリードもドレイクも彼のことを知りません。

「酒の金を払えよ」というジャクソンにフラフラな状態で向かっていこうとするリード。
ジャクソンは「いいね、かわいいお嬢ちゃん、こっちに来いよ」といって挑発します。
ドレイクはリードを引き止め、自分が前に出ます。
するとジャクソンは「おいおい、いつでも美人コンテストに勝っちゃうんじゃないよな?」と
ドレイクのことも挑発。
ドレイクは素早く半歩前に出て、それに対して攻撃を避けようと半歩下がるジャクソンですが、
ドレイクは上半身を全く動かしておらず、ジャクソンを馬鹿にしたように
「アメリカ人め、牛ばかりで犬はいないか」というようなことを言います。
(この表現がよくわからなかったのですが…犬ってあんまり良い意味で使われる言葉じゃないですし、
どちらかと言うと牛(bull)のほうが勇猛的な意味で使われそうなんですが…。)

このやり取りをしている最中、ドレイクの後ろに映っている半分寝ているリードくんが可愛すぎです…。
本当にマシューは寝起きとか眠そうな演技が巧いな…彼の顔の作りのせいもあるかもしれませんが…。

そして、ドレイクはそんなリードを店の外に連れ出し、その後ジャクソンは一緒にいた男たちに
「俺がそう望んだから奴らが来たんだ」というようなことを言います。
これはどういう意味なんでしょう、もしかしてリードとドレイクのことは知っていて
検視官としての仕事を貰おうとしていたのでしょうか…?
それとも全く違う意味だったのか…。

正直、日本放送版(BBC World Wide版?)はなぜこのシーンをカットしたのか理解に苦しみます。
リードが主人公ではありますが、「トリオ」の物語でもある「リッパー・ストリート」。
おそらく、ミミちゃんが"My friends, my friends..."と観客に呼びかけた時、この言葉を聞いたリードが
彼の友人を思い出したという、このエピソード上最も重要なシーンだと思うのですが…。
どこを切ったとしても、ここだけは切ってはいけなかったはず…。

そして、次からのシーンはUKノーカット版のみのシーンですが、やはり某所で見ていて、
正直このエピソードで一番好きなシーンであり、また個人的にはとても重要なシーンだと思っていたので
US/UK版ソフトにも入らなかったことに本当に本当にがっかりしました。

場面は「現在」に移り、リードは殺人事件の現場に出向いています。
おそらく夫を殺害した妻が逮捕され、連行されるのを見守るリード。
彼はそこがウッドシーア通りであることに気づき、そこにあるユダヤ人孤児院に向かいます。
しかし、そこには子どもたちも、そしてゴレンさんもおらず、
ホワイトチャペル外の連絡先を書いたメモだけが残されています。
ゴレンさんまでもがホワイトチャペルを去っていってしまったと知るリード。
このメモを読んだ後、リードの後ろ姿とガランとした孤児院が映る、という構成。

そしてそして、私の大好きな大好きなシーンに続きます。

またしても正装をしてアレクサンドリアを訪れているリード。
劇場では「シンベリン」が上演中のようで、ポスターが貼られています。
おそらく、オーナーであるミミちゃん用の部屋に二人。
ミミちゃんが「手に入れたのね」と言うと、リードは蓄音機を取り出しながら、「ついにね」と答えます。
ここ、引いた画面でリードの後ろ姿なんですが、少し膝を折って蓄音機を出す動作が美しいな…とか…。

そしてレコードをセットし、針を落とします。
ちゃんと音楽が再生されるかとドキドキするような表情のリードを、優しい笑顔で見守るミミちゃん。
そして、エルガーの「エニグマ変奏曲」より「ニムロッド」が無事に再生され、二人は微笑み合います。

この曲は、1899年(ただし初演は7月らしいので作中でリードがレコードをかけた時期には
まだ世に出ていなかった)に発表されたもので、
当時はともかく、今のイギリスではリメンバランス・デーには必ず上演され、
今日のイギリス人にとっては「別れ」や「鎮魂」を連想させる曲なんだとか。

この曲がバックに流れたまま、時は更に流れます。

リードは自宅に届いた小包をいそいそと開封します。
そして、その中に入っていた「ブラックウッズ・エディンバラ・マガジン」1899年4月発行の1220号、
それに掲載されているコンラッド著、「闇の奥("Heart of Darkness")」の第3章を貪るように読むリード。

マチルダが、蒸気船でコンゴに行くわけじゃないんだから…と言っていましたが、
そのコンゴが舞台の、人の心の闇を描くようなこの作品をリードはどんな思いで読んでいるのでしょうか。
この作品についてはそれこそいろんな解釈がなされていると思いますが
自分は恥ずかしながら、このシーンを見た後に翻訳版を一度読み、
今少しずつ原書を読んでいるところなので、とりあえずそれには触れずにおきます…。

ちなみに原書はもちろんパブリックドメインなので、
インターネットアーカイブでPDFをDLできるバージョンもあります。
が、それはこの雑誌に掲載されたものではありません。

この雑誌は大英図書館で所蔵しているので、申し込めばそこで読むことが出来ます。
(パブリックドメインなので全ページ複写やタブレットなどでの撮影も可能)
…かくいう私はもちろん見てきましたよね、ええ…。
ちなみにリードが読んでいた号の目次と一部はここでも見ることが出来ます

そして更に時は流れ、1899年6月。
「ベケット」を上演中のアレクサンドリアのミミちゃんの部屋?では
やはり正装したリードとミミちゃんが二人で談笑しながらディナーをしており、
リードがミミちゃんにグラスを掲げ、ミミちゃんも笑顔でそれに応えます。

ここまで(実際はもう少し先まで)ずっと「ニムロッド」が流れ続け、セリフは一つもありません。
こういう演出大好きなんですよね…。
そして、やはりマシューと、そしてミミちゃん役のリディア・ウィルソンさんの
(RADA出身の)二人の実力も感じざるを得ません(意見には個人差があります)。

しかし、食事中に談笑しているところはもしかしてアドリブで 、
笑い上戸で笑いが止まらなくなることで悪名高い?マシューは
本気で笑っていたんじゃないかとも思ってしまいました
(リードは後ろ姿ですが、若干崩れ落ちている時がある)

…そして、やっと日本放送の部分に…。

H署にいるリードに、アメリカからの郵便物が届きます。
(ノーカット版では、リードがこの封筒を開封する直前まで「ニムロッド」が流れていました)
それは、ジャクソン(マシュー・ジャッジ)の遺言執行人である弁護士からのもので、
リードが彼の遺産の受取人の一人に指定されていたので、その分を送るという内容。

コナーは弁護士事務所の被後見人となり、セオドアのすべての遺産を受け継ぐとの知らせも。
…コナーは将来どうなってしまうのか…きっとそのお金で正しい方向に行き
人々のために何かをする存在になるのだと信じたい…。

封筒には、一時リードが隠し持っていたこともある「あの」指輪と、
ジャクソンの死に関しての9月2日付の新聞記事も同封されていました。

…この知らせを見たときのリードの呆然としたような表情が…たまらなく切ない…。

そして、リードはアレクサンドリアに向かい、
ミミちゃんにジャクソンの死とその時に起こったことを知らせます。

ジャクソンはコナーと釣りに行った時に、どこかの姉妹が流されたとその母親に助けを求められ、
川に入って姉妹を助けたが、雪解け水が冷たかったためか、彼自身は心臓が持たずに亡くなった…と。

第5話でジャッジ一家が揃った時に、アメリカに帰ろう、という話をしていた際、
スーザンが雪解け水の流れる渓谷があって…というのがここにかかってきていたわけですね。
そして、ジャクソンはスーザンとの最後の約束の通り、コナーに正しい行いをする手本を見せたわけです。
そして、マシュー・ジャッジは彼が愛してやまないケイトリン・スウィフトの元に
とっとと行ってしまったのですね…。

ここのリードの語り口の柔らかさがたまらなく良く、マシューの声の良さ、
発声の良さ、声の演技の良さが本当に効いていて素晴らしいシーンだと思います。

ミミちゃんは泣きながらそれを聞いていて、
父親らしい笑顔のジャクソンがコナーとともに写った写真をリードから受け取り、
涙を流したまま、笑顔でリードにお礼を言います。

ここのリードの表情もまた、たまらなく切なくて良い…。

リードが家に帰ると、玄関先にアバーラインがいて、何かメモを残して去っていきます。
そのメモはジョージ・チャップマンに関するもので、
リードは結局チャップマンの経営する新しいパブへ行きます。

そして、エリザベス・テイラー(彼の「新しい妻」の名前)を知っているかと問い、
何者か問われて、警察だ、H署から来た。と答えます。

ここでまた個人的に重要なシーンがカットになっていました…。

1888年、前夜酔いつぶれていたリードは完全に二日酔い。自宅でバケツに吐いています。
それを介抱するのはエミリー…ではなく、もちろん(?)ドレイク。なんだよ、妻かよドレイク…。

ヘロヘロの状態で「始まるのはいつだ?」というリードに
「審問会ですか?二時間後です」と答えるドレイク。

次に、リードの頭に水をかけ顔を洗ってあげるドレイク。
いや、妻じゃなかった、お母さんだ、これ。
ここリードくんが上半身裸なのですが、胸あたりがムッチリしててほんとかわいい…とかじゃなくて、
1888年なのに火傷の痕がないような。

そして、続いてドレイクはリードのヒゲまで剃ってあげています。
この時、ドレイクを見上げるリードくんの表情が可愛すぎてですね…
完全にお母さんと幼い息子ですよねこれ(幼い息子は二日酔いにならないしヒゲもないけど)…。

いや、無くても良いといったら良いのかもしれませんが、
個人的にとってもとっても好きなシーンだったのでホントもう…。

で、日本放送版にも有ったメアリー・ジェーン・ケリーの検視審問のシーンに続きます。

ここで嬉しいご褒美が。
なんと!この審問会場にはベストが来ているではありませんか!
ベスト役のデイヴィッド・ドーソンさんにお話を伺ったときには
まさかこんなことが起きるとは思っていませんでしたが、
ご本人はもうご存知だったのかな、と思ってしまいました。

ちなみにテレビ雑誌のRadio Timesオンライン版にエキストラで参加した方の寄稿?記事があって、
そこでドーソンさんがいた、というようなことなどなどが書かれていたので、
シーズン5配信前からベスト再登場はなんとなく知っていましたし、
もしかしてメアリー・ジェーン・ケリーのシーンがあったりするのかな?とは思っていました。

ちなみに、この記事を書いた方は記者役のエキストラだったようで、他の記者役のエキストラの方が、
よりによってマシューのことを知らなかったらしく、「あなたも記者の役なの?」と訊いたら、
マシューが穏やかに「いや、警察官の役だよ」と言ったとか書いてありました(笑)

で、審問では被害者のご近所さんが証言をしています。

ミラーズ・コート5号室に住んでいる、未亡人で路上に立っている、と言うことやその後の証言から、
切り裂きジャック事件のことをなんとなく知っている人には
彼女がメアリー・アン・コックスであるということがわかります。
1888年11月12日付のスター紙に、この審問会の記事が掲載され、
彼女のことも書いてあるというので、近々スター紙を漁ってみたいと思っております。

彼女はその夜、被害者が歌っていたという歌を歌います。
その歌は"A Violet From Mother's Grave"という曲で、
実際に「メアリー・ジェーン・ケリーが殺害された夜に歌っていた」という証言で有名な曲のようです。

その歌を聞いていたリードは会場を退席します。
追ってきたドレイクに対して、自分はみんなに何を言えばいいんだ?というリード。
これから事件ことについて説明しなければいけないが、自分が説明できる限度を超えていると。

それに対してドレイクは、たしかに残虐極まりない事件だが、
皆が残虐性を強調するあまりに犯人はまるで空想上のもののように思われている、と。
真実を述べられるのはリードだけで、この事件が空想上のものによるものではなく、
生身の人間によるものなのだ、とリードに証言を促します。

意見をいうときにも"My feeling, Mr Reid, if you will allow it..."と控えめなのが良い。
そしてその意見ははっきりしたものなのが良いなあ、ドレイク…。

そして、リードは証言台に立ち、遺体発見時の状況を細かく説明していきます…。

一瞬、リードがベストの方を向いて、二人の目が合うシーンが…
この二人の関係性が大好きな自分としてはありがとうございますとしか…。

メアリー・ジェーン・ケリーの検死審問が行われたのはショーディッチの市庁舎で、
ここは「リッパー・ストリート」シーズン3第1話、第2話のプレミア試写会が行われた場所でもあります。

「リッパー・ストリート」シーズン3プレミア試写会の時。
マシュー、ドレイク役のジェローム・フリンさんと、このアカウントの関係者。



そして「現在」の、ジョージ・チャップマンに警察手帳を見せるシーンに戻ります。

ジョージ・チャップマンは、妻は具合が悪くて寝ているが、特に問題はないというようなことを言い、
リードは彼が右利きだということを再度確認すると
彼になんのために来たかという真実を告げずにその場を立ち去ります。

実在のチャップマンはこの直後に「具合が悪い」妻を亡くし、再婚し、更にその妻も亡くなり、
結局3人目の妻を毒殺した容疑で逮捕され、1903年に処刑されます。

この頃、実在のリードさんはとっくに引退してハンプトン・オン・シーで暮らし、
ロンドンには戻っていないわけですが、
実はこの頃にアバーラインさんがクロゾフスキー犯人説を打ち出したのを受け、
結果的にリードさんはこれを否定した、という事実があり、それを活かしたところだと思うのですが、
そのことを全く知らないとちょっとわかりづらい展開(なんで突然この人が出てくるのか、とか)だったかもしれません。

そして、1899年12月31日。
日本語版ではすっかり無視されていましたが、
アレクサンドリアの外では「今世紀最後の夜!」と言っている人がいて、
貼り替えられているポスターも、そのような見出しになっています。
日本語字幕では「世紀末スペシャルショー」となっていましたが、
本当の19世紀最後の夜は1900年12月31日なので、
ツッコミが入らないようにあえてこういう曖昧な表現にしたのでしょうか?

ちなみに当時はどういう扱いだったのだろうと思ったのですが、よくわからず。
オーストラリアの当時の新聞に、結局20世紀は1900年からなの?1901年からなの?
という記事があったようなのでまあ、どちら派もいたのかもと思いました…。

とりあえず、区切りが良い年であるのは間違いないので、まあいいのかな、というところで…。

準備中の劇場の客席にいるミミちゃんのところへリードくんが来て、
伝言をしたんだけど…どうだかわからなかったけど…
特別な時だから、ショーの後食事を一緒にしてもらえるだろうか?
そして、新年を迎えられたら…、と言います。



ミミちゃんはリードの言葉を遮り、
今夜はリッチモンドで行われる舞踏会に行かなければいけないので、
アレクサンドリアには来ないと言います。
その舞踏会はミミちゃんに求婚している男性主催のもので、
彼はとても年を取っていて(日本語ではカットになっていましたが、死にかけている、と)
彼の申し出を受けようと思うと。

なぜなら、今夜ホワイトチャペルで新年を迎えたら、今後100年(次の世紀もずっと)
ここにとどまるのではないか、それを恐れている、と。
リードのことをとても好きだけど、(愛しい、愛しいエドムンド…。というミミちゃん…)、
私はキャプテンのウィスキー臭い笑顔を見てしまう、そして、彼につきまとわれるのはお断りだ、と。



そしてリードは切なそうに笑いながら頷き…

ここから、また重要なセリフがカットになっている日本版。。。

リードは頷いた後、自分以外はみんなここからいなくなるんだね、とミミちゃんに言います。
そしてミミちゃんは、それは私達にとっての贈り物だと思う。あなたはとても立派だ、と言います。

そして、日本版でも有ったように、ミミちゃんは少しためらったように手をリードの肩に手をやり、
二人はハグをします。



このシーン、もしかすると人によっては、
リードが勘違いしたおっさんみたいに見えてしまったのではないかと思います…。

先に書いたカットされたシーンがあれば、二人が何ヶ月も親密な時を過ごしていたことがわかり、
リードとミミちゃんは惹かれ合っていたのでは、ジャクソンの訃報さえ届かなければ、
ミミちゃんもリッチモンドの舞踏会へは行かず、新年をリードと迎え、
もしかしたら二人は一緒に人生を歩むことになったのかもしれない、
という想像(妄想)もたやすくできたのではないかと思うのですが…。

ちなみに、先日マシューのものだけメモをしたキャスト+クリエイティヴのQ&Aで、
ミミちゃん役のリディア・ウィルソンさんは、「何がミミをリードにひきつけると思うか」
という質問に以下のように答えていました。

「私達はちょうどミミがステージの上で突然振り返り、リードの方を見るシーンを撮り終えたところで、
私は突如、この瞬間がミミがリードと人生を共に過ごすことができると気づいた時であると思ったので、
もう一度そのシーンをやりたいと思っていたの。
私はミミがリードをからかっているとは思わない。
私は、彼らはこの旅の同行者でありえたと気づいていたのだと思う。」

私はこのシーズンの最初からミミちゃんとリードくんの関係が良いなぁと思っていたので、
ラストエピソードの二人の描写がたまらなく好きでした。(そして萌えまくりました…)

そして、考えてみればミミちゃんはリードの好み
(黒髪で頭が良くて独立心と度胸がある女性)どストライクだし、
本物のリードさんは最晩年に年下の女性と再婚されているのでもしかして?と思っていたりで…。

もちろん、ミミちゃんはジャクソンをずっと心から想っていて、
リードとミミちゃんは彼の思い出を共有する「盟友」という側面のほうが強いかもしれませんし、
あとで書きますが、リードはきっと幸せになってはいけないので、
ここで二人がこういう別れをするのは当然としても、
本当に本当にあの二人の交流のシーンをカットされてしまったのが残念で残念で…と何度でも言う…。
もし、エニグマ変奏曲の初演と、作中でリードがレコードをかける時期が矛盾している
という理由だけでカットされたのだとしたら勿体無さすぎです…。

ちなみに、日本版でカットされてしまったリードのセリフも、
このエピソード、そしてこの物語の肝だと思うのですが…。

…とまあ、このあたりはこのくらいにして。
その後、アバーラインも姿を見せなくなり、ますます孤独になるリード。
署長室の誰も座っていない来客用の椅子を見つめるリードが切ない。

そして夜、結局リードはミミちゃんのいないアレクサンドリアに行き、ひとりでショーを観ます。
そこで歌われているのはあの曲、"A Violet From Mother's Grave"。

リードは怒りだし、なぜこの曲を歌うのか、許されない、やめろと叫びます。
スタッフに促され、退席させられている最中もリスペクトを知らないのか?と叫び続けます。
観客は一緒に歌を歌い、パフォーマーを励ましています。

…自分が見に行ったショーでこんなお客さんがいたら最悪だな…。

そして、スタッフたちになだめられている時も、
これは彼女の歌だ、メアリー・ジェーン・ケリーが
殺害された夜に歌っていた歌だと知らないのか?と言い続けますが、
スタッフの一人が「だから歌っているんです」というと、我に返り、
謝罪しながら劇場を後にします。

雪が降る中、リードはその足でH署に向かい、署の前で空を見上げます。


この画像に書かれている言葉が
先程ミミちゃんとの最後の会話の際にカットされたと書いたリードのセリフ。

H署の中では署員たちが(多分娼婦を呼んで)、年越しパーティをしていますが、
リードは一人、署長室へと続く階段を登り、チラッとドレイクの肖像画に目をやります。

このあと、日本版では、また重要な箇所がカットになっていました。

署長室で酒を一口飲んだリードは机に飾っていたマチルダ一家の写真を手に取り、
しばし見つめた後、その写真を机の引き出しにしまい込みます。

…これは、ものすごく重要な場面だと思うのですが、なぜカットしたのでしょうか…。
実際に引き出しにしまうところは映らないので編集する人が意味がわかっていなかったのでしょうか…。

ここは、先ほどからちょこちょこ書いてきたことですが、
リードだけが残される、彼だけがホワイトチャペルにとどまり、孤独に過ごしながら
悪と戦っていかねばいけないというのが、彼にとっての「罰」だということだと思うのです。
それは、彼自身が進んでそうするわけではないのでしょうが、
結果的にそうなってしまう、一種の呪いというか…。

なので、後半部分は、結局リードがホワイトチャペルの闇を心に抱えていること、
そして、どんどんと彼の親しい人たちが去っていき、
最後には自ら一番大事にしていたものに日常的に思いを馳せることすらも
やめてしまうという描写ではないのかな、と思うのですが…。

そしてこの週の報告書を書くリード。
このエピソードのタイトルは、この報告書のことです。

彼の背後では、新年を、新世紀を迎えたことを知らせる鐘が鳴り響きますが、
それも意に介さずに仕事を続けるリードのカットで物語は終りを迎えます。

この後、リードは1900年代、そしてヴィクトリア女王崩御後、
新しい時代をどう過ごし、どのようにその人生の最後を迎えるのでしょうか。
実在のリードさんとは全く違った道を既に歩んでいるので、
視聴者それぞれの想像に委ねられることになります。

…個人的な希望は結局未亡人になったミミちゃんと…(こら)
いえいえ、おそらく、彼は一人で戦い、死んでいくのかなぁと思います。
結局マチルダにも、孫娘にも会えず、部下はいるけど、友人はできずに終わるのかな、と…。

…そしてエンドロールはおそらく皆さんの予想と期待通り、
シーズン1からシーズン4まで使われていた、おなじみのオープニング曲が流れるのでした。



ということで「リッパー・ストリート」が本当に本当の終りを迎えてしまいました。
私がマシューファンになってから初めて
キャストアナウンスメントから追いかけていたということもあり、本当に特別な作品ですが、
Spooksの時に同じ役を長く続けているのが嫌だと(それだけが理由じゃないだろうけど…)早々に降板し、
その後はシリーズものはやらない、と言っていたマシューが脚本を気に入って
(まあそれだけが理由じゃないかもですが)再びシリーズものの仕事を受けた上、
結果的に彼のキャリア史上最も長く関わり続けた、という作品でもあり、
それだけに本当に面白くて、よく出来ていて、途中どうなるかと思いましたが、
ラストエピソードを観て、私としてはとっても「リッパーらしい」終わり方だったと本当に満足して、
燃え尽き症候群というか、ぽっかり胸に穴が空いたような気分になりました…。

それだけに特にラストエピソードの日本版(BBC World Wide版?)の編集の酷さに
「これは違うんだ、違うんだよ!!!!」と叫びたくなりました…。

ちなみに、無知すぎる私はこの作品を見るまで
ヴィクトリア時代というと、なんでかメイドさんとかご主人様とかのイメージ?や、
切り裂きジャック事件などのオカルトまで行かなくても猟奇的なイメージしかなくて
興味が全くと言って良いほどになかったのですが(ミステリや私立探偵にも基本興味がない)、
この作品をきっかけに、その末期は科学・工業分野の技術が飛躍的に発展し、
また、移民や民族間の偏見や軋轢などの社会問題など
色々と興味深いことが沢山起こっていた時代なのだということを知り
今や19世紀末のロンドン、もちろんイーストエンドに興味が出て、
少しずつですが色々調べたりしているところです。

それもマシューがこの作品に出ると決めてくれたからであり、そのマシューや
作品選びにうるさいので有名な彼にそうさせた脚本を書いたリチャード・ワーロウさん始め、
この作品を作り上げて行ったキャスト+クリエイティヴの皆さんには感謝しかありません…。
もちろん打ち切りのアレコレがあるにしてもBBCや、
そして復活を実現してくれたAmazonUK(ノーカット版を国外からでも観られるようにして~)
そして、編集や字幕で色々あるにしても、日本の放送局であるAXNミステリーさんにも。

ちなみに、キャスティング担当の方曰く、マシューはオーディションではなく、
ジェロームさんは2回オーディションを受け、ジャクソン役には他のアメリカ人俳優を考えていたけれども、
永久に解決できない理由(ギャラか?)から、アダムさんに白羽の矢が立って
あの素晴らしい「トリオ」が出来上がったようです。

まあ、当時のマシューがシリーズ物のオーディションなんて絶対受けないよね、というか
シリーズものはやらないと公言していたマシューに脚本を送った人グッジョブ…
というかやっぱり裏ではシリーズ物そろそろやろうかな。。。とか言ってたのかも…(笑)

とりあえず、ざっと書いてきましたが、この作品が大好きすぎて色々まとまらないのと、
シーズン3の途中から感想を書き始めたのと、そして色々調べたりしていることが有ったりなので、
ここではしつこく、これからもこの作品に関係があること、
この作品に関する記事を書いていくと思いますので、
もしよろしければお付き合いいただけましたらうれしいです。

またこのことも書きたいと思いますが、
この作品の放送が始まった頃から、BBCのサイトにシーズン1第1話のスクリプトが上がっています
実際放送されたものと違うところもあって面白いですので、
もしまだ読んだことがない方はぜひぜひ読んでみてくださいね。

それと最後にBTS画像などがこの回は全くないので、つい最近のこちらを…。

リードとジャクソンの再会はかないませんでしたが、
リード役のマシューと、ジャクソン役のアダム・ローゼンバーグさんはニューヨークで再会!
撮影+SNSへのアップはローズ役のシャーリーン・マッケンナさん。

シャーリーンさんとアダムさんはお付き合いされている(一緒にNYで住んでるのかな?)ようなので、
アカウントにはアダムさん(とかお二人で撮った写真とか)の写真も結構たくさん上がっているようでした。

マシューはこの時HBOの新ドラマ"Succession"の撮影でNYにいたので、
会おうかという話にでもなったんでしょうか。
アメリカ人の役なのでむしろアダムさんにアメリカ英語を教えてもらっていたりして…。
って、舞台では一度ニューヨーカー役をやったことがあるのですが…
(マシューのアメリカ英語は聴いているとかなり不思議な感覚になります・笑)

あ、ところで…
作品に出てきたあたりについて、どのジャンルでも教えてくださったり、
資料を教えていただけたらすんごい助かります…。

そして、もしできたら皆さんのリッパーの感想なども伺ってみたいので、
コメントでも拍手コメントでも、メールでもいただけると飛び上がって喜びます…。

Comment

No title
編集
こちらの記事を読んでやっと納得できました。どうも終盤の流れが悪く気持ちが追いついていかなかったのですが、色々カットされすぎていたのですね。ノーカット版の情報と深い考察をありがとうございます!マシューさん大好きです。
2018年03月17日(Sat) 03:36
Re: No title
編集
シュウめくりヒめくりさん、はじめまして、コメントを有難う御座います♪

とりとめもなく書きなぐった記事を読んでいただけたとのことで有難うございます!

ノーカット版を見た時にラストエピソードには本当に満足というか、
「感無量」という感想を抱いたので、特に日本版のカットの酷さにはがっかりし、
折角の作品なのにもったいないと思っておりますので、
そう言っていただけてとても嬉しいです。

かなり難しいとは思いますが、いつかUKアマゾン以外でも
ノーカットが観られるようになると良いかなぁ思っております。

また「リッパー・ストリート」関連の記事も書きたいと思っていますし、
もちろんマシューに関することを書いていきたいと思っておりますので、
もしよろしければまた覗きに来てやっていただければ嬉しいです。
2018年03月17日(Sat) 21:54












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