I Love, I Love, I Love You

イギリス人俳優マシュー・マクファディン(Matthew Macfadyen)を中心に。
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「リッパー・ストリート」シーズン4日本放送E1+E2雑感とE3+E4関連動画など

マシュー・マクファディンが主人公エドムンド・リード警部補を演じる
「リッパー・ストリート」シーズン4の日本放送が始まりました!

というわけで、シーズン3に続き、思ったことなどをメモ。
US版BDは見ているものの、日本放送が意外と早かったこともあり、
シーズン3ほどはじっくり見込んでいないのですが…。

※以下、シーズン4第1話、第2話のネタバレ含みます!!


第1話、第2話"The Strangers' Home"

この話はアマゾンUK配信時には2時間強で1話だったのでまとめて…。

シーズン4はシーズン3ラストから3年がたった1897年、
ヴィクトリア女王のダイヤモンド・ジュビリーを間近に控えた頃が舞台。

主人公たちの状況は、もちろん今までの3シーズンから大きく変わっています。

ベネット・ドレイク警部補(ジェローム・フリン)が責任者である
H署は新しく建て替えられ、内線電話網が張り巡らされていたり、
今まで紙ベースだったアーカイブの資料はマイクロフィッシュ化されている模様。
ちなみに若き警視監のオーガスタス・ダヴ(キリアン・スコット)によれば
「前任者」のアーカイビングはずさんだったとのこと…。

デスクサージェントは、ドレイクの親友でもあるドナルド・アーサトンから、
若いサミュエル・"ドラム"・ドラモンド巡査長(マシュー・ルイス)にかわり、
フランシス・サッチャー部長刑事(ベンジャミン・オマホニー)が
ドレイクとともに捜査を担当している模様。

ベスト亡きあと、スター紙を代表してH署の取材をしているのは
レイチェル・カステロ記者(アナ・コヴァル)。

スーザン・ハートことケイトリン・スウィフト(マイアンナ・バーリング)は
55名の死者を出した列車事故を引き起こした罪で、死刑を宣告されていて、
息子コナー(カール・マーフィ/カイ・マーフィ)が幼児に成長したことから、
その執行が間近に迫っている。

ジャクソン大尉ことマシュー・ジャッジ(アダム・ローゼンバーグ)は
ケイトリンの父で3年前に彼らが秘密裏に死に追いやった、
アメリカの富豪セオドア・パトリック・スウィフトの遺産をコナーに相続させ、
それを資金にスーザンとコナーを脱獄させようとしていたが、その作戦は失敗。

結婚3年目になるドレイクとその妻ローズ(シャーリーン・マッケンナ)には子供がおらず、
その原因は自分の過去にあるとローズは考え、それにドレイクはうんざりしている。

3年前までH署の責任者であったエドムンド・リード(マシュー・マクファディン)は、
3年前に5年ぶりに取り戻した娘マチルダ(アナ・バーネット)と共に
ケント州のハンプトン・オン・シーに移り住み、平穏に暮らしているが
マチルダの方は、刺激的なロンドンに強く惹かれ、
同級生のヴァレリー・フリーマン(イジー・メイクル・スモール)を連れ、
父に黙ってイーストエンドに出向いている様子。

そんな中、リードの友人(であり、元不倫相手)のデボラ・ゴレン(ルーシー・コウ)が
リードの元を訪れ、共通の友人である数学者アイザック・ブルーム(ジャスティン・アボス)が
ドレイクとジャクソンの捜査により死刑囚となったが、
リードに再捜査をし、ブルームの無実を証明してほしいと依頼する。
最初は乗り気ではなかったリードだったが…。



…今回の事件は置いておくとすると、だいたいこんな感じの位置関係。
シーズンを通しての重要キャラがあと2人くらいいますが、それもちょっと置いておくとして。

とりあえず、リードくん周辺から、ということで、
マチルダがすっかり反抗期モードでツンツンなのが可愛いです。
しかし、田舎の若いお嬢さんと一緒にあんな場所に行っては、
というか覗きをしてはいけませんぞ…(男子小中学生か)。

で、先行放送時にコメントをくださった方とも言っていたのですが、
リードに対する呼び方が"father"なのに、字幕が「パパ」なのがとても違和感がありました。
シーズン3のときは"daddy"だからまあパパでも良かったと思いますが…
わざわざオリジナルで変えているのには意味があると思うのですが…。

字幕の言葉遣いで気になったのは、ドラムくんとサッチャーくんもそうで、
ドラムくんがサッチャーくんに丁寧語なのが違和感がありました。
英語がわからないので、もしかしたらそういう感じだったのかもしれませんが、
US版BDを見たときの印象では、二人はもう少し親しい感じ
(仲良しじゃないとしても)の間柄に見えたので…。

ちなみに、マチルダとヴァレリーちゃんはドラムくん派のようですが、
私は断然サッチャーくん派です(笑)
いや、外見がどうこうよりも、キャラとして愛おしいんですよね。

サッチャーくんの外見といえば初登場シーンは後ろ姿で、もしかしてあのオシャレぶりで
「え?ベスト?」と視聴者に一瞬思わせるためだったのかなと思っているのですが、どうでしょうか。

そして、シーズン1からの再登場、デレク・リデルさん演じる
クズ野郎のコンスタンタイン警視にバラされた家庭の事情を見るに、
意外と苦労していそうなサッチャーくん。

…すみませんこのままではサッチャーくんの話ばっかりになってしまいそうなので
彼のことは今回はこのくらいにしておいて、また第3話目以降に。

ドラムくんは外見やポジション的に、とある人物がモデルになっているのかな?
と思いましたが、それもまたの機会に。

引退後、リード親子が移り住んだハンプトン・オン・シーは
実際にリードさんが引退後に住んでいたところでもあります。

リードが出てきたところで、潮の流れを測ったりしていて、
地主?の娘でヴァレリーちゃんの母親である、クレア・フォスターさん演じるエレノラさんが
「ハンプトンが海に沈んだら…」(日本語字幕)という台詞がありましたが、
実際は「ハンプトン・オン・シーがハンプトン・イン・シーに…」と言っています。
おそらく字幕の表現だと正確ではないのですが、まあ、このあたりは置いておくとして、
実際、ハンプトン・オン・シーは海に侵食され、現在その姿を消しています。
(ちなみにリードがメモした潮のパターンをブルームに見せて、
ここは侵食で姿を消すよ、と言われるシーンがカットされていたりもしていました)

実際のリードさんは、ロンドンに戻ることはなく、そこに住み続けていて、
住んでいた家が沈んでしまったりとかいうことも有ったようですが、
このあたりはまた機会があれば…。

で、エレノラさんがリードにリード宅前で言い寄って?いるところに
絶妙のタイミングでゴレンさん登場。つくづく間の悪い?男リード。
これまた都合よくマチルダたちと同じ列車に乗っていたということで、
マチルダがロンドンへ行っていたと知る→マチルダにお説教する
リードくんが可愛すぎました(意見には個人差があります)
マシューのこういう、ちょっとクスッとしてしまうような演技が好きです。

黄色いスーツも似合うリードくん。



そして、ゴレンさんに頼まれて一度は断ったものの、結局ホワイトチャペルに出向くリードですが…
このあたりで重要な言葉が日本放送版ではカットされていて、
正直びっくりしましたし、怒りすら感じましたよね…。

その言葉が、以下の画像に書かれている言葉。

個人的にこのセリフというか、言葉をカットしたのは、今までのどのカットよりも罪深いと思っております。



"Save one life, you save the world entire."
つまり、「一人を救うものは世界を救う」。

US版BDには、ゴレンさんと話をした次の朝、リードが自室から出ると、
マチルダが一人でいて、ゴレンさんが書き置きを残してロンドンへ帰ったと告げるシーンがありました。

「お前は書き置きの内容を(勝手に)見ただろうけど、なんて書いてある?」
と訊ねるリードに「一言だけ」とマチルダ。
リードがメモを見ると、そこには「Save one life」と書かれていて、
これがタルムードの一説であり、「save the world entire」という言葉が続く、と教えるリード。

私は、ここでリードがロンドンへ出向く決心をしたのだろうと思っています。
なので、まさかこの言葉がカットされるとは思ってもいませんでした。

この言葉が前に出てきたのは、ゴレンさんが初登場したシーズン1の第2話。
ゴレンさんの孤児院にいたことがあるユダヤ人少年、
トーマス・ガウアーを救おうとした知人の弁護士の死を嘆くエミリーに、
リードがこの言葉を教えるラストシーンが凄く切なくて好きだったので、
またしてもエミリー関係切りおって…という憤りも感じたり何だったりです。

そして、この言葉にさらに続く言葉がこの「リッパー・ストリート」という物語
(というよりも、リードというキャラクター?)全体にかかってきていたのかな、
というところがあるので…ということを書くのは随分先になりそうですが…。

第1話の先行放送の後、やはりUS版BDをご覧になっていた
いつもやり取りをさせていただいているマシューファンの方と、
リッパーは言葉のドラマなのに、言葉を大事にしてくれないのが悲しすぎる、
という話をしたりしていました…。

とかなんとかで久々にボウラーハットを取り出し、埃をふぅっとするリードくん。



で、ジャクソンに再会するリード。
ジャクソンがスーザン救出のため、お店で部品を買い求めているところを
後ろから覗いている姿が「びっくりするかな~喜ぶかな~」という感じで可愛すぎる…
(意見には個人差があります)

画像と言葉が一致していませんが。



それがつれない反応で、ぽつねんと置いてけぼりの姿もまた可愛かったですね…。

で、リードくんはおとなしく(?)ハンプトン・オン・シーの自宅へ一度は帰宅。

実はUKアマゾン配信のノーカット版とそれ以外では、
シーンの順番の入れ替えがいくつか有ったようで、エレノラさんが
リードの帰りをマチルダと待っているシーンは、ノーカット版では実はもっと後だったようで、
その後のシーンはUS版BDで既にカットされていました。

アマゾンのトレーラーに有った、リードくんが女性を抱き上げてくるっと廻っているのがそのあたり。

このトレーラーの1:17あたりですね。

あのあと、リードとエレノラは二人になり、やっと家に入れてもらえたエレノラが
もちろんめちゃくちゃリードにモーションをかけ、
リードがそれを受け入れたように見えたのだけど…というシーンだった模様。

このあたりでもリードの心の揺れが感じられたようなので、個人的には残してほしかったシーンです。

そして、こちらもノーカット版のみのシーンで、最後のダイヤモンド・ジュビリーのところで
宣言通り、リードの家に一緒に祝おうとフリーマン母子が行ってみると、
リード父子はすでにロンドンに越したあとだった、というシーンも有ったようです。

彼女はリードに憧れてたけどある意味での本当のリードの顔を知らず、
それにリードの好みは、自立心がある(そして黒髪の)女性で、エレノラはその真逆っぽく、
リードの好みじゃないってのがすぐ分かる感じなキャラで色々可哀想な人です。
多分今後の回に出てくるはずのリードのセリフの中の、
ハンプトン・オン・シーを象徴する存在だったのだろうなぁ、と…。

公式にもこんなことを言われていたり。



そしてリードとドレイクの再会シーン。
ドレイクの余裕の無さぶりが可愛いです。
この3年間、きっとリードと比べられ続けてきたんだろうな、とか、いろいろ妄想してしまいます。

ドレイクに怒りをぶつけられているリードに対し「だから言ったのに…」というジャクソン。
そこで「お前ら繋がってたわけ?!!」というようなところに
「自分には手紙書いても返事くれなかったのに!」という思いを
なんとなく感じてしまう…かわいそうなドレイク…(リードも返事くらい書いてあげなよ)

2016年12月11日22時35分追記:
大事なことを書き忘れていました。

ドレイクとリードが再会するシーン。
リードにゴレンさんに頼まれたのか、というふうにいうときに、
字幕では「昔の浮気相手の入れ知恵か?」になっていましたが、
実際は"this is a woman for whom you shamed your wife"と言っています。
意味はそれでたしかに合ってるんだと思うんですけど、
ドレイクはエミリーのことを大事に思っていたんじゃないかと思っている自分にとって
どれだけエミリー要素無視するの、日本放送版…と悲しく…。

で、そのあとドレイクがリードに対し、
「ジャクソンがブルームのシャツから被害者の指紋を検出した」、
というようなことを言う時に、字幕では「そこの天才が」となっていましたが、
実際は、"your genius"と言っているのですよね。
あなた(リード)がずっと「my」と言ってきた、信用してるジャクソンが、
という皮肉とも取れる発言でなんとも好きなんですが。

とかなんとかで追記ここまで

そして私の大好きな検視室の遺体保存庫のシーン…(笑)
「えっ、なにこれすごい!」というリードに「これはな」と説明するジャクソン。
完全に脇道にそれている科学少年二人。
話を聞いてもらえなくて更にイライラ度が増すドレイクが哀れ…。

でも、それにしてもやっぱり
ドレイクのリードに対する言葉遣いが乱暴すぎる気がしました。
今までみたいに丁寧な言葉でないにしても、「お前」とかはどうなの…と…。
なんか全体的に必要以上に尊大に見えてしまいましたよね…。

で、結局リードもブルームの死刑判決に納得し、
彼の刑が執行されるところでこの話のリード周辺のことは終了、なのですが、
もちろんこの話がこれで終わるはずもなく…ということですね。

で、同日にスーザンの刑も執行されますが、ということで…
その前のジャクソンとスーザンのやり取りで
ジャクソンが「スーザン」と字幕では呼びかけるシーンが有りましたが、
確か実際は"darling"だったような。

二人きりのあの状況では、あの二人は「ジャクソン」と「スーザン」ではなく
「マシュー」と「ケイトリン」なのではないかな~と思うのですが、どうでしょうか…。
呼称問題、このストーリーでは結構重要だと思っているので、どうにかしてほしいです…。

呼称問題といえば、波止場主のエイベル・クローカー(デイヴィッド・スレルフォール)と
ダヴ警視監が話しているシーンで、彼らがファーストネームで呼び合っているのが
字幕では完全にスルーされていて、彼らがそれほど親しいであろう仲だ
というところが見えにくくなっていたのも残念でした。

で、今まで置いていたこの話のもう一つの筋が、
ドックでインド系の青年の遺体が発見され…というあたりでした。

その青年が、オックスフォード出身で、イスラム教徒で急進派な思想を持ちつつ、
「イギリス人」港湾労働者の娘と恋仲になり、子どもをもうけていて、
さらにダイヤモンド・ジュビリーに出席すべくロンドンに来ていた
ベンガル槍騎兵隊の少佐の息子で…
というあたりで当時と今日の社会情勢を描き出す、リッパーらしい内容だったかと思います。

そう言えば、2年くらい前に初めてホワイトチャペルに行った時、
リッパーの作中では(主にポーランド系)ユダヤ人の流入が激しく、
数が多かったこの地区が、今日ではベンガル系(バングラデシュ系)の移民、
イスラム教徒の大変多い地区になっていることを初めて知ったのでした。
(相変わらずの無知ぶり)

なので、ホワイトチャペルロード沿いにムスリムセンター兼?モスクがあるのですが、
その裏手に古くからある大きなシナゴーグがあったりするようです。

このあたりも、当時と現在のつながりがあって興味深く、
もう少し調べてみたいと思いました。


2015年12月に撮影したハンバリー・ストリートとブリック・レーンのストリートサイン。
2015_dec_wc01.jpg
ブリック・レーンのものの下にはベンガル語表記もされています。

で、最後のダイヤモンド・ジュビリーの映像を見て、家族が
「(見物人がパレードの列に)近すぎない?」と言っていたのでちょっと調べてみたら
王室公式サイトのアカウント(?)がYoutubeに当時の実際の映像をアップしていました。

実際のヴィクトリア女王ダイヤモンド・ジュビリーの映像
Queen Victoria's Diamond Jubilee, full version


あそこまでかはわかりませんが、場所によっては結構近そうですね。

そんなわけで(?)
次回2016年12月15日放送の第3話、第4話のトレーラとクリップ、
そしてBTS動画を貼り付けておきます。

なお、これらはアマゾンUKがアップしているものなので、
放送の第3話がEpisode 2、第4話がEpisode 3という表記になってます(わかりづらい)

Ripper Street - Series 4 Episode 2 Trailer | Amazon Prime


"Inspector Reid's no longer in charge around here."



Ripper Street Behind the Scenes - Episode 2 | Amazon Prime


Ripper Street Series 4 Episode 3 Trailer | Amazon Prime


Captain Jackson working his magic.



Ripper Street Behind the Scenes - Episode 3 | Amazon Prime

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2016年12月14日(Wed) 15:58
Re: No title
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鍵コメさん、コメントを有難うございます♪

ですよねえ、まあ、そういうところも無きにしもあらずなんですが
(今3話見終わったところなんですが、またいろいろカットされているようで、
またそれは次に書きますが…)…。

ツボシーン、私もそのあたり大好きです!(笑)
リードくん、かわいい…。

ドレイクの言葉の訳はちょっと乱暴すぎますよね。
ちなみに、最後のセリフは、ホントは"My friend is home"で、
「友が帰ってきたんだ」だと思います。
言われてみれば…なんというか…あんまりな訳でしたね…。

カットや字幕のお陰で本当の面白さが~と思いつつ、それでも面白いので、
やっぱり日本で、日本語字幕付きで放送してくれるのは、
おっしゃるとおり有難いことだとは思っております~。
2016年12月15日(Thu) 23:05












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