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イギリス人俳優マシュー・マクファディン(Matthew Macfadyen)を中心に。
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『キャプテン アブ・ラーイド』

すみません、ルーファスネタか
『リトル・ドリット』4話やるとか言っておいてちょっと脱線しますー。

今日は仕事が休みだったので、
『リトル・ドリット』4話でも観るかなーとか思いながら
チャンネルを回していたんですがBSプレミアムでストップ。
以前、映画館かBSか忘れたんですが、予告を観て気になっていた
映画がやっていたからだったりします。

『キャプテン アブ・ラーイド』("Captain Abu Raed")は
2007年のヨルダン映画。

第10回NHKアジア・フィルム・フェスティバル公式サイトよりあらすじ
「アンマンの国際空港で清掃員として働く
アブ・ラーイド(ナディム・サワルハ)は妻にも先立たれ、
おだやかな老いの日々を過ごしていた。
そんなある日、ゴミ箱からパイロットの帽子を拾って
家に持ち帰ったことで彼の暮らしが少し変わる。
アブ・ラーイドを本物の機長だと思いこんだ子供たちに
本で読み知った外国の話をするようになり、
決して豊かではない彼らの生活に関わるようになっていくのだった。
子供たちの1人ムラード(フセイン・アッソース)は、
アブ・ラーイドが偽機長だと主張する。
しかしムラードは父親の暴力に人知れず苦しんでいた。」

実は結構アジアの子どもを扱った映画って好きだったりします。
初めて自分一人で映画館で見た映画の一つも『青空がぼくの家』という
インドネシアの映画でした。
ま、東南アジアと西アジアという違いはありますがな。

予告見た時は、おじさんと子供たちのほのぼのな交流―、
でも正体がバレて…という、おじさんの悲哀な話かと思っていたのですが(オイ)、
アブ・ラーイドは正体がバレたくらいで惨めな気分になるような
ちっちゃい人間ではありませんでした。すみません。
予告の映像を見ても、彼は子供たちの勘違いに最初は否定し戸惑いながら、
でも喜ばそうと付き合っていたようです。

始まってから15分くらい経ってから観始めたので
最初は、アブ・ラーイドは元々近所の子供達と
交流のあるおじさんだと思い込んでいたのですが、
感想などを読んでみるとそうではなくて、
孤独な生活だったようですね(そうじゃないと子どもが勘違いしないか)。





ここからネタバレ

上のあらすじに出てくる子の他に
サブくらいの位置づけにいたのが最初に勘違いをした少年ターレク。

なかなか利発で勉強が好きなのですが、学校に行くはずの時間に
父親にお菓子売りをさせられていて、それを知ったアブ・ラーイドは
ターレクの父親に学校へ行かせるようにそれとなく言うのですが、
自分の子育てに口出しするつもりか、と言われて引き下がり、
それならば、とターレクの売っているお菓子を買い上げ、
学校へ行く時間を作ってやります。
最初は良かったのですが、
もちろんターレクのノルマはどんどん増えていき、
好意から出た行為はとうとうターレクを
アブ・ラーイドにはどうにもならない状況に追いやってしまうことに。

アブ・ラーイドは軽はずみな「善意」で彼を助けようとするのですが、
結局は彼のことを「見捨てる」ことになります。
…ここんとこが凄くリアルでしたねー。

で、あらすじにも登場するムラード。
彼はちょっと拗ねた所があって、
隣に住むアブ・ラーイドが機長なわけ無いだろー!と他の子供達に言ったり、
実際空港にたーレク含め3人ほど連れていって、
アブ・ラーイドが床磨きしているところを見せたりするわけですが。
DVなお父さんのお金をくすねるという危険を犯してまで、
アブ・ラーイドの正体をばらすことに躍起になったのは
きっと、彼自身が望んでも叶えられることのない夢を持っていたからなんだなー、
というのが後でわかります。
ムラードの夢は、ズバリ、「キャプテン」になることだったのですよ。
アブ・ラーイドの決死の行動によってチャンスをつかんだムラード。
映画は、成長して「キャプテン」となったムラードが
アブ・ラーイドに想いを馳せる所で終わります。

みんなが「キャプテン アブ・ラーイド」に夢中になっていた時に
必至に否定していたムラードでしたが、
みんながおとなになった時、きっと彼が一番強く
「キャプテン アブ・ラーイド」という存在を胸に生きているのでしょう。

ターレクは、きっとお父さんと同じ小さな商店主になったのでしょうが、
彼は彼の子供にはきっと教育を受けさせたのでは…と思いたい。

ムラードを救う手伝いをした(というか、直接的に救った)
女性キャプテン、ヌールとアブ・ラーイドの親子みたいな関係も良かったです。
ああいう知的で心の広いおじさんって素敵だものね。

アブ・ラーイドとムラードの父は救いがない感じだったのがなんとも。
いや、ムラードがキャプテンになったのはアブ・ラーイドにとって何よりの救いか。

監督さんがYouTubeに予告動画をアップしていました。

他にメイキング映像なんかもありましたぞ。

BSの映画上映カレンダーはコチラ

14日の『運動靴と赤い金魚』
24日の『ヒトラーの贋札』
11月11日の『父、帰る』
は以前から気になっていたのですが、まだ観てない作品なので、
テレビが空いていれば…。その前に、出勤日かも…。

あ、コレ観たあとに
『リトル・ドリット』4話見ましたので近日中に感想を!
ってもう5話放送近い!

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