I Love, I Love, I Love You

イギリス人俳優マシュー・マクファディン(Matthew Macfadyen)を中心に。
2014年07月 ≪  12345678910111213141516171819202122232425262728293031 ≫ 2014年09月
TOP ≫ ARCHIVE ≫ 2014年08月
ARCHIVE ≫ 2014年08月

「War Horse ウォー・ホース~戦火の馬」 at シアターオーブ

2014年8月16日に渋谷のシアターオーブでWar Horse ウォー・ホース~戦火の馬を観てきました!

War Horseは数年前にロンドンのホテルのロビーのチラシのジョーイと目が合ってその存在を知り、
その後原作(翻訳版、のち原書)を読んで大ハマり(よって原作至上主義)、
映画版は監督と脚本家(?)の馬と原作に対しての愛情のなさを感じて怒りに震え、
2013年2月にニュー・ロンドン・シアターで念願かなって初めて見た舞台版は
好きなキャラクターたちの変えられぶりに困惑しつつも全体的に感動し、大満足、
2014年1月に前から4列目でリピートした時はソングマンが最初の方と違って正直かなりガッカリしてしまい…
という感じなわけですが…。

そのあたりと原作・映画版とからめたロンドンで一回目観た時の感想はこちら

今回来日公演があると知って、
もしソングマンが最初にロンドンで観た時のボブ・フォックスさんだったら絶対観に行きたい!
オリジナルキャストのティム・ヴァン・エイケンさんでももちろん行きたいけど、
彼は他の舞台に出てるし(しかもそれを9月に観る予定…)そんな訳ないし…
と思っていたところ、いつもお世話になりまくっているJ子さんより
今回の来日キャストは北米ツアーのキャストであることと、
ボブさんは今ロンドン公演ではなくイギリスツアーに参加していると教えて頂き…。

チケットの高さもあいまって英語がわからない自分としては
日本語字幕は魅力だけどどうしようか迷っていたところ、
最近馬にハマっている同僚と、芝居好きの同僚が食いついてきたので一緒に観に行くことにしました。

今回は北米ツアー版の演出でWEとは変わっているところがある、
とこれまたJ子さんに伺ってから観に行ったのですが、確かに色々と違っていたように思います。

と、いうわけで、感想というよりはロンドンで見たのと
このあたりが違ったような?の覚書のような感じで…。

まず、ステージ。
これは来日するのが北米ツアー版チームと伺う前から正直どうなるのかな、と思っていました。
と、いうのも、こちらの2011年のWE(New London)キャストの
稽古風景動画を見て頂けるとわかるかと思うのですが、



ステージが半円形で中央部が回転する、かなり奥行きの広いものだったので。
(実際見ていないのでわかりませんが、初演のNTのオリヴィエ・シアターも、
他の舞台を観に行った限り半円な感じだったのでそんなに変わりはないのかな?と…。)

シアターオーブでは奥行きがあまりない
四角い舞台にちょっと丸い張り出し、という感じで、
回転もしない作りになっていました。

背景が映し出される、雲というか、スケッチブックの切れ端というか、
の幕の位置もニュー・ロンドンでは後ろの方にあった気がするのですが、
今回はかなり前の方にかかっていました。
今回二階席の後ろの方から見たのですが、
その場所にかかっていたおかげで背景の絵もよく見えて
さすがツアー用に考えられているんだな、と。

で、奥行きがないからか、最初にニコルズがスケッチをしているところも
ニュー・ロンドンでは脇の方においてある箱に座って、
だったのが今回は舞台中央に立っていました。

ニコルズ同様この人から始まる、なソングマン(歌い手)については後で書くとして…。

ニコルズに関して、ちょっと戸惑ったのが
ジョーイを買い付けに行くシーンで字幕が「少佐」になっていたこと。
majorと言ってるかなんでか聞きとれなかったのですが、
スチュワート大尉、という時のcaptainは、はっきり聞こえたのでやっぱり少佐だったのかな…
今回遠くからだったので階級章も確認できず…。

ロンドン版では最初中尉、ジョーイ買い付けの時大尉、渡仏時に少佐になっていた気が
(昇進おめでとうございます、少佐殿!とスチュワートがおどけて言ってた気がする)。
ちなみに原作と映画では買い付けのシーンで初登場で
ずっと大尉です(スチュワートは原作では大尉、映画では少佐)。

スチュワート大尉、と言えば、原作と映画ではジェイミー・スチュワート(ステュアート)ですが、
今回の名前はチャールズ・スチュワートに。
ロンドンで観た時なんにも思わなかったのでジェイミーという名前だったと思うのですが、
もしかしてチャールズだったのかな…。とか…自分のヒアリング力+記憶力にどんどん自信が…。

確かにロンドン版観た時に映画版のチャーリーっぽいな、
とは思ったのですが(まあ、舞台版でこの名前なら元は原作のチャーリーだと思いますが…)

が、ニコルズとスチュワートのシーン、自分の記憶と結構変わっていた気がします…。
ただの記憶違いかもしれないんですが…ジョーイに早くこれに慣れろ、
と銃声を聞かせたり、トップソーンと力比べをしろ、というのは
ニコルズだったような…あれ、違ったかな…。
これ、最初に観た時は原作のニコルズと全然違ったキャラにされた!!!と
ショックを受けたし(トップソーンも…)、2階席から見た一回目はともかく、
2回目観た時は4列目だったわけで顔を見間違えるはずないので、
多分そうだったと思うのですが…う~む…。

あと、スチュワート(ジェイミーって呼べないのがめんどい)が
「馬ってもんにこんなに愛着を持つようになるなんてな」と
ニコルズに言うセリフがあったと思った気がしたんですが、今回は無かったような…。
(ちなみに原作では元々馬マニアですごくトップソーンを大事にしているのが良くわかる)

この辺、スクリプトではロンドンで見たと記憶しているような内容になっているのですが、
最初に観た直後にスクリプトを読んだらすでに結構違っているなと感じた個所も多々あったので…。
今の自分には確認の仕様もなく…。

で、あと大きく変わっていたと感じたのが、
ロンドン版ではドイツ人は(フリードリヒの一部のセリフ以外は)ドイツ語で、
フランス人はフランス語で喋っていたと思ったのですが…(スクリプトもそうなっている)
今回、全員英語をしゃべっていて…
以前ロンドンとBWで見たという方が、BW版は英語が多くなっていた、とおっしゃっていたのですが、
ここまで全部英語になっているとは思わずビックリ…。

たとえ英語圏の人がわからなくても、ここはそのままでやるべきなんじゃ、というか、
そういうところが原作の精神を大事にしているなぁと感動したところだったので…。
アメリカ人向け仕様、ということなんでしょうか…。
両方が英語をしゃべってるために、鉄条網に絡まったジョーイを助けるシーンが
かなり滑稽なものになってしまっていたような…。

…いや、もしかして、自分が英語ができなさすぎて
ドイツ語なまりやフランス語なまりの英語をドイツ語やフランス語と
勘違いしていたのかもしれませんが…(汗)

あと、エミリーのシーンで、お母さんも含めて3人と2頭で
スイスに逃げよう!とかあったっけ…とか…
エミリーパートは最初観た時におじいさんじゃなくてお母さんになってて「えええ…」、
と思ったのは記憶しているのですが、
今回みたいなシーンがあったらもっと「ええええええええ…」と思っていたと思うので、
多分なかったと思うんですが(汗)
(とりあえずスクリプトでは見当たらない)

大きな違いはそのあたりかな、という感じです。
細かい違いや、上記のうちでもただの勘違いもあるかもしれませんが。

ジョーイを助けに行く英軍兵がアイルランド人になっていたのも今回「そうだったっけ?」
と思ったのでそのあたりもロンドン版ではどうだったのかな~とか。
原作ではウェールズ兵なのですが、アメリカはアイルランド系の人の方が多いから?とか勝手に思ったり…。

ちなみにニック・スタフォードさんによる脚色のスクリプトはこちら。

War HorseWar Horse
(2007/10/18)
Nick Stafford

商品詳細を見る


ビリー・ナラコットがスクリプトではネッド・ワレンという名前、
とかそのあたりはニュー・ロンドン一回目感想にもぐちゃぐちゃ書いてます。


で、私は最初に観た時の感想記事やツイッターなどで音楽がツボすぎる、
最高!と言っていたわけですなのですが…

サントラはないのか?と(ツイッターで?)言っている方を見かけたと
家族が言っていたのですが、会場でも売っていたんですが…。
今回のキャストではなく、ロンドンオリジナルキャスト版ですが出ています。

War HorseWar Horse
(2014/07/08)
London Cast

商品詳細を見る


どの曲も好きですが、私は

4. The Year Turns Round Again
19.The Year Turns Round Again (Reprise)

が曲調も歌詞も本当に大好きで大好きで…
初めてニュー・ロンドン・シアターでボブさん版を聴いて本当に感動して
これを聴くためだけにでも何度でも舞台を観たい!と思ったほど。

WE版のトレーラー。
1:20くらいからボブさんの歌うThe Year Turns Round Againが♪
ジョーイが大きくなるシーンの映像とかぶせてるのがまた泣かせる…。


ちなみにボブさんがフォークのイベント?のステージでこの曲を歌われている動画がアップされていました。


オリジナルキャストのティム・ヴァン・エイケンさんは
私の大好きな大好きなボブさんと比べるとお若い感じで声も若干高めなのですが、
彼もとても味のある声で歌い方も素敵で、サントラも大好きです。

こちらに使われているものがティムさんのThe Year Turns Round Againですね。


が…
1月に観た時の方と今回の方のを聴いた時ホントに同じ曲?なんか違う曲みたい…
という感じで…正直すごくガッカリしました…(すみません)

あの曲に合わせてジョーイが子馬から若馬になるシーンなんか、
ボブさん版で観た時は本当に鳥肌物だったんですが…
そしてティムさん版を聴きながらそのシーンを思い出して
あのシーン、最高だよな、と震えているのですが…ううう…。

お二人とも、多分声が綺麗すぎるんじゃないかと…あと高い…。
それはそれでシンガーとしては素敵なんですが、
War Horseのソングマンはやっぱり、じっくりと、ゆったりと、
こぶし回し気味に民謡風というか、土臭い感じで歌ってほしいんです…
農夫たちと馬たちの心の歌って感じに…。

今のWE版は女性らしくて、どんどんそういう感じ(声高い感じ)になっていくのかなぁ…。
…本当にボブさんのソングマンで最初に聴けて幸せ(ある意味不幸)だったなぁ、と噛みしめています…。

…もちろん、完全に個人的な好みでしかありませんので…。

そんなこんなで色々違うところもありで、
自分にとっては要のソングマンがやっぱり自分の好みと違った~とか、
馬の動きがロンドン版で観た時ほど「本物の馬みたい!」と思えなかったとか
(特に最初にアルバートがジョーイに乗って走るシーン)、
演技というか全体的に何となく雑な印象を受けてしまったり、というところもありますが、
ツアーで回ってて遠くまで来ているのと、一か所でどっしり構えてやるのでは条件も違いますし、
そのあたりはこういうものなんだろうな~、と。

一緒に行った初観劇の馬にハマっている同僚も満足してくれたみたいだし、
やっぱり観に行って良かったな~!と思います。

今回のメンバーは北米ずっとまわって最終地が日本、ということをやっぱりJ子さんに教えて頂いて、
最終日のラストシーン、きっと観たら感動もひとしおだろうなぁ、とも。
楽日のチケット、まだあるみたいなのでキャストさんたちとその瞬間を共有してみたい!
とも思うのですが、多分自分は行けないので、
行かれた方の感想を拝見できたらうれしいな~とか思っております!

またニュー・ロンドンでも観たくなりましたし、
ボブさんソングマンに会いにUKツアー行っちゃう?とか、
NTアーカイヴで初演の映像ぜひ観たい!とか色々思えたのも良かったです。

最後に…何度も何度もしつこいですが、ぜひ原作を読んでください…
トップソーンが男前すぎます…攻撃性は全くなく、落ち着いて構えているっていう馬です。
ジョーイの一人称で話が進むので、二頭の友情がよく描かれていますし
(ジョーイとトップソーンの会話なんてものはありませんのでご安心を)、
ニコルズとスチュワートの関係もよく書けてますし、彼らが馬をどれだけ大事にしているかも…。
ミュラー大尉のベースの一人、ハウプトマンも、ドイツ軍医も、そしてアルバートもとっても良いので…。

翻訳版は評論社さんから、
戦火の馬戦火の馬
(2011/12)
マイケル モーパーゴ

商品詳細を見る


ただし、個人的に大事なところで意味の取り違え?ということろがあります…。

46ページの、ニコルズがジョーイをスケッチしているシーンで
「おまえは、あの少年が大好きなんだろ?」というセリフ、
正しくは「(ジョーイの耳の後ろを掻いてやった後で)お前はこれが好きなんだよな」
だと思います…何で突然アルバートの話になるんだ、変だな~と思って原書を読んだら
"You like that old son(米版ではboy), don't you?"だったので多分そんな感じ…。

あと、60ページの突撃シーンで「騎兵大隊、右へ!」というのは
原書では"Squadron, right shoulder!"で
多分「騎兵大隊、担え!」の誤訳だと思います…多分ですが…。

というわけで原書はこちら(イラスト付きバージョン)
War HorseWar Horse
(2004/11/04)
Michael Morpurgo

商品詳細を見る

"The Dead 2: India"BD+DVD発売日とレッドバンドトレイラー+新クリップ

ジョセフ・ミルソンが主人公ニコラスを演じるゾンビ映画"The Dead 2: India"。
結局劇場公開されず?ソフトスルーになるようです…。

と、ずいぶん前から発売日は出ていましたが、忘れないようにメモ、ということで…。

とりあえず、US版BDDVDが9月16日に発売になるようです。
私はとりあえずUS版BDを買って、もしUK版DVDが出たらまたそちらも考えます…
ジャケや映像特典でジョセフさん度が高くなる可能性はあるかな、と…。

と、こちらもだいぶ前から出ていたトレーラー「レッドバンド」版、とのことですが
それ何?と思っていたら、R指定なトレーラーってこと?なんですかね?
今まで出てたトレーラーより過激なのかしら、と思ったんですが、
観てみたところ中身は前に出ていたものと同じだと思います…。



それから、もう一つクリップが出ていました。
ジョセフさんニコラスがかっこいい!と思ってみていると最後が…!な感じです(笑)

The Dead 2 (2014) Exclusive Clip "Do You Read Me?" - The best bloopers are a click away


それにしてもアメリカでソフトスルーじゃ日本は…どうなるんでしょう…ううう…。

ジョセフさんと言えば米英での放送は終わって
ソフトの発売日も決まっているらしい24とかPenny Dreadfulとか、
撮影が先日終わったらしいBBCドラマBanishedなどなどいろいろありますが、またいずれ…。

そういえばグローブ座「マクベス」のDVDが無事届き、一通り見たのでこの感想もまた~。

"Shakespeare's Globe on Screen: Macbeth"DVD発売!

去る2014年7月28日、ジョセフ・ミルソンがマクベスを演じた
グローブ座2013年公演「マクベス」のDVDが発売になりました!

備多屋がノーチェックだったジョセフ・ミルソンさんの
ファンになってしまった記念すべきプロダクションです(笑)

2013年の生観劇時の感想記事はコチラ

DVDはアマゾンUKで購入することができます。
アマゾンUK商品ページ

グローブ座DVDの常?でテレビ方式はNTSC、リージョンはオールなので
日本のDVDプレイヤー+テレビで問題なく再生できる…ハズ…。
また届いて実際観てみてから改めての感想含めこのあたりは書きますね…。

ジョセフさんマクベスはもちろん、サマンサ・スパイロさんのマクベス夫人(と二人の相性の良さ!)
や、ビリー・ボイドさんのバンクォー(歌あり!)他、役者さんたちもみな魅力的ですし、
音楽や衣装も良いですし、そしてカーテンコールでのジグもものすごくかわいいので、
興味のある方、ぜひぜひご覧になって下さいね~!

DVDだけでなく、「グローブ・オン・スクリーン」として映画館でも上映されています。
日本でもやってくれたらすごくうれしいんですが…。

2014年公開(2013年公演)の4本すべてのトレーラー↓


「マクベス」単体↓

ジョセフさんマクベスより、ビリーさんバンクォーの方が目立っている…(笑)

DVDの制作会社?のアカウントが配信しているのはジョセフさんマクベスの見せ場!

最後にBDも出てるように書かれてますが…多分出ていないはず…
アメリカ仕様でBDがもし出ればまた改めて買うのですが…。

そしてデジタルシアターというサービスでも観られるようになるらしいので、
そのあたりはまたおいおい…。

2014年8月2日追記:
デジタルシアターで見られるようになるかは確実ではなく、観られるようになるかもしれない、と
いつもお世話になっているJ子さんから教えて頂きました!(いつも本当にありがとうございます!)
と、カーテンコールダンス。。。
「ギグ」とかきましたが正しくは「ジグ」だともご指摘いただき…修正いたしました…恥ずかしすぎです…(汗)