I Love, I Love, I Love You

イギリス人俳優マシュー・マクファディン(Matthew Macfadyen)を中心に。
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イングランドひとり珍道中2016年12月~2017年1月Day4その2/"Art" at Old Vic Theatre(3Jan/2017)

※今回の旅行記中、この記事だけカテゴリを"Rufus Sewell">"舞台感想"にしています※

マンチェスターからユーストンに戻り、
そのまま地下鉄でウォータールー駅(Waterloo Station )まで行き、
オールド・ヴィク・シアター(Old Vic Theatre)のボックスオフィスで、
この日の夜に観る"Art"のチケットをピックアップし、プログラムを購入しました。

ここでもカバンチェックされたりで、
ロンドンは以前よりもセキュリティチェックが少し厳しくなっているような。

そのあと、レスター・スクエア駅からコヴェント・ガーデン駅に行く途中にある地図やさんで
「リッパー・ストリート」の時代あたりのイースト・ロンドンの地図を買い漁ったりた後、
一度宿に戻って一休みしてから再び劇場に向かいました。
17Jan03_025.jpg
今回、唯一の観劇です。

旅を先に決めていて、今回は見たいと思うものが全然ないな~と思っていたところに、
ルーファス・シーウェルの出演が決まったよ、という情報が入ってきたので
急いでチケットを取りました。

なんだかんだで、ルーファスの出演する舞台は3度めの鑑賞。
ちょっと今まで書いていたような感想を書こうとすると、なかなか書けなくて
また更新がストップしてしまうので、基本情報など簡単に…。
(前回見た"Closer"のことも全然書けてないですし…)

"Art"

あらすじ
セルジュは高価な絵画を購入し、ご満悦。
その絵を見せられた15年来の友人、マークはセルジュのことが信じられない。
真っ白なキャンバスに、白い線が描かれただけのものだったからだ。

セルジュとマークは絵の価値について喧嘩を始め、
それぞれがもう一人の友人、イワンに意見を求める。

この喧嘩が発端となり、それぞれがそれぞれの人間関係までにケチを付け始め…


脚本:ヤスミナ・レザ
英語版脚本:クリストファー・ハンプトン
演出:マシュー・ウォーチャス
出演:ティム・キー(イワン)
   ポール・リッター(マーク)
   ルーファス・シーウェル(セルジュ)

Playwrite by Yasmina Reza
Translated by Christopher Hampton

Tim Key : Yvan
Paul Ritter : Marc
Rufus Sewell : Serge

Matthew Warchus : Director
Mark Thompson : Designer
Hugh Vanstone : Lighting
Mic Pool : Sound
Gary Yershon : Music
Sarah Bird CDG : Casting
Charlie Hughes D'eath : Voice Coach
Terry King : Fight Director

上演劇場:オールド・ヴィク・シアター
上演時間:90分(休憩なし)
上演期間:2016年12月10日-2017年2月18日

ヨークに行った帰りにスクリプトに一通り目を通したと言っても、
英語できないので、文字通り目を通しただけですので、
内容に言及するのはとりあえずやめておきますが…(こらこら)
(日本でも日本人キャストで何度も上演されているらしいので
あらすじなどはそちらをご覧頂ければ、と)

イギリスでも何度も上演されているとのことで、
見る前に、いつもお世話になっている方に上演史等を教えていただき、
興味深く観ることができました。

今回は、1996年のイギリス初演のクリエイティブチーム再集結だったとのこと。
演出のマシュー・ウォーチャスさんがオールド・ヴィクの芸術監督になられたのもあって、
このタイミングで、オールド・ヴィクでの上演になったのでしょうか。

で、今まで見たルーファスの舞台は、どれも3~4人の少人数の構成で、
人が多いと覚えきれない私にとってはありがたいことです…(笑)

そして、前の2本は、女性2名の男性1名、女性、男性各2名ずつだったのですが
今回は男性3人、しかもコメディということで、
シリアスでもあの独特の存在感でコミカルな雰囲気をうまく出しているルーファスのこと、
どうなるかなと楽しみにしていました。

結論から言うと、ルーファスだけでいうと、
前に見た2本のほうが良かったかな、と思いました。

今回はコメディとは言え、シニカルというかなんというか、
それに言葉が重要になってくるので、自分には難しかった気がします。
それに、セルジュは(私には)ちょっとつかみにくいキャラだったかな、と。
コメディならば、たとえば「マーサ・ミーツ・ボーイズ」のように明らかに可笑しい、
ちょっとわかりやすいキャラのほうが魅力が引き立つかな、と。

ただ、これはひとえに私の英語力のなさからくるものだと思うので、
英語ができる方がご覧になったらどう感じられるのか伺ってみたいです。

でも、もちろんあくまで、前に見た2本との比較であって、
ルーファスはやっぱり魅力的な俳優だということにはかわりはなく、
楽しんで観ることができました。

セルジュが購入した「絵」の話題になる時に、
いちいち運んでくる図がすごく可愛くて…(笑)

ポール・リッターさんは、ツイッターでお世話になっている方
複数がお好きだということで楽しみにしていましたが、やはり魅力的でした。
なんだかマークの生真面目そうな雰囲気がよくあっていて、
かわいいというかなんというか(ボキャブラリー貧困)

しかし、今回一番気になってしまったのは、イワンを演じたティム・キーさんでした。
どうやらコメディアンの方ということなのですが、容姿含めなんだかとっても可愛くて。
一番わかり易い見せ場があるのがイワンだったから、というのもあるかと思いますが…。

3人の代わる代わるのやり取りを楽しんでいるうちにあっという間に90分が過ぎ去っていったのでした…。

…そんなこんなで言葉ができない人が見るにはもったいないお芝居だったので、
できれば、日本語版を観るか、あれば日本語版スクリプトを読んでから
もう一度観たかったなと思いました。どこかのアーカイヴに入るかな、うーむ。

Old VicがFB上にプロダクションフォトをあげてくれていました。

ルーファス・シーウェル(セルジュ)


ポール・リッター(マーク)


かわいい…。

帰国後に録りためてあったのを観た「フーディーニ&ドイル」に
ブラム・ストーカー役でゲスト出演されていてなんだか嬉しかったです。

ティム・キー(イワン)


私が見たときは、もっとお髭がボーボーでそこがまた可愛かった…。


ルーファスというかセルジュとポールさんというかマーク


ルーファスのイケメンぶりは相変わらずです


おっさんたち大人気ないけど可愛いです


ルーファスというかセルジュとティムさんというかイワン


ポスター撮影時のBTS動画。
実際の舞台ではインクの掛け合いはしません(笑)


ちなみに、Old Vic公式アカウントが
キャスト3人の可愛い動画を色々上げてくださっていますので、
ご興味のある方はどうぞ!


観劇後、ステージドアに行ってみると、
ルーファス目当てっぽい方が複数人いらっしゃったのですが、
いつもより年齢層が低くて、人数も多い。

ルーファスの評判の良かったITVドラマ"Victoria"効果か、
はたまた「高い城の男」効果なのか…。

で、ルーファスを待っていたら、先にポール・リッターさんが出ていらしたのですが、
私の前にいる人が声をかけたので引き止めると思って油断していたら、
前の人は、ただ普通に声をかけただけだったようで、そのまま帰られてしまって残念…。

その後、ルーファスと、ティム・キーさんがほぼ同時に出てきました。

ルーファスは他のファンの対応で時間がかかりそうだったので、
先にティムさんにサインをいただきました。
17Jan_009.jpg

その時の雰囲気が柔らかくて可愛かったです…。
お写真も撮らせていただけばよかった~。

そして、ルーファスにもサインと写真をお願いしたのですが…。

ルーファスのサイン。
17Jan_010.jpg

撮らせてもらった写真…。
17Jan03_026.jpg
慌てすぎてピンが明後日の方向に行ってしまい涙…。

昨年、身内にドーソンさんの胸毛にピンが行ってる!とか
あーだーこーだ言って責めたことを反省したとかなんとか…。

にしても、ルーファスの写真うまく撮れたためしがない…。

そんなわけで、再び旅行記へ、Day5へ続く!

"Old Times" at Harold Pinter Theatre(2013)

2013年2月13日にロンドンのハロルド・ピンター・シアターで
ルーファス・シーウェルが出演した
"Old Times(「昔の日々」)"を観てきました!

劇場外観の画像や開演まではこちらの記事で。
観劇後の出待ちしちゃったよ、はこちらの記事で。

今回の公演は旧「コメディ・シアター」が
「ハロルド・ピンター・シアター」と名を変えてから初のピンター作品、
そして女優二人が日替わりで役を入れ換わる、
ということでちょっと話題になっているようです。

"Old Times(「昔の日々」)"
原作:ハロルド・ピンター
演出:イアン・リックソン
出演:クリスティン・スコット・トーマス(ケイト/アナ)
   ルーファス・シーウェル(ディーリー)
   リア・ウィリアムズ(ケイト/アナ)
上演劇場:ハロルド・ピンター・シアター
上演時間:約80分(休憩なし)
上演期間:2013年1月12日-2013年4月6日

あらすじ:
英国の田舎に住む中年夫婦、ディーリーとケイトの家に
ケイトの旧友、アナが訪ねてくる。
ケイトとアナは実に20年ぶりに会うという。
ディーリーは訪問を待つ間、ケイトにアナは彼女の唯一の友人で、
20年前二人が一緒に暮らしていたことを初めて聞く。
訪ねてきたアナに、昔のケイトのことを根掘り葉掘り聞くディーリー。
アナとディーリーが20年前の思い出話をしていると
確かだった過去の記憶が曖昧なものとなって行き…


…一応日本語のスクリプトを読んでいったんですが、
全く!意味がわかりませんでした…。
元々ピンターの作品は難しいらしく、
作品の持つ「意味」も演劇に詳しいでも色々な解釈があるようでした…

噛み砕くと、ディーリーとアナがケイトの所有権を互いに主張し、
最後にそれがケイトによって拒絶される…
というような内容だとかそうじゃないとか(どっちだ)

日本語でもわからないのに、英語で見てわかるわけないけど、
とりあえず初!海外生観劇と生ルーファス、
その場の雰囲気を楽しもう、ということで。

見る前に気になっていたのはあのルーファスのハスキーボイス、
一体劇場でどんな感じなんだろうか…?通るのか?
ということだったのですが、とてもよく通り、よく聞こえるのでビックリ。

3人とも、特にルーファスとクリスティン・スコット・トーマスは
映像に出ているときの感じで自然にしゃべっているのですが
小さい劇場だから、というのもあるのかもしれませんが
一番後ろでもとてもよく聞こえました。

声を通すのと声を張り上げるのは違う、と
RADAの演技法の本かどこかに書いてあった気がしますが
さすがちゃんとした訓練を受けている人はこういうものかと思いました。
(2人はセントラル出身)

スクリプトを読んでいたら
歌を歌うシーンがあって楽しみにしていたのですが
それもとても良かったですよ~。

そしてスクリプトといえば、それを読んだときはひたすら
「わけわからん…」という感じだったのですが、
ルーファスがディーリーをかなりコミカルに演じていて、
会場も何度も笑いに包まれていました。
ディーリールーファス可愛かったです。

ああ、あのシーンはこういう風になるのか!と色々興味深かったです。

二人の女優、クリスティン・スコット・トーマスと
リア・ウィリアムズはアナ役とケイト役を交替で演じているのですが、
その意味はスクリプトを観たり、作品を観ればなんとなくわかると思います。

ちなみに、私が観た回は
アナがクリスティン・スコット・トーマス、
ケイトがリア・ウィリアムズでした。

アナが派手な感じの外見で
クリスティン・スコット・トーマスの方が派手なイメージなので
なんとなくこちらの方があっていそうだな、
と思ったのですがレビュー記事などを読んでいたら、
やはり別バージョンもぜひ見てみたいな!と思ってしまいました。

ちなみに舞台上で本物のタバコを全員が何本も吸うので
(スクリプトにもちゃんと(?)タバコを吸う、と書いてある)
嫌煙家としてはちょっとツライところも…。
前の方の席じゃなくて良かったかもしれません…。

上演は2013年4月6日まで、まだ間に合います!
チケット情報は公式サイトから。