イギリス人俳優マシュー・マクファディン(Matthew Macfadyen)周辺などに関する備忘録。

※「マシュー・マクファディエン」がカタカナ表記としてマシュー本人の発音に近いと思いますが、このブログでは一般的な「マクファディン」表記で統一しています。

『ハウエルズ家のちょっとおかしなお葬式』

『ハウエルズ家のちょっとおかしなお葬式』("Death at a Funeral")は
2007年に公開したハートフル・ブラックコメディ映画(?!)
主演はマシュー・マクファディン。
嫁(キーリー・ホウズ)、ルパート・グレイヴス、ピーター・ディンクレイジ、
アラン・テュディック、ユエン・ブレムナーなどが出演。

映画館勤務でなくなってからのここ数年、映画からかなり遠ざかっていたので、
マシューにハマるまで存在を知りませんでした(汗)
が、愛しのケヴィン様作品の中でもかなり好きな
『イン&アウト』のフランク・オズ監督作品で、主演がマシュー。
これはぜひ見ないとー!とアマゾンさんでポチしました。
(ビンボー人の私が3000円代のDVDを即決で買うのは珍しい)

とりあえずあらすじ?

英国に住むハウエルズ氏が亡くなった。

葬儀を前に長男のダニエル(マシュー・マクファディン)は落ち着かない。
最初に葬儀屋が運んできた棺に入っていたのは見知らぬ他人であったし、
妻(キーリー・ホウズ)と同居の母(ジェーン・アッシャー)の仲は悪く、
妻は引越しのことばかりを考えている。
喪主の自分が弔辞を述べるのは当然だし、その原稿を一生懸命書いたのに
皆、売れっ子作家の弟にやってもらえばいいのに、という。
…実は誰にも秘密にしているが、彼も作家希望。余計なお世話だ。

その弟、ロバート(ルパート・グレイヴス)は
現在の拠点であるNYからファーストクラスで来たくせに、
葬儀代を出すつもりはないらしい。

親戚の気難しいアルフィー叔父さん(ピーター・ヴォーン)を
友人のハワード(アンディ・ナイマン)に迎えに行かせていたが、
なんとか到着したようだ。何故かジャスティン(ユエン・ブレムナー)もいるが。

厳格な医師である伯父ビクター(ピーター・イーガン)を父に持つ
従妹弟マーサ(デイジー・ドノヴァン)とトロイ(クリス・マーシャル)たちも到着、
しかし、マーサの婚約者、サイモン(アラン・テュディック)の様子が何やらおかしい。

皆自分勝手なことを言い騒がしいが、なんとか葬儀を始める。
そこには、見知らぬ男(ピーター・ディンクレイジ)がいて…。

という感じで、とにかくこれでもか!というドタバタ劇が繰り広げられます。
結論から言うと、すごく面白かったですー、買ってよかった。
もちろん、こういうジャンルには好き嫌いがあると思うので、
万人にオススメ!とは言えないですが。

かなり不謹慎だったり、お下品だったりするところもあるのですが、
生真面目なダニエルを演じたマシューをはじめ、役者さんたちの演技によって、
絶妙なバランスで俗悪なものにならず、品格を保っている気がしました。
(これって『イン&アウト』にも言えることかも)

動画漁りをして知ったのですが、2010年に、
アメリカでリメイクが作られたようなのですが…
配役を見ると、コメディアンばかりが集まっているようで、
ハリウッドのコメディアンがこれを演じたら、
ただくどくて下品なものになるんじゃないのかなー、とか思ってしまいました。
(観てみたら結構いいじゃん、とかいうことになるかもしれませんが)

で、俳優的に、ダニエルとロバート中心に観ていた私。
ダニエルとロバートの関係は、
下がり眉毛のオロオロマシューの可愛さと(オイ)
色々と我慢してきたということでダニエルに同情してあげたいところなのですが、
末っ子のワタクシとしては、「でもさ、それって結局兄貴が選んだ道だろ?」
というところもあるかも。(どうせ文才もアレだったわけで…←不幸なダニエル)
まぁ、稼いでるなら(稼いでなくても)、親の葬儀代ぐらいだそうよ、ロバート、
とは思いましたが。
結局最後は結構いい兄弟じゃん、て感じでホッとしましたけど。

実生活でもマシューと夫婦なキーリー・ホウズがダニエルの妻役だったわけですが。
役的には自分のこと(義母から逃れること)ばかり考えている感じでアレだったんですが、
くそー、可愛いな、嫁。この時、お腹の中にはラルフくんがいたようですね。

ラスト辺り、ソファーの肘掛けに足を上げて横になるダニエルのところに嫁が来て、
ダニエルが足を一旦よけて座った嫁の上からまた肘掛けに足をのっける(わかりにくい)
というシーンがあったんですが、すごい萌えましたー。
実生活でもこんなコトしているのかな?と妄想した人は私だけではないはず。

他の役者さんたちもそれぞれすごく存在感有りましたよ。
謎の男ピーター役のピーター・ディンクレイジ、
ホントは真面目なのに、あんなになっちゃってるサイモン役のアラン・テュディック、
この劇中の道化役、ハワード役のアンディ・ナイマンが特に気になりました。

最後のスピーチなど、マシューの美声を存分に堪能できる本作ですが、
実は、ダニエルのオロオロぶり、吹き替えの宮本充さんの声が
よく合うんじゃないかと思ってます、
今度吹き替えでも見てみたいと思っております。

DVDにはオマケとしてNGシーン集が入っていました。
マシュー、笑いすぎ、笑わせすぎですよー!可愛いなぁ。
「お願いだから目を閉じてー!!!」とか言われていたところ、
マシューはどんな目をしていたのか大変気になります(後ろ姿で視聴者には見えない)

MOVIECLIPSさんに作中シーンの動画があったので、
マシュー登場シーンのみ貼りつけておきますねー。
(かなりネタバレですので未見の方は要注意です)

スピーチしようとしてるのにー。


父親の秘密!


ここに隠しちゃえー(コラコラ)


ラストのジーンと来る演説シーン。


英国のVerve Picturesさんのオフィシャルサイトでは
かなりでっかい画像(多分プレス向け)がダウンロードできます。
メールアドレスがあったら画像をこのサイトでも使っていいか聞きたかったのですが、
電話番号しかなかったので諦めました…(英語できないヘナチョコ)。

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マシュー・マクファディン、ユエン・ブレムナー 他

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  • 2014/02/21 (Fri) 15:26
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備多屋モカ

Re: はじめまして

鍵コメさん、はじめまして、コメントをありがとうございます♪

私も「大聖堂」からですので、
変わらないくらい新参マシューファンです!

「ハウエルズ家~」がお気に入りとのこと!
私も大好きすぎる作品なので嬉しいです~!

「ブローン・アパート」は恋愛ストーリーというのとはちょっと違うのですが、
主人公二人(?)パートはあまり好きではないので
(恋愛ものもなんですが、必死になる母親、という感じの話が得意ではないのです…)
作品自体はあれなんですが、マシュー演じるテレンスはかなりいい感じです!
少なくとも外見ではマシューの演じてきた役の中で個人的に一番好きです(笑)
もし機会があるようでしたらマシューのシーンだけでもご覧ください♪
(私もほぼマシューテレンスのシーンしか見てません…)

巻き込まれ、と言えば「リトル・ドリット」こそ「悩めるムーミン」でかわいいですよ!
恋愛ものという側面もありますが、まあ本筋はそこではありませんし…!
有料ですが動画配信サイトで見られるようですので、こちらも機会がありましたら是非♪

マシューはシリアスもコメディもホント好きすぎます!

EPIC...題名がWelcome to Karastanに変わったそうです。
私もとっても楽しみにしています!
日本には多分来ないでしょうが、無事本国で公開されて、DVDが出てくれることを願っています…。
また、こちらの作品の情報も入り次第書きたいと思っております!

更新の遅いブログですが、もしよろしければまたぜひ遊びにいらして下さい♪

  • 2014/02/23 (Sun) 02:26
  • REPLY